こんにちは、紳さんです。
突然ですが、皆さんはマジック:ザ・ギャザリングというカードゲームを知っていますか? もし、知らないのなら今日は名前だけでも覚えて欲しいと思います。
ちなみに僕はマジック:ザ・ギャザリングの熱狂的なファンなのです。
マジック:ザ・ギャザリングとは?
一般的な略称は「マジック」、「MTG」。
1993年に世界初のトレーディングカードゲーム(TCG)として誕生し、2013年現在、世界中で最も多くの人間にプレイされているカードゲームである。
その独特な世界観と作りこまれたゲーム性に魅了されたファンは数知れず、マジックに影響を受けたカードゲームは非常に多いと予想される。
LIGにマジックの宣伝依頼が来た事は、僕にとって最大限にテンションが上がる出来事です。しかし、マジックの魅力を写真と文章だけで伝える事は難しく、頭を悩ませました。
マジックの世界は奥が深すぎるのです。
それでも、自分なりに愛を込めて書いていきたいと思います。
当記事を読んで1人でも多くの方がマジックに興味を持って頂ければ幸いです。
僕とマジックの思い出
マジックを紹介する前に、少しだけ思い出を語らせて下さい。
僕とマジックが出会ったのは中学2年生の冬休み。先輩の家に遊びに行った際、テーブルの上に色んなイラストが書かれたカードが並べられ、2人の先輩が何やら「アタック!」とか「ターンエンド!」とか叫びながら、カードを横にしたり縦にしていました。
『なんだ? なにをやっているんだ?』
僕はテーブルの上のカードに目を向けた時に衝撃を受けたんです。
先輩達が触っていたカードは文字が英語で、謎のイラストが描かれていました。
よく見ると英語だけじゃなくて、日本語、フランス語、中国語のカードもありました。
『なんで外国語? このカードゲームは一体、何?』
外国語で書かれた謎のカードを操る先輩の姿はとても格好良く見えたもので、先輩からルールを教わった僕がマジックの世界にハマるのに時間は掛かりませんでした。
正直、このカードゲームは面白すぎました。
僕はテレビゲームも麻雀も将棋も大好きですが、マジックを超える程の面白い遊びとは未だに出逢った事がありません。31歳を過ぎた今でも、断トツに面白いと思ってます。
今でこそ日本語のカードが主流ですが、当時は外国語のカードの方が多く、プレイするのは本当に大変。そんな環境でも皆が熱中できる程、ただひたすらに面白いゲームでした。
勉強嫌いな僕も、カードに書かれた外国語テキストだけは完璧に暗記してたぐらいです。
そして、マジックのおかげで友達が出来ました。高校に進学した際はマジックをプレイするクラスメイトと親友になれましたし、カードショップで出会った人と連絡先を交換したり、マジックの大会で激闘を繰り広げた対戦相手と固い友情を結んだり。
友達と酒を酌み交わしながらマジック話に花を咲かせたり、新たな戦術について語り合ったり、本当に今でも良い思い出がたくさんあります。
社会人になってからも、ひたすら友達と対戦する日々が続いたんですが…
2005年12月25日に思わぬ悲劇が訪れます
住んでいた木造アパートが全焼。所有していたマジックのカードは全て燃えました。
文字通り、何もかもを失った23歳の冬…
しかし、落ち込んでいる僕を励ましてくれたのはマジック友達でした。
お金の無い僕にカードを恵んでくれたり、マジックプレイヤーを集めてカレーを作り、3日間ひたすらマジックをプレイする「マジック&カレー合宿」を開催してくれたり…
マジックで何度も対戦した友達との絆は永遠です。
火事を経験し、改めて「マジックってすごいカードゲームだな」と感じました。
…そんなマジック&火事の思い出です。話が長くなって申し訳ありません。
それでは、マジック:ザ・ギャザリング、及びトレーディングカードゲーム(TCG)について説明していきたいと思います!
そもそも、TCGってなんだろう?
TCGを簡単に説明すると、各プレイヤーが持ち寄せた何種類ものカード・コレクションの中から、カードを自由に組み合わせてデッキを作り、決められたルールの中で対戦をして勝敗を決めるゲームです。
日本ではTCGは大人気で、「ポケモンカード」、「遊戯王」、「デュエル・マスターズ」、「ヴァンガード」といった様々な人気タイトルが発売されています。
TCGの主な魅力とは…
- 美麗で魅力的なカードイラスト
- カード1枚1枚が個性的で、飽きない
- カードの組み合わせによる強いコンボ、戦略を発見した時の喜び
- レアカードがたくさんあるので、収集心(コレクター心)をくすぐる
- トレード(カード同士の交換)の交渉が楽しい
- 勝負に勝った時の高揚感、優越感
- 共通の趣味を持った友達と出会える!
魅力は挙げればキリがありません。TCGにハマる理由は、人によって様々です。
僕が考えるTCGの一番の魅力とは、コミュニケーションの楽しさです。カードゲームを通して芽生える友情、人と人とのつながり… それこそが最大の魅力だと思います。
マジックってどんなTCGなの?
それでは、世界中でプレイされているTCG、マジックとはどんなゲームなのか?
できるだけ簡単に紹介していきたいと思います!
マジックをプレイする人達
LIGのインターン生で「うらら」という女の子が居ます。うどんが大好物で、ベースを弾くのが趣味という普通の20歳の女の子ですが、彼女もマジックをプレイします。
彼女はマジックの本場、アメリカに留学した際にカードを購入し、ルールを覚えました。周りの友達の多くがマジックをプレイしていたので、その影響が大きかったようです。
マジックを始めるきっかけは人それぞれですが、性別、年齢、国籍、関係なくプレイできるゲームです。僕も外国人の方と何度も対戦した事がありますが、特に言葉の壁はありませんでした。
ちなみに、有名人の中にもマジック好きな方がいるんですよ!
マジックが好きな有名人の例
個人的に業界が近しい佐々木さんとは是非、対戦してみたいですね。
マジックは老若男女問わず、誰でも楽しくプレイできるゲームですが、特にオススメしたいのは、トランプや麻雀、将棋、囲碁などの知的ゲームが好きな方。この手のゲームが好きな方はルールを覚えればかなりの確率でハマルと思います。
マジックを極める人達
マジックを好きになりすぎた結果、競技プロになる人も居ます。
マジックには賞金を懸けた大規模な大会が世界各地で行われているという「競技としての一面」があり、毎年行われる世界選手権では年間を通じて最も活躍した16人の名手たちが、世界チャンピオンの名誉をかけて戦います。上の写真は今年の優勝者であるイスラエル人のShahar Shenharさんです。
ちなみに、我らが日本からは2005年、2006年、2011年、2012年にそれぞれ優勝者を輩出しています!何気にマジック強豪国なんですよね、日本。
真剣勝負の世界になりますが、ひたすらマジックを練習して極めた人にはプロとして活躍できる舞台も用意されています。そういう存在を生み出せるほど、競技性が
マジックのゲーム性について
数あるTCGの中でもマジックほど、色んな能力と種類があるゲームは無いかも知れません。それだけに新規プレーヤーにとっては大きな壁となる複雑なルールがあります。
その奥深いゲーム性こそが、20年間も世界中の人に愛され続けたカードゲームたる由縁かも知れません。
カードの種類をシンプルに大別すると…
- 何か行動する為のリソースを供給する為のカード
- 対戦相手を攻撃する為のカード
- あらゆる攻撃をサポートする為のカード
- 対戦相手の行動を妨害する為のカード
- 場の状況を変化させる為のカード
こんな感じになります。色んな役割のカードを自由に選んでデッキを組み、対戦するというゲーム性です。攻撃する為のカードをたくさん入れてデッキを組むのがシンプルでわかりやすいのですが、それだけでは思うように勝てないのがマジックというゲームの面白いところです。
ゲーム性をイメージする為に、公式ページのわかりやすく遊び方を説明しているページを見て頂くのが良いと思います。
ちなみに、マジックの試合はスムーズにいけば1試合10分、長引いても30分もあれば決着がつくので、空いた時間にサクッと楽しめますよ!
マジックを新しく始めるにはどうすれば良いの?
マジックを始める上で必要な物は対戦相手とデッキだけです。(メモ帳とかサイコロとか、用意するとよりスムーズな物はあります。)
それら必要な物は、カードショップに行けば全て手に入ります。
最初はこちらの2,625円(税込)で買えるイベントデッキなどを購入すると良いかも知れません。こちらは既にデッキが組まれた状態で売られているので、すぐに遊んでマジックの世界に入る事ができます。
慣れてきたらデッキビルダーセット2,258円(税込)を買うと面白いです。
マジックをプレイするのに必須となる基本土地カードや、デッキを強化する為のカードが手に入ります。最初から自分でデッキを作るのも良いですし、イベントデッキにカードを加えてカスタマイズするのも良いでしょう。
368円(税込)のブースターパックにはランダムで15枚のカードが入っています。
このブースターパックから出たカードだけを使用する「ブースタードラフト」という遊び方は、マジックというゲームの真髄を味わうに持ってこいです。少ないお金で1日遊べるので、まずは友達を誘って「ブースタードラフト」から始めてみるのもオススメです。(ただし、基本土地カードは別途、用意する必要があります。カードショップに行けば無料で貰えるかも知れません。店員さんに聞いてみて下さい。)
カードショップってどこにあるの?
公式サイトのショップ検索で、住んでいる地域を入力すれば簡単に探せます。
とにかく、対戦相手がいないとプレイできないゲームです。カードショップにはマジックプレーヤーがたくさん居ますので、勇気を出して声を掛けてみて下さい。
友達を誘って一緒に行けるなら、それは最高です!
マジックのブースターパックを開封してみる
せっかくなので、マジックの楽しみの1つ「パック開封」を行いたいと思います。
今回、記事用にブースターパックを大量購入致しました。7月に発売された「基本セット2014(M14)」というエキスパンション(カードグループ)のパックになります。
パックの中にゲームで実際に使用できるカードが15枚、封入されてます。お得な事に1枚は必ずレアカードが入っているんです。
(ただし、レアカードだからといって強いカードとは限りません。)
中にあるカードをズラーっと並べてみました。欲しいカードは当たるでしょうか?
背表紙は全部、同じデザインです。中央に描かれた5色の玉は、マジックの世界における五つの魔法の力(マナ)を表しています。
登場するカードのイラスト、名前、能力は全てマジックの世界観に合わせて細かくデザインされているんです。
例えばこのカード。手をどす黒い血に染めて不敵に微笑む少女。背後には死体。
この世界観を重視した美麗なイラストもマジックの魅力の1つです。可愛い女の子の絵とか一切、出てきません。
屈強な男達や筋肉隆々の女戦士、空を飛び回るドレイク、炎を吐くドラゴン、大自然に生きる獣の群れ、不気味な骸骨やゾンビが活躍するファンタジーの世界です。
このパックに入っていたレアカード【漁る軟泥】。英名は【Scavenging Ooze】。
このカードは欲しかったので、「当たり」を引いた気分です!見た目は気持ち悪いですが、かなり強いんですよコイツ…
ちなみに、上の写真の赤い枠で囲まれている部分に注目すると、M14と書かれた金色のマークがありますね。M14というのはエキスパンションの種類を表し、マークの色はカードのレアリティを表しています。
「何が出るかな?」と期待しながらパックを開封している時の幸せ、そして実際に欲しかったカードが出現した時の「ラッキー感」。この2つの幸せを是非、体験して欲しいです。
※9月27日には、新しく「テーロス」というエキスパンションが発売予定ですので、またパック開封が楽しみになりますね!新しい能力も加わって面白くなりそうです。
まとめ
今回は僕の思い出とマジックの表面的な話をしましたが、いかがでしたでしょうか?
実際にプレイをすれば、面白さがわかります。
「マジックを新しく始めたいけれど、周りに教えてくれる人がいない」
そんな心配はいりません。
カードショップの店員さんが優しくルールを教えてくれますし、ティーチングキャラバンという無料でマジックを体験し、ルールを教えてくれるサービスもあります。
なんなら僕がマジックの遊び方を皆さんに分かりやすく教えますので、是非、僕とマジック友達になってくださいね!お気軽にメールを下さい。
何かを始めるのに最適な日、それはいつだって「今日」です。
さあ、今すぐ始めましょう!
■マジック:ザ・ギャザリング日本公式サイト
■遊び方はこちら
http://mtg-jp.com/start/howto.html
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