3. 数字を捉える力
「営業職」と切っても切れない関係にあるのが、「お金」つまり「数字」です。
営業の肩書きを持つほとんど全ての人間に設定されているのが「売上目標」ですが、Web業界は他の業界と比べ、その目標設定が難しいように思います。
パッケージ化されたサービスやツールを売っている場合はともかく、案件ごとに売上金額が異なる場合は「利益率」も気にしなくてはなりません。
見積り書の作成も担当業務に入っている営業職の場合は、この部分は絶対に頭に入れておく必要があります。
そこで、数字の考え方や捉え方について参考になるサイトを3つ紹介します。
今村だけがよくわかるブログ
タイトルに「今村だけが」とありますが、そんなことはありません。営業職の読者にとってもわかりやすく、参考になるブログです。
こちらの記事「【WEB制作などの依頼で「概要」しかわからないのに「とりあえず見積が欲しい」と言われたとき、私はこんなことに気をつけています】」では、成果物が都度異なるWeb業界では特に多くなる「概算見積り」について詳しく教えてくれます。
会社全体にとっても、制作を担当するクリエイティブチームにとっても、営業職がろくな説明もせず適当な金額を提示してしまう行為は大変問題です。
「概算見積りを要求されたときにはどうすればいいか?」「見積りの根拠とは?」など、営業職なら知っておかなければならない数字の基礎が、よく理解できます。
Web担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/
Web制作関連では定番中の定番ですが、数字に関して役立つ情報も盛りだくさんです。
見積りに関しては、特にこちらの記事「見積もりが高いといわれたら。Noという交渉術」が、考え方・向き合い方という点で役立ちます。
少々強気な印象の記事ですが、「こういう捉え方もある」と知っておいて損はありません。
モノづくりブログ(株式会社エイトビット)
営業という職種だと、提示したお見積りに対して値段交渉を迫られることも往々にしてあります。
クライアントもさまざまな事情がありますので仕方のないことですが、「仕事を取りたい」一心で安易に対応してしまっては後が怖いので、その金額の「根拠」を営業職もきちんと把握しておくことが大切です。
こちらの記事「Web制作費のお値引き交渉で注意したいことと考え方。」では、金額の根拠を把握しておくことの重要性や、交渉にまつわる注意点やポイントなどを説明してくれています。
私自身「こういうとき、みんなどうしているの?」と思うことが何度かありましたが、この記事を読んでハッとしました。
営業は売ることが大事ですが、「取れそうだから」と無茶してばかりでは、肝心の採算が合わなくなることだって有り得るのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Web業界での営業職というポジションは難しいところもありますが、これら3つの能力を身につけ日々磨いていくことで、営業活動をより円滑にしていくことができると思います。
また、Web業界での他のポジションについて理解を深めることになるので、将来的な視野が広がることにつながるかもしれません。
では最後に、本日のまとめ的な名言を紹介します。
インプットがないのに、アウトプットは出来ません。
── 手塚 治虫(漫画家、アニメーター、アニメーション監督、医学博士/1928~1989)
実は今回の記事のために調べた言葉ですが、いい言葉ですね。
それでは、また。