こんにちは、ディレクターのエリカです。
みなさんは、自宅・オフィス以外の場所で作業をするときに、どのようなネット環境を利用していますか?
カフェなどのフリーWi-Fiを使ったり、スマホのテザリング機能を使っている方が多いと思いますが、カフェのWi-Fiは時間制限があったり、テザリングを使うとスマホの電池があっという間になくなったりして、不便さを感じていないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、格安SIMを使ったモバイルルーター運用です。
説明を飛ばして格安SIMサービスの比較を見たい方はこちらをクリック!
データ通信について
モバイルルーターとは?
モバイルルーターという名前に聞き覚えがない方も、Pocket WiFi(ポケットワイファイ)、WiMAX(ワイマックス)という名前を聞いたことはあるのではないでしょうか。そうです、あの仲間です。
Pocket WiFi、WiMAXなどはそれぞれに素晴らしいサービスではあるのですが、月額費用が4,000円前後とやや高額なのが難点です。それにスマホと同じような2年契約縛りがあるので、気軽に契約しづらいところがあります。
格安SIMでの運用は、安く、契約の縛りもほとんどありません。
その代わり、SIMフリーのモバイルルーター端末を自分で用意する必要があるので、Amazonなどで相場を調べておきましょう。今だと比較的安いのはこのあたりでしょうか。新品は安くても5千円、高いと2万円以上するので、最初は中古を選ぶのもよいと思います。
過去にPocket WiFiやWiMAXを使っていた方はチャンスです。これらの端末もSIMフリーだったりするので、契約終了で残った端末を流用しましょう。
格安SIMとは?
詳しい説明はWikipediaなどに任せるとして、簡単に言うと下記のような流れが起こりました。
2013年末頃からSIMフリー端末が増える
↓
大手と別のSIMを提供するプロバイダが増える
↓
格安なSIM&お得なサービスが充実する ←イマココ
これってスマホの話じゃないの?
そう思った方もいるかもしれません。確かに上の流れは、NexusやiPhoneといったスマホの影響で生まれました。
格安SIMにもいろいろと種類があって、スマホ用の音声通話付きから、モバイルルーター向きのデータ通信専用などがあるのです。
長い前振りでしたが、この格安なデータ通信専用のSIMを比較するというのがこの記事の趣旨になります。
格安SIMサービス比較
外出先でのPC利用を想定して、下記の条件で格安データ通信SIMを抽出してみました。
- 通信量:月2GB以上(1日あたりの通信量制限なし)
- 月額費用:1,000円前後
- 初期費用:3,000円(業界標準)
- 最低契約期間:2ヶ月以下
- 提供SIMサイズ:標準SIM、microSIM、nanoSIM
- 通信速度(LTE):下り最大150Mbps、上り最大50Mbps
※備考:通信速度制限とは
ひと月の契約データ量を超過すると、以降月末までの通信に速度制限がかかります。
追加費用を払うことで制限速度を解除できるオプションなどがあります。
BIGLOBE LTE・3G データSIM
http://join.biglobe.ne.jp/mobile/lte/data/plan.html
エントリープラン 2GB/900円
- 最低契約期間:なし(利用開始月無料)
- 通信量制限:360MB/3日
- 通信量追加サービス:100MB/300円
- 通信速度制限:200kbps
- プラン変更:無料
プラン一覧
- エントリープラン 2GB/900円
- ライトSプラン 5GB/1,505円
- ライトMプラン 8GB/2,838円
- スタンダードプラン 10GB/3,790円
特徴・オプション
- Wi-Fiスポット「BBモバイルポイント」を利用できる
- LTE/Wi-Fi自動切替アプリ「オートコネクト」を利用できる(Androidのみ)
楽天ブロードバンドLTE データSIM
http://broadband.rakuten.co.jp/lte/
エントリープラスプラン 2.1GB/900円
- 最低契約期間:なし(利用開始月無料)
- 通信量制限:400MB/3日
- 通信量追加サービス:100MB/500円
- 通信速度制限:300kbps(3.1GB超過時はさらに速度制限をかける可能性あり)
- プラン変更:非対応
プラン一覧
- エントリープラスプラン 2.1GB/900円
- ライトプラスプラン 5GB/1,677円
特徴・オプション
- 24時間だけ使い放題オプション 1回/400円
IIJmio ウェルカムパック
https://www.iijmio.jp/hdd/service/datasms.jsp
ミニマムスタートプラン 2GB/900円(翌月末まで繰越可能)
- 最低契約期間:2ヶ月(初月料金日割)
- 通信量制限:なし
- 通信量追加サービス:100MB/200円
- 通信速度制限:200kbps(制限時の通信量制限366MB/3日)
- プラン変更:無料
プラン一覧
- ミニマムスタートプラン 2GB/900円
- ライトスタートプラン 4GB/1,520円
- ファミリーシェアプラン 7GB/2,560円
特徴・オプション
- LTE/200kbps制限速度通信切替アプリ「IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)」を利用できる(Android、iOS)
ニフティ NifMo データ通信専用SIMカード
http://nifmo.nifty.com/price/card_data.htm
2GBプラン 2GB/900円
- 最低契約期間:なし(利用開始月無料)
- 通信量制限:400MB/3日
- 通信量追加サービス:なし
- 通信速度制限:200kbps
- プラン変更:提供予定
プラン一覧
- 2GBプラン 2GB/900円
- 4GBプラン 4GB/2,500円
- 7GBプラン 7GB/3,500円
特徴・オプション
- Wi-Fiスポット「BBモバイルポイント」を利用できる
日本通信 b-mobile SIM
http://www.bmobile.ne.jp/bmsim/plan.html
ライトプラン 3GB/1,180円
- 最低契約期間:なし(初月料金日割)
- 通信量制限:なし(大容量の通信は時間帯によって制限をかける場合あり)
- 通信量追加サービス:100MB/300円
- 通信速度制限:200kbps
- プラン変更:対応予定
プラン一覧
- ライトプラン 3GB/1,180円
- 高速定額 使い放題/1,980円
特徴・オプション
- LTE/200kbps制限速度通信切替アプリ「Turbo Charge」を利用できる(Android、WEBサイト)
所感/まとめ
10社以上のサービスを比較しましたが、外出先でのPC利用を想定すると上記5社の使い勝手が良さそうでした。お得だなと思った順に並べていますのでご参照ください。
そして自分はというと、以下の理由でIIJmioを選びました。
- データ量2G〜5Gくらいで迷っていて、プラン切り替えが必須だった
- 意図的に制限速度通信に切り替えられるアプリに興味があった
- Wi-Fiスポット、通信量追加サービスに興味がなかった
結果、たいへん満足しています。
特に制限速度通信切替アプリが良かったです。
私が外出時に行う作業と言ったら、メール、チャット、タスク管理といったテキスト系ツールの送受信なのですが、制限速度でもこれらの使用にはほとんどストレスを感じないことが分かりました。
制限速度通信は契約しているデータ量(例えば2GB)を消費しないことになっているので、資料のダウンロードやネット検索の時だけ高速通信を使用することになり、データ量を最小に押さえることができました。
同じような運用を考えている方は、ぜひ候補に入れていただければと思います。
2015年5月のSIMフリー義務化に向けて、どんどんお得なサービスが増えると思いますので、ぜひ皆さんも格安SIMを検討してみてください。
以上が2014年12月時点での格安SIMサービスまとめでした。
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