こんにちは。ディレクターのあかねです。
前回のブログで、新人ディレクター必見!大規模案件をディレクションするときの先回りして準備しておくこと3つで大規模案件の際のディレクションについて紹介しました。勉強になったでしょ?笑
今回はLIG特有かもしれませんが、面白ネタ系のサイトを作るときにディレクターがやるべきことを教えます!
※これだって本当は教えたくないんだよ。。。
1. 前提条件の整理
「面白くて、バズるサイト作ってよ」
だいたいこれから案件が始まります。さて、バズるとはなんでしょう。
「バズる」は「バズ」に「~する」をくっつけた造語で、2つの使われ方がある。
a. Twitterで流行している話題、単語などを指す場合。
b. 口コミを利用したマーケティング手法を「バズ・マーケティング」と呼び、SNSを利用したソーシャルメディアマーケティングを表現する場合。カタカナで「バズる」、またはひらがなで「ばずる」と表記する。
ということなので、クライアントの要望を訳すと、
「面白くて流行るサイト作ってよ」
ということ。
ただし、ここでただ流行るサイトを作ればいいわけではない。大抵の場合、クライアントの言葉の裏側には
- この商品を知ってほしい
- サイトへの流入を増やしたい
- 採用に繋げたい
などの願望があります。まずはその前提条件=ゴールを整理する。ゴールを整理してあげることでネタが作りやすくなります。
2. ネタの保証
ネタの保証。。。それはネタが面白いかどうかという保証です。「面白い」という人の感性に依存する基準なのでこれが大変。社内では大ウケでも、クライアントが微妙となっては制作が進まなくなってしまいます。
なのでディレクターは、
- 自分の主観でこのネタは面白いか
- 他の誰かから見た場合、このネタは面白いか
という2つの基準でネタを読みます。
ネタを読む際のその他の観点としては
- クライアント側の否になることがないかどうか
- 誰かが嫌な思いをしないかどうか
- 表現的にわかりにくいものはないか
この辺を頭で考えながら読みましょう。
3. 撮影系のディレクション
LIGの面白ネタ系の最大の特徴は写真!ストーリーにあった、むしろ、写真にあったストーリーが大事。
撮影系でディレクターとしてやることは、
- 被写体(モデルさん)のスケジュール調整
- 撮影カット数の把握、当日の撮影スケジュール
- 撮影に同行したときのディレクション
です。
LIGの場合はカメラマンもモデルも社内の人で行う場合が多いのでそこまでスケジュール調整が難航することはないですが、外部のモデルさんにお願いする場合や撮影人数が多い場合はスケジュール調整も一苦労。外で撮影の場合は、時間帯や天候も気にしなければいけません。
そして、撮影カット数の把握、当日の撮影スケジュールの作成。撮影部隊がメディア事業部なのでたいていは作ってもらってます。(ありがたや!)これが結構大事!撮影の前にクライアントに見せ、
- どんな写真を何枚撮るか
- タイムスケジュールとしてどのくらいの時間を想定しているか
を確認してもらいます。スケジュールには撮影前の準備や着替え、撮影後には片付け〜撤収までを含みましょう。
また、撮影に同行した際は、
- クライアント、モデルさんへの挨拶、スタッフの紹介
- 簡単な流れの説明
- スケジュールどおりに撮影が進んでいるかどうか
- 撮影漏れがないかどうか
- 撮影時の盛り上げ(モデルさんを褒める、音楽をかけるとか)
といったことをします。
いい写真が撮れるような環境を作れるよう最善を尽くしましょう。
4. 紳さんのモチベーション管理(ネタを書く人のモチベーション管理)
面白ネタ系の最大の難問はここ!!!!ネタを書いてくれる人、LIGの場合はメディア事業部・紳さんがやる気をなくしたら面白いものができなくなってしまいます。こりゃ大変。ということで、紳さんがネタを書く際になるべく自由な発想でできるようディレクター側でクライアントと調整をします。調整する内容は以下のようなこと。
- クライアント側でNGな表現、見せ方がないか
- ネタを提出後、NGが出た際のフォローができるよう他の案を(しょぼくてもいいから)考えておく
あとは面白いものは褒める、あんまり面白くないときは「もっと面白いネタ考えられるよ」と持ち上げる。
それでも落ち込むときはあるので、ご飯一緒に食べたり、雑談したり、仕事以外のときも少し話すことでモチベーションが維持できるよう頑張ります。
まとめ
今までLIGでやった面白ネタ系のサイトは、下記のようなものがあります。
とある広告代理店の女の悲劇 supported by .FOX
伝説のHIP-HOPユニットDIGI-ROW feat. DJ KENSAKU
どちらも企画・撮影から制作までを自社で行いました。写真のクオリティ、ネタのおもしろさはどの制作会社にも負けないと思っております。ぜひ、バズるサイトを作りたいって時はご相談下さい。
LIG特有の案件かもしれませんが、もし自社で面白いことしたいなってときの参考にしていただければと思います。
LIGはWebサイト制作を支援しています。ご興味のある方は事業ぺージをぜひご覧ください。