こんにちは。最近2045年問題が気になっているひろゆきです。
2045年になると人類の科学力が特異点に達し、この世の概念が変わるのです。
さて、今回はバナーのクリック率を上げるためにLIGが行っているABテストについて紹介したいと思います。
ABテストとは
A/Bテストとは、異なる2パターンのWebページを用意し、実際にユーザーに利用させて効果を比較するテストのこと。Webページのデザインやレイアウト、サイト内導線の最適化をはかるために用いる。split testing、ABスプリットテスト、スプリットランテストということもある。
※ASCII.jpデジタル用語辞典引用
AとBの2パターンを用意してどちらが優れているかをテストのことですね。WEBページや、バナー、ボタンのテストでもよく使われます。
ABテストをやる前に確認すべきこと
ABテストは色々なことに応用できるのですが、それ故何からやっていいのかよくわかりません。まずは以下の3点を確認してみて下さい。
テストする目的を決める
まずは何の為にABテストをするのか考えましょう。ユーザーの滞在時間を伸ばすとか、申し込みのボタンを押させるなど、ユーザーにやってほしい事を決定します。LIGではユーザーさんにたくさんバナーをクリックしてほしいので、バナービジュアルのABテストを行っています。
現状を把握する
事前にテスト対象の数値データを確認しておきましょう。ABテストはある程度母数がないと正確な結果が出ないのでPVの事前調査は必須です。
また、サイトを見ているユーザがどのような属性なのかも確認してみてください。試験対象となるユーザー属性を把握することで施策を打つヒントが見えてきます。
想定する
ABテストは結果を明確に示してくれますが、何故そうなったのか?を教えてくれません。予め結果を予想することで次に活かせるテストを実施しましょう。
最近LIGのバナーで行ったABテスト
LIGで行った以下3点のABテストをご紹介します。
- バナー広告枠の宣伝バナー
- 採用募集のバナー
- ワインの宣伝バナー
集中線で検証
こちらはバナー広告を出稿するなら今でしょ!というバナーの宣伝バナーです。集中線はマンガの視覚効果でよく見られる手法ですが、クリック率を上げる施策としても効果があるのか検証してみました。
結果を見てみると集中線ありの方が0.01%だけ集中線なしを上回りましたが、ほとんど変化がありませんでした。グレーの集中線はそこまで強い印象を与えられなかったようです。
テキスト変更で検証
次はLIGの採用募集バナーでテキストの変更を検証してみます。Aを掲載している時点では多職種の募集を行っていたのでざっくりと「一緒に働きたい方」という文言にしていました。そして次々と採用が決まり残るはライターのみになったため直球でライターさん募集というバナーの文言に変更しました。
結果的にはBの「ライターさん募集」の方が0.11%クリック率が高い結果となりました。おそらく「一緒に働きたい方」よりも「ライターさん」の方が、より当事者意識を強く持たせられたのだと思います。一緒に働きたい方ではなく、「デザイナー ディレクター エンジニア 募集中!」とすればまた結果は変わっていたかもしれません。
親和性、インパクトを検証
最後にご紹介するのが家ワインさんのバナー比較です。Aは弊社社員の竹内(紳さん)を使用、Bにはワインを連想させる樽とぶどうを背景にしました。結果はご覧の通り、約1.0%の大きな差がつきました。
画像の大部分を変えたので検証が難しいですが、一つは竹内(紳さん)というキャラクターと掲載サイトとの親和性。もう一つは酒樽とワイングラスという無機質なものよりも実際に人が飲むような画像の方が目を引きやすいのではないかと推定しています。
ちなみにこの家ワインさんの検証には試験的にデータアーティストさんのLPOツールを使わせていただきました。ABテストだけでなく、ユーザーがバナーのどこに着目していたかという、より詳細なレポートを記事で上げていただきました。興味のある方は是非こちらを御覧ください。
まとめ
今回は普段LIGで行っているABテストの一部をご紹介させていただきました。ABテストの良い所はほとんどの調査において何らかの優劣がつくというところです。逆になぜそうなったのかの検証が難しい部分はあるのですが、事前の想定と試験の母数を増やすことである程度傾向をつかめそうです。
そしてもしLIGのバナー広告に興味が湧いてしまった方はこちらからお気軽にお問い合わせ下さい。
スペシャルスポンサー
最後はいつも通りLIGスペシャルスポンサー様のバナーで締めさせて頂きます。いつもありがとうございます!