はじめまして! 11月末からLIGにジョインした、メディア事業部のたかしです。
趣味は自己啓発とファッションコーディネート。おしゃれになる方法を呟いていた時期もありました。(今もときどき)
前職は、広告代理店でWeb広告の営業をしていました。担当が2人しかいなくて、すさまじい量のタスクに毎日毎日押しつぶされそうになっていた時期が……
そんなことはどうでもいいですね。
さて、私もそうでしたが、Webマーケティング担当者の方はいつも、
「いい広告を出す方法は何だ」
「コスパの良い広告枠はないのか」
など、自社の売上げを効果的に上げる施策を日々模索されていると思います。
そこで今回は、Webマーケティングに関わられている方々に、バナー広告の効果を上げるABテストの方法について、LIGブログの事例を用いて紹介していきます!
※最後に、LIGブログの広告枠のご紹介をさせていただきます
ABテストとは
- ABテスト
- A/Bテストとは、異なる2パターンのWebページを用意し、実際にユーザーに利用させて効果を比較するテストのこと。Webページのデザインやレイアウト、サイト内導線の最適化をはかるために用いる。split testing、ABスプリットテスト、スプリットランテストということもある。
※ASCII.jpデジタル用語辞典引用
つまり、AとBの2パターンを用意し、どちらが優れているかをチェックするテストのこと。これを繰り返すことで効果的な打ち出し方ができる訳です。Webページ、バナー、ボタンのテストでも使われます。
ABテストを実施する際のポイント
AとBのクリエイティブの差(違い)を明確にすること
AとBのテイストが全く違ってしまうと、テスト結果が出ても、どの要素が影響しているのかを見極めることが難しくなります。
例えば、「テキストを変えてみる」「インパクトのある画に変えてみる」など、一部分を変えてテストをするのが良いでしょう。
ABテストは長期的に、細かな改善を常に繰り返す施策
ABテストは1回やって終わり、という施策ではありません。
何度も細かい改善を繰り返し、質を上げ続けていきます。長期的な視野で捉えて実行できれば、効果的な施策です。時代の流れは早く、ユーザの反応の変化も早いですが、継続的にABテストをすることで、素早くユーザの動向に対応できるようになるかもしれません。
それでは実際に事例を見てみましょう。
事例の中には、何度も改善を試みて効果を上げたものもあります。
※なお、大きくデザインが変わっているのものは、何度もABテストを繰り返してできたクリエイティブです
LIGブログ バナー枠でのABテスト実施事例
株式会社ギャプライズ様
こちらのバナーは、株式会社ギャプライズ様の競合分析ツール「SimilarWebPRO」のバナーです。文字通り、競合他社を丸裸にできるツールとなっております。
考察
今回のABテストは、テキスト変更により効果がUPした事例です。
Aはテキストが長く、抽象的です。一方、Bはテキストを短くし、商品のイメージしやすい表現にしています。
例えば、「気になるサイト」→「競合サイト」、「わかる!!」→「丸裸に!!」に変更したことで、パッとユーザの目に止まり、少ない情報でも十分に興味を持たせることができました。
株式会社ウィルゲート様
こちらのバナーは、株式会社ウィルゲート様の「コンテンツSEO」を利用した、Web集客施策の資料プレゼントページへのバナーです。
考察
今回のABテストは、テキスト変更+インパクトによる効果UPの事例です。
Aに比べBのバナーは、文字数を少なく、大きくしたことでインパクトが出た、与える情報を絞ったことでユーザがクリックしやすかった、という要因があると思います。画のインパクトももちろん影響していますね。
LIGのバナーはLIG社員が出ているのものが多いので、1つのコンテンツとしてユーザがクリックしてくださいます。
株式会社アトラエ様
こちらのバナーは、株式会社アトラエ様の求人・転職サービス「Green」のバナーです。IT/Web系の企業が最も利用する転職サイトですね。
考察
これは最初に2代目広報ひろゆきバージョン(A)を掲載してから、3代目広報のヨシキバージョン(B)を公開したパターンになります。
構図は全く同じなのにクリック率が下がった要因として、以前からメディアに露出しつづけたひろゆきの方が知名度が高かったことが考えられます。
※その後、掲載を続けたことで、Bのバナーもクリック率は安定しました
知名度の高さや、サービスとバナーに出る人物の親和性の高さもバナー広告には影響しています。
株式会社ATGS
こちらのバナーは、株式会社ATGS様の「自社求人」のバナーです。
考察
途中でリンク先が変更になったので、バナーの雰囲気を一新するために2種類のバナーを作成しました。
Aは、2代目3代目の広報担当をバナーに出すものの、Bと比べるとクリック率が下がるという結果に。
Bは、誘っているような雰囲気に変えたことで、女性らしさが増して男性ユーザの心を掴んだのが、クリック率がものすごく上がった要因だと思います。
LIGブログの広告枠について
事例の際に、いくつか弊社の広告枠が出ておりましたが、広告枠の簡単な特徴や数字をまとめてみました。
A枠/クリック単価に注目
左カラムに小さく(125px×125px)表示されるバナー。PCのみに表示。
インプレッションが多い上に試しやすい価格帯なので、多くの企業さまにご掲載いただいています。
クリック単価に注目するなら、このA枠がオススメです。
デメリットとしては他のバナー枠に比べ、載せられる情報量が少ないので、リンク先との親和性を取るのが難しいという点も。
想定効果
表示効果 | 1,000,000程度 |
---|---|
クリック率 | 0.08〜0.15% |
平均クリック単価 | 90円 |
費用 | 10万円/月(初月は7万5000円) |
B枠/抜群のバランス
左カラムのトップに表示される(300px×250px)のレクタングルバナー。PCとスマホに表示されます。
目によく入るこのB枠。インプレッションが多くてクリック率が高い上に、載せられる情報量が多いので、リンク先との親和性を取ることや、多くの情報を伝えることも可能です。いわばオールマイティなバナーです。
表示効果 | 1,100,000程度 |
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クリック率 | 0.1〜0.2% |
平均クリック単価 | 120円 |
費用 | 18万円/月(初月は13万5000円) |
C枠/インパクトで認知効果を
記事の上下に表示される(655px×250px)のインパクト抜群のバナー。PCとスマホに表示されます。
アイキャッチのすぐ下にあるので、注目度が高く、インパクトのあるバナーです。インプレッションは、トップページに表示されない分、他に比べると少ないですが、インパクトがありますので、認知効果を狙うならオススメです。記事がバズった時に最も目に触れるのはこのバナーになります。
表示効果 | 800,000程度 |
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クリック率 | 0.15〜0.25% |
平均クリック単価 | 130円 |
費用 | 20万円/月(初月は15万円) |
まとめ
今回は、ABテストについてLIGブログ広告の結果を用いて、ご紹介させていただきました。ABテストは、長期的に細かな改善を行いながら、効果的な訴求をしていくものであり、実施をするほど良かったポイント・悪かったポイントが分かる、効果的な施策の1つです。
ABテストは、バナーだけでなくサイト全体の成果を上げるためにも効果があるので、ぜひ活用してみてください。
そして、LIGのバナー広告に興味が湧いた方は、ぜひこちらから気軽にお問い合わせください。
スペシャルスポンサー
株式会社ギャプライズ様
株式会社ウィルゲート様
株式会社アトラエ様
株式会社ATGS様
【そのバナー広告、まだまだ効果出せますよ】
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