こんにちは。日々ディレクター業に励んでいるあかねです。
最近は真面目に案件の規模や企画を軸にディレクターのタスクについて書きました。
今回はディレクションする際に役立つだろうスキルをご紹介。
ディレクターは質問の達人である
ディレクションをしていていつも思うことがあります。
「ディレクターはお客さんが何をしたいかわからないと何もできない」
結局はディレクターは、「何かをしたい!」というお客さんがいても
「それを作る事が出来る仲間」がいなければ何もできないのです。
なので、ディレクターは何かしたいお客さんの「何がしたい」を聞き出すことが大事。
そして、それを仲間に伝え「どういった表現をすればいいのか」を仲間から聞き出さなければいけません。
両方共聞き出すことが重要。
つまり、ディレクターは「質問の達人」であることが必要です。
コーチングとは?
ちなみにコーチングとはなんぞやを説明します。
コミュニケーションを通じて相手の前進をサポートする技術のこと。
実現したいものを明確にしたり、実現するためのやり方を明確にする。
考え方として、答えは相手の中にあるとよく言われるように相手から引き出すことを大事にしている。
コーチングの定義に関してはいろんな人がいろんなことを言っているのですが、私はこんな感じだと思っています。
スポーツなどのコーチとは違い、教えるのではなく、引き出す感じだなと。
答えはいつも相手の中にある
つまりディレクターがする「引き出す、聞き出す」ことは
コーチングの「相手から引き出す」ことと同じ。
- お客さんがどんなことをしたいのか
- どんな人に見てほしいサイトなのか
- デザインの意図は
- なぜここにボタンがあるのか
など、ディレクターはお客さん、デザイナーの思いを汲み取り相互に伝える。
「質問の達人」になって「思いの架け渡し」をする。
ディレクターの仕事はそんな仕事だなと思っています。
たとえばどんなふうに引き出すの?
お客さんにデザインのテイストを聞いているけど、全然具体的に出てこない。抽象的過ぎてデザイナーに指示もできない。
そんなときは、お客さんは自分の思いを表現するための方法を知らない場合があります。
その時はどんな表現方法があるのか、選択肢を渡します。
- このサイトのこんな感じはどうですか?
- この本のこの部分とかどうでしょうか?
いくつも参考を出して、どんどん聞いていきます。
すると、お客さんから
- 「ちょっと違うな」
- 「もう少しこういう感じ」
- 「近いんだけど、もっとこうしたい」
と出てきます。
抽象的だったものがだんだん具体的になってきますね。
これを繰り返すことでお客さんのつくりたいイメージを掴み、デザイナーさんに伝えます。
まとめ
コーチングはコミュニケーションスキルの一つだなと思うので、ディレクターだけでなく、デザイナーやエンジニアの方も学んでみるといいかもしれません。
今回は真面目な記事なので、謎解きはなしですw
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