2021.01.19
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Facebookですぐに炎上する中水です。
前回の「【新人ディレクター向け vol.1】Web制作における契約書の種類とその範囲」では、契約書について小話をしてみました。
ちょっとおさらいしますが、制作の流れは下記のとおりです。
前回は契約・発注・納品のときに重要になる、契約書の種類とその効力について解説をしました。
今回は前回触れることができなかった、発注について細かく解説してみようかと思います。
なぜ発注だけ細かくするかというと、発注時の認識合わせがのちのち重要になるからです。
通常だと発注書をもらってから作業しますよね。でも納期や難易度の都合上、1日でも早く着手しなければならないときも現実にはあります。
しかし契約が成立していないと、クライアントも発注書を送ることができません。
ここでもう一つ問題となるのが契約書の取り交わしにかかる時間です。
契約書の内容によりますが、往々にして法務チェックや確認事項、交渉が発生します。これにはそこそこの時間を要します。
最悪なのは契約書や発注書が締結できていない状況で作業を進め、ある程度進んだ段階で案件が消失。つまりは「失注」してしまうケースです。
契約が済んでいれば作業分の費用を交渉できると思いますが、何もない状態だと交渉すら難しいです。こうなってしまっては、お互い不幸になってしまいます。