こんにちは、メディア事業部のエリーです。
WordPressでブログを始めたら、まずテーマを選びますよね。
テーマには、バンドルされているデフォルトのテーマ以外にも、有志が作成・公開しているデザインテンプレートがたくさんあります。
テーマ選び自体は自分の洋服を選んでいるような感覚で楽しいのですが、本当に無数のテーマが存在するので、どれを選んでいいのか悩む人も多いのではないでしょうか。
今回は、WordPress専用サーバーとして人気の高い「Z.com byGMO」さんにテーマを選ぶポイントについてお聞きしてきました。
テーマを選ぶときの6つのチェックポイント
テーマを選ぶとき、一番てっとり早いのはテーマのデモを見ることです。
ほとんどのテーマでは、ダミーのコンテンツが入ったページが用意されているので、デモページを見ることである程度イメージを湧かせることができます。
そうして見てみて、「このテーマはいいかもな」と候補が出てきたときは、以下の6つの視点で最終チェックをしてみましょう。
1. 本当に安全なテーマ?
導入したテーマに悪意のあるソースが混入されていたり、バックドアが仕込まれているケースもあります。海外の無料WordPressテーマ配布サイトで取得したようなテーマの場合は、十分に気をつけましょう。
不安な人はWordPress公式のディレクトリに登録されているテーマから探すか、開発者の身元がはっきりしていて、連絡が取れる手段のあるテーマから選択した方が安心です。
2. ネット上に導入事例が上がってる?
「テーマ名 WordPress」などで検索して、そのテーマのカスタマイズやトラブルに関するノウハウや事例が、どれだけWeb上に溜まっているのかを見ましょう。
その数が多ければ多いほど、トラブルシューティングの際に助かります。最初のうちは、事例が多くあるテーマを選んでおくことをオススメします。
3. メインのコンテンツにあったレイアウトになってる?
ブログのメインコンテンツに合わせて、コンテンツが一番良く見せられる最適なレイアウトを選びましょう。
テキストがメインのブログなら、画像が目立つマガジンスタイルのテーマより、テキスト部分にスペースを割いたシンプルなテーマの方が読みやすいですよね。
同じように、撮影した写真などがメインコンテンツの場合は、テキスト露出の少ないビジュアルベースなテーマの方が、より写真を際立たせることができる場合が多いです。
4. そのカラム数は適当?
「カラム」は、サイト構成における列の数を指します。
たとえば上のレイアウトのように、左にメニューがあって、右に記事本文を配置するような構成は、カラムが2つなので2カラムレイアウトになります。ブログ型メディアでよく見られるカラム数で、記事をメインに見せながら他の記事リンクも見せることができます。
豊富なコンテンツを作成し、ポータル的ブログにしたいのであれば3カラムレイアウト。メインコンテンツだけじっくり読んでほしいのであれば、シングルカラムレイアウトを選択することをオススメします。
5. その要素は本当に必要?
アート作品のようにデザイン的に珍しいテーマを選択する際は、少し注意が必要です。あまりに変わった構成だと、あなたのブログを訪れたユーザーが、サイトの使い方が分からず混乱してしまう可能性があるからです。
また、デザイン的にオシャレだからといって、必要もないのに背景に動画を流したりインタラクティブな動きを入れたりすると、メインコンテンツが見えづらくなったり、サイトコンセプトがブレてしまったりすることがあります。
その要素がブログの中で本当に必要なのかどうかを、改めて考えてみるといいかもしれませんね。
6. そのテーマで効果が出てる?
判断に迷っているのであれば、少しの間テーマを試してみるのも1つの手です。
今とは違うデザインのテーマに変更し、1ヶ月程度アクセスを追ってみましょう。検索エンジンからの流入数や、離脱率、平均PVなどを指標にすれば、テーマを変更する際の判断材料に使うこともできます。
ただ、当然ですがテーマを変えるとレイアウトも変わるので、その分を修正する工数も予め頭に入れておきましょう。
WordPressオススメテーマ7選
安全なテーマという話がでてきましたが、技術がないと安全なテーマかどうか見極めることは困難です。そこで、WordPressに公認された中で初心者にも人気なテーマをまとめました。テーマを探している人は参考にしてみてください。
日本語対応で、美しいタイポグラフィの「Graphy」
https://wordpress.org/themes/graphy
シンプルで美しいタイポグラフィにこだわって作成された和製テーマ。
可読性が高く、じっくりコラム系の記事を更新する人にぜひともオススメしたいテーマです。
また、レスポンシブデザインなのでモバイルからの閲覧でも美しさが損なわれることがありません。
かんたんにプロっぽいサイトが出来る「ULTIMATE」
https://wordpress.org/themes/ultimate
フラットで美しいデザインのULTIMATE。
デモを見るとわかりますが、非常にプロっぽいサイトがダッシュボードからの設定で作成することができます。また、通常のブログのように使用したいのであれば、TOP画像を設定しないことで、シンプルで可読性の高いブログデザインになります。
アップデートが多く、レスポンシブ対応な「Hueman」
https://wordpress.org/themes/hueman
デスクトップで見ると3カラムのHuemanですが、デバイスサイズによって形が変わったりメニュー開閉ボタンが現れたり、といったレスポンシブデザインになります。
無料テーマの中でもTOPクラスの人気を誇り、アクセス数の多いメディアでもこのテーマをそのままの状態で使っていることもあります。
アップデート頻度が多いのも魅力の1つです。
WordPress公式で安心して使える「Twenty Fifteen」
https://wordpress.org/themes/twentyfifteen
WordPressにバンドルされている「Twenty」シリーズの最新版。
デフォルトのテーマなのですが、侮ってはいけません。公式というだけあって、セキュリティ性に優れ、機能も豊富です。デザインは極めてシンプルで使いやすいです。
また、「Twenty」シリーズは必然的に導入者も多くなりますので、カスタマイズノウハウを得る難易度が低い事も特徴です。
多機能、そしてカスタマイズのしやすい「Travelify」
https://wordpress.org/themes/travelify
マガジンブログスタイルのオシャレなテーマです。
このテーマの魅力は多機能性で、ダッシュボードから多くの項目をカスタマイズできる所にあります。背景やロゴ画像はもちろんのこと、SNSシェアボタンやフッター部分のウィジェット編集など、直接ソースをいじる必要がないほど、十分なカスタマイズがダッシュボードからできます。
写真栄えする「ProfitMag」
https://wordpress.org/themes/profitmag
ProfitMagは画像が中心のマガジンスタイルテーマです。
デフォルトで画像のスライダー機能や、マウスオーバーでサムネイルがズームインする機能などが付いていて、撮影した写真を掲載するのが楽しくなるようなテーマになります。
(非公式のおまけ)ものすごくシンプルで使いやすい「Simplicity」
※2/2 11:30 追記・修正 『Simplicity』は現在公式ディレクトリに掲載されているテーマではないため、追記・修正させていただきました
Simplicityはその名の通り極めてシンプルなテーマです。
シンプルと言いつつも、基本的な機能やSEOの最適化が行われ、よく作りこまれています。シンプルであるが故に、カスタマイズ性も高く、ソースをいじって自分好みのテーマを作成したい人には打って付けのテーマになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
テーマの種類は本当に多いのでいろいろと試してみたくなりそうですが、WordPressのテーマを途中で変更すると、予期しないレイアウトズレが起こったり、再設定が必要になったりすることもあります。
今までの苦労を水の泡にさせないためにも、バックアップ機能やリストア機能が付いているサーバーだと安心ですよね。
そんなサーバーあるんでしょうか。あるんです。
WordPressに最適化された超高速サーバー「Z.com for WordPress」
「Z.com for WordPress」は、WordPressに最適化された超高速サーバーです。
バックアップはもちろん、リストア機能も付いているので、何かあってもすぐに元通りに戻すことができます。一日一回、自動でWordPressサイトをまるごとバックアップをしてくれるので、トラブルがあった場合にはワンクリックで簡単に復元も可能! もちろん、手動で任意のタイミングでバックアップも可能なので、安心してサイトチューニングができます。
自分のブログに合ったテーマを選んで、どんどんブラッシュアップしていきましょう!それでは、また。
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