デザイナーが山手線一周44.7km歩いて見つけた気になる景観57選

デザイナーが山手線一周44.7km歩いて見つけた気になる景観57選

Ayaka Matsui

Ayaka Matsui

こんにちは! つねに自分の限界に挑戦し続けたい、インハウスデザイナーのまっつーです。

私の死ぬまでにしたいことリストの一つに山手線一周ウォーキングがありまして、ついにその夢を叶えることができました!

そのときの様子を、デザイナーらしく山手線沿線全30駅で見つけたデザインを交えながら紹介していきます。街によってさまざまな景色を見つけることができましたので、以下項目に1つでも当てはまったらぜひ記事を読んでみてください。

チェック項目
  • 運動不足なので運動した気分になりたい
  • 東京の新たな魅力を発見したい
  • 体力の限界に挑戦したい
  • 週末お出かけのネタが尽きた

山手線一周ウォーキングってどれくらい大変なの?

山手線の路線図「ジョルダン」

山手線一周のルートは新宿駅出発の内回り(反時計回り)で、通過駅は実に30駅

先にお伝えすると、歩行距離44.7km13時間58分かかりました。朝7時に新宿駅を出発して、夜21時に再び新宿駅に戻ってきた感じです。


実行日 2024年5月26日
天候 快晴 最高気温26℃、最低気温17℃
歩行距離 44.7km
所要時間 13時間58分(1時間の休憩込)
歩数 69,045歩数(約7万歩)

「距離・時間・歩数」すべてにおいて人生最高記録です。

45kmがどれだけ長い距離なのか例えると、東京駅から茨城県はつくばみらい市、神奈川県は相模原市まで行けます。ここまで歩けるなら終電逃しても怖くないですね。

限界突破!14時間の奮闘記録をすべて公開

新宿駅〜目黒駅|多様性を感じる活気あふれたエリア

前半戦は、大規模な商業施設や高層ビルが立ち並ぶ新宿から、若者文化の中心地・原宿、渋谷を抜けて、ちょっと大人な雰囲気漂う恵比寿、目黒駅まで歩きました。

賑わう繁華街や現代的なアート、おしゃれな町並みなど、若者文化や都市の洗練が融合したような、東京の多様性が感じられる活気あふれるエリアでした。

7:00 新宿駅からスタート

朝の空気が少しひんやりして気持ちよい。朝早いので人混みなく快適な朝のウォーキングが楽しめそうです。

7:09 代々木駅

サクッと到着。このテンションでどんどん進むぞー!

 

帽子作りの専門教室サロン・ド・シャポー学院。赤と白のコントラストで遠くから見てもすぐにわかります。ロゴの雰囲気から職人の手仕事が感じられ、伝統的な雰囲気が醸し出されていますね。

 

建築家の隈研吾氏が設計したペントハウス「The kita」。まるで美術館のような芸術的なデザインの施された外観で、思わず足を止めてしまいました。有名建築家が設計した家に住めるなんて最高ですね!

 

人通りの少ない路地を歩いていると、白い壁に赤いポットが目をひく喫茶店「カフェ・アンセーニュダング」を発見。

木目の茶色、白い壁、赤いポット、植物の緑と、視覚的にとても心地よい。温かさと居心地の良さが感じられるカフェですね。こんな挑戦していないときに、ぜひゆっくり過ごしたいです。

 

原宿駅竹下口手前に、今は使われていなさそうなホームを発見。

調べてみるとここは「宮廷ホーム」と呼ばれていて、大正時代から皇室専用の乗降場として使用されていたらしいのです。近年使われていないみたいなのですが、こういう歴史的な場所は残してほしいなと思います。

7:40 原宿駅

代々木〜原宿間は面白いスポットが多くて、時間がかかりました。週末は若者や観光客で賑わう竹下口でも、今の時間はまだ朝早いので人がいません。

 

渋谷に近づくにつれ、ストリートアートが増えてきました。

 

宮下公園近くの高架下にて発見した壁画。どうして右を指しているんだろう……。

 

すぐ隣の絵も同じ方向を指しています。

調べてみると、この壁画は「シブヤ・アロープロジェクト」によるものでした。「一時避難場所」の位置を示す避難場所誘導案内らしいです!

渋谷区では災害発生時の外国人を含めた多くの来街者の方への帰宅困難者対策が、喫緊の課題となっています。そこで区民と来街者が一時的に避難できる安全な場所「一時避難場所」を定めました。「シブヤ・アロープロジェクト」は「一時避難場所」の位置をお知らせする避難場所誘導案内を、アート性あふれる「矢印」のアートとして制作するプロジェクトです。
(引用元:シブヤ・アロープロジェクトについて

課題をクリエイティブに解決するなんてかっこいい。渋谷の発展につながることにも大いに期待!

8:09 渋谷駅

気温・テンションともに上昇中!

 

「しぶちか」の文字が秋田犬のしっぽの動きのような、ゆるくて可愛い。

 

再開発が進み、高層ビルが次々と建設されるなかビル解体で広がる空。ここからみる景色って今しか見れないかも。

 

これぞ渋谷の景色。

 

このくらいストレートに伝えるとわかりやすいが、怪しさもありますね。

 

渋谷〜恵比寿間の高架下で発見した巨大壁画

こちらの壁画もアートで防災を伝えるシブヤ・アロープロジェクトから生まれたもの。

サンフランシスコを拠点として活動する現代アーティスト・バリー・マッギー(Barry McGee)によって作られたアートでした。カラフルな幾何学模様にリズム感があって、独特な世界観に引き込まれそうになります。また哀愁漂うキャラクターが憎めない可愛さです。

 
▲こちらもバリー・マッギーの壁画

8:46 恵比寿駅

恵比寿と聞くとビールが飲みたくなってきますね。ここは我慢。

 

!!!
ウェスティンホテルを越えたあたりで謎の巨大赤玉発見。調べてみるとここは日の丸自動車学校でした。なるほど、とってもわかりやすい。

 

目黒駅近くの閑静な住宅街で見つけたスナック「婆BAR.K」。

「ばあば」でいいのかな? この店名からして「家に帰ってきた!」みたいに温かく迎え入れてくれそうです。

9:38 目黒駅

街はとても洗練されています。治安は抜群に良い!

 

目黒駅近くに海外の街並みが出現! ここはニューヨーク?

 

ここは撮影やイベントで使われているスタジオでした。目黒の印象は都会的でありながらも自然があって癒しの雰囲気です。

 
▲蒸気機関車の車輪

昭和10年に製造された蒸気機関車で、ラストランは昭和43年。解体されてこの場所に保存、設置されているようです。167cmの私の身長よりはるかに大きいですね。いつかSLに乗って旅してみたくなりました。

 

切実な願いです。ゴミはゴミ箱へ捨てましょう!

五反田駅〜浜松町駅|ビジネス街と下町的な雰囲気が混在

東京の南部から東部にかけて続くこのエリアは、ビジネス街と下町的な雰囲気が混在していました。近代的な高層ビルのデザインと、昔ながらの看板や建物のデザインが入り交じる、東京の新旧融合エリアという感じです。

10:09 五反田駅

スタートから3時間経過、7駅目の五反田駅に到着。寄り道が多いのでペースは遅いです(笑)。

 

ビジネス街って感じですね。春になると桜が満開になるんだな。太陽の光が水面に反射して眩しい。

10:28 大崎駅

次の品川駅までは、最長区間2.0kmの道のりの難関エリアに入るので、少し緊張してきました。

11:08 品川駅

「あれ、もう着いたの?」と思われるかもしれませんが、写真を撮る余裕がありませんでした(笑)。ただひたすら住宅街を歩き坂を登り、とくに見るものがなかったので距離以上に長く感じました。

 

周囲のモダンなビルとは対照的に、この看板と建物は都市の歴史や変遷を物語っているよう。周囲の現代的な建築とのコントラストが目立ち、時間の流れを感じさせますね。

11:24 高輪ゲートウェイ駅

初めて上陸、高輪ゲートウェイ駅。近未来風の駅舎で、天井が広く開放的でテンション上がります! 駅名はなぜか明朝体でした。

12:09 田町駅

みなさんお気づきかと思うのですが、大崎〜田町間はほぼ写真撮っていません。ひたすらコンクリートジャングルを駆け抜けていました。

 

大都会だな〜。頑張って歩くか〜。

 

港区の風景を取り入れたデザインの自動販売機。

 

高架橋の影が川に落ちて、光と影のコントラストが美しい。

 

大門エリアに入るとお寺が増えてきました。大門といえば、増上寺が一番に浮かびますが、調べてみたところ東京都に存在する寺院の約10%が港区にあるらしいのです。

歩いていると、どこかのお寺から聞こえてくる「おはやし」を練習する音色。夏祭りが待ち遠しくなりますね。トレンドと歴史が交差するこのエリア、心穏やかな散歩になりました。

12:44 浜松町駅

田町〜浜松町間のゆったり流れる空気に包まれ時間かかりました(笑)。寄り道しまくってますが無事に新宿駅に戻れるのでしょうか。

 

浜松町〜新橋間は、週末は人通りが少ないので、ゆっくり過ごしたいなら穴場スポットかもしれません。

新橋駅〜上野駅|新旧の商業文化が味わえる中心地

東京の中心地を通過するエリア。最新のオフィスビルとレトロな建造物が共存しており、東京の過去、現在、未来が同時に存在しているような雰囲気が特徴です。

サラリーマンが多く行き交う新橋やポップカルチャーの聖地・秋葉原、昭和レトロが漂うアメ横など、さまざまな商業文化が味わえる地域です。

13:09 新橋駅

新橋駅SL広場です。さきほどまでの静かな雰囲気から一変して人人人! 写真撮るのも恥ずかしくなってきました。


 

日比谷グルメゾン。HIBIYAの文字がナイフとフォークになっています。

 

新橋〜東京間は趣ある高架下の空間を生かし飲食店が集結。夜はこの道が人で埋め尽くされるほど活気がすごいところです。

 

行き場をなくした傘の忘れ物。

13:54 有楽町駅

もうすぐ山手線半周です!

 

誘惑が多い。いますぐにでもラーメンが食べたい。

 

有楽町高架下センター商店会」と書かれた薄暗い雰囲気のディープすぎる飲食店街を発見。昭和の時代には生きていませんが、昭和の面影を感じられる空間。東京っていろんな顔があって本当に面白いです。

 

飲食店街を抜け、少し歩くと存在感を放つ黄色い看板。はとバスショップでした。いつかバスツアーに参加してみたい。

14:11 東京駅

15駅目の東京。ここで山手線半周終了です!

観光客の気分で撮影してみました。東京駅の丸ノ内口側赤レンガ舎はいつみても素敵です。

 

無意識に写真を撮ってしまう高架下。

鉄骨の支柱が規則的に配置され、全体として統一感のある構造美。都市の喧騒を感じさせる一方で、少し陰鬱な雰囲気が高架下の魅力に感じます。

 

東京駅の丸の内北口付近のガード下に立ち並ぶ飲食店街に現れた「大手町味の散歩道」。

流れるような筆文字風で、親しみやすさと動きのあるデザイン。ふらっとお店の中に入ってしまいそうな気分になってしまいますね。

14:50 神田駅

仕事終わり飲み歩き大好き、ここは神田です。お店はまだそんなに空いてないので誘惑は少ない。よかった……。

 

ラムのお店ですかね。おしりがキュート。

 

個人的にとても好きな中央冷凍産業株式会社の清涼感あるロゴ。中央に大きな「氷」の文字があってそのまわりを氷のキューブが大小舞っています。風鈴の音色が聞こえてきそう!

 

2年に一度開催される神田祭の様子が描かれています。

15:07 秋葉原駅

30駅の中で二番目に笑えていません。大学時代に秋葉原で3年間アルバイトしてたのと、普段からよく使う駅ということもあり、安心感というより現実に戻された感じです。

 

秋葉原〜御徒町を結ぶ高架下空間にもショップが並びます。

そこで発見したキャンプ練習場campass。泊まりでも日帰りでも時間単位でも使えて、天候に左右されないなんて便利! 女子会BBQの企画とかしても面白そう。

 

さきほどの場所から少し歩いた先でみつけたかわいいロゴ。

服の修理、お直し、カスタマイズの専門店「ReSew」。「ReSew」の文字に針と糸のデザインを組み合わされていてかわいい。

一目で服の修理サービスということが認識できるし、クラフト感が強調されていてプロフェッショナルな技術が連想できます。

 

下町らしい景色。東京の夏がはじまる〜とワクワクな気分。あ〜ビール飲みたい。

15:37 御徒町駅

弊社LIGの最寄駅、御徒町駅に到着しました。30駅の中で一番笑えていません。

ここは今昼飲みで最高潮に盛り上がりを見せているので、1分でも早く通り抜けていきます。拷問ゾーンに突入です。

16:06 上野駅

足早に到着、上野駅です。笑顔は無理やり作ってます。

 

いつもは猛ダッシュで通過するので目には入ってましたが、立ち止まってこの絵をじっくり見るのは初めて。

くすんだ色彩で人間や動物が描かれていて、なんとも言えない味わいと落ち着きがあり、懐かしい気持ちになります。

 

上野〜鶯谷間はただひたすら沿線沿いに続く細い道を歩きます。ここから空気が激変します。

 

大正ロマンを思わせる看板の東京キネマ倶楽部

もともとはグランドキャバレーで大人の社交場として使われていて、今はコンサートなどのイベントスペースとして使われているらしいです。会場の雰囲気が気になりますね。

 

鶯谷駅〜田端駅|夕日が映える、情緒漂う下町

鶯谷駅から田端駅までの区間は、東京の下町的な雰囲気と文化的な要素が混在するエリア。昔ながらの商店街や住宅街が残り、(ちょうど夕方だったのもあり)どこかエモさのある時間を過ごすことができました。

16:33 鶯谷駅

鶯谷は夜の街のイメージが強いですが、昼間は静かな住宅街を歩きながら日暮里駅へ向かいます。

16:48 日暮里駅

ひたすら住宅街を無心で歩いても、笑顔は作れる!


 

猫みみ、肉球、しっぽが可愛い日暮里駅。

17:07 西日暮里駅

日暮里〜西日暮里間はたったの500mなのであっという間に到着。そろそろゴールに近づいてきた感じがして、またテンションが上がってきましたよ!

 

喜びも束の間、西日暮里から急な坂道が続きます。

 

駅のホームの柱に使われていたような看板。販売されているのでしょうか。

17:24 田端駅

日が落ち始めてきました。暗くなる前になるべく進みたい気持ちです。


 

踏切の音と夕日の景色がとてもエモいです。気温が下がり歩きやすくなってきました。

 

線路沿いに咲く紫陽花が、季節の移ろいを感じさせてくれますね。日本の四季っていいな。

駒込駅〜新大久保駅|静寂と喧騒が織りなす最終章

東京の北部から西部を通るエリアで、おばあちゃんの原宿・巣鴨や、賑やかな池袋、学生街の高田馬場など、静かな住宅街から賑やかな繁華街まで、さまざまな雰囲気が楽しめます

18:07 駒込駅

ゴールまであと、7駅です!

 

お腹すいたな〜。

18:33  巣鴨駅

大学時代よく遊んでた巣鴨(渋い)。

 

巣鴨駅を離れ大塚方面にしばらく歩くと、素敵なお店を発見。

落ち着いた深い紫色でしっかりした質感の暖簾。右斜めに下がる「れもん」という文字が肩の力を抜いてくれるような気持ちにさせてくれて、ふらっと暖簾を潜りたくなる。

すりガラスを通して滲み出る照明。その照明と暖簾の紫色と相まって、温かく迎え入れてくれそうな気がしませんか? 緑とのコントラストも粋です! 明石焼専門って珍しいし、期待できるのでここは個人的に行きたいです。

 

美味しそうなにおいが、私を攻撃してきます。

18:53 大塚駅

日が沈み薄暗くなってきました! ゴールまでまだ4駅あります!

19:24 池袋駅

大塚〜池袋間は住宅街と傾斜が続き、黙々と歩いて池袋駅到着。

池袋駅は人の行き来が激しいです。27駅目にしてようやくナチュラルにポーズが取れるようになりました。

 

最後の追い討ちかのようになだらかな坂道が現れました。ここらへんに来てからついに足を意識的に上げないと躓くという現象が出てきました(笑)。

 

雑司が谷にある「ビックリガード」付近で「かるた」が描かれた壁画を発見しました。

調べてみると、この壁には景観を損ねるような落書きが長い間続き、地元住民を悩ませていたようです。平成18年、町会長が周辺地域の町会も巻き込んだプロジェクトを立ち上げ、落書きを消し、色鮮やかな「郷土いろはかるた」に生まれ変わらせたというストーリーがありました。

落書きされたくないから、絵を描いてしまおう」という逆の発想はすごいですね。そして再発防止ができるうえに、郷土の歴史や文化を伝えることができるなんて素敵です。

19:46 目白駅

池袋駅とは一変して目白駅前はとても静かです。たった一駅違うだけでここまで雰囲気が変わるなんて、東京はいろんな顔があって面白い。

 

大学横の道を歩きます。ライトアップが綺麗〜!

 

目白にある切手の博物館前にて「まことちゃんポスト」を発見! 夜でもポストの存在感を放っています。

豊島区には他にも面白いポストがあるらしいです。

駒込駅北口の「さくらポスト」、巣鴨郵便局にある巣鴨地蔵通り商店街のキャラクター「すがもんポスト」、池袋駅前郵便局にある豊島区のキャラクター「としまななまるポスト」などなど。遊び心満載の豊島区に好感度が高まりました!

20:03 高田馬場駅

普通にピースで撮影することにしました。ゴールはもうすぐだ〜!

 

歩道橋の階段を登ると、足がスムーズに上がらなくなってきました。

20:32 新大久保駅

30駅目! 残り1駅! スタート地点である新宿駅までもうすぐです!

21:00 新宿駅

ゴーーーーーーーーーール!!!!!!

帰ってきました! 新宿駅にいたことがとっても昔に感じます! 14時間の山手線散歩、無事にゴールできました!

終わってからのビールをずっと楽しみにしていたのですが、銭湯に入ったら体のスイッチがすべて切れて、即爆睡でした。

山手線一周を終えて……

よかったこと

知っているようで知らない東京を発見

いつも何気なく通り過ぎていた場所も、意識的に観察して調べてみると、新しい発見の連続でした。今まで40カ国ほど海外を回ってましたが、東京ほど活気のある都市はあまりみたことがありません。

超高層ビルから自然豊かな公園、歴史ある寺院、最新のカルチャーまで近代的な要素と伝統的な要素が融合している飽きることない街だなと、改めて実感できました。

山手線内回り外回りが想像できるようになった

「あれ、ここの駅に早く着くためには内回り外回りどっちがいいんだろう」と確認することが多かったのですが、山手線を一周したことにより路線図が頭の中でイメージでき、すぐに乗るべき方向がわかるようになりました。

個人的には内回り(反時計回り)でよかった

外回りは上り坂が多かった気がします。下りの方が膝に負担がかかるので、私としては上り坂が多めの方が歩きやすいです。

また、朝早いうちに混雑エリアを通過でしておけば、ストレスが軽減されます、今回新宿駅から反時計回りしたので代々木・渋谷・原宿はスムーズに進めました。

筋力トレーニングとして効果絶大

長時間体を支えながら歩くので、インナーマッスルが鍛えられます。腹筋が少し筋肉痛になり、下半身の筋肉にもいい刺激を与えられます。ランニングよりもウォーキングの方がストレスなく続けられるので、ジワジワと筋肉に効いている実感を感じれました。

あれ? 想像と違ったこと

意外にお金を使った

お金を使わないと思いきや散歩中は食欲が暴走したので、合計「4,778円」使いました(笑)。ここら辺はどうにでも調整できると思います。ですがかなりのエネルギーを消費するので我慢せずに水分・栄養補給することが大切です。

ご利用明細
朝鮭定食 539円
アイスコーヒー(L) 720円
おにぎり1個 178円
エナジーゼリー 220円
ランチわかめそば卵トッピング 590円
スポーツドリンク2本 260円
にぎり寿司弁当 1350円
立ち寄った寿司屋 920円

体重は減らない。むしろ増えた。

ダイエット目的で挑戦するのはやめましょう。むしろ増量しました。運動するとその分食欲増えるので、減量は期待できません。体重よりも筋肉量が大事

山手線一周のポイント

さいごに、これから山手線一周に挑む方のためにポイントをお伝えします。事前準備が運命を分けるということを声を大きくして言いたいです。

難関ポイントを知って心の準備をする

心の準備ができているだけで精神的なキツさは避けられます。むしろ難関ポイントを知っておくと「ついに来たか!」とワクワクする感情さえ生まれてきます。

難関ポイント
大崎〜品川・・・最長区間!2.0kmの距離
田端〜駒込・・・急な坂が長く続く

Myルールを決めて歩く

あらかじめ自分だけルールを決めておくと、ただ歩くよりも充実した時間が過ごせます。

Myルール
  • 面白いデザイン見つけたら写真に収める
  • 山手線すべての駅に立ち寄り、看板と一緒に撮影をする
  • 基本的に内側は歩いて良しとする
  • お腹が空いたらいつでも補給可

持ち物をしっかり準備する

着ててよかった! 持っててよかった! ものを紹介します。

重要度★★★ 五本指ソックス
重要度★★☆ トレランシューズ、帽子、日焼け止め、ポータブル充電器とコード、ウィンドブレーカー
重要度★☆☆ 日焼け止め、サングラス、痛み止め(ロキソニン)、現金少量(基本電子マネー)、

マストなのが、トレイルランナーがおすすめしていたワークマンの「アーチパワーアシスト ショート 5本指滑り止め付き靴下」です。

もしこの靴下を履いていなかったら、足が痛くなっていたと思います。3足1,280円でこのパフォーマンスなので長時間歩くなら買っておいて損はないです。

使ってみた感想
  • 指と指の間がまったくく擦れないので、痛くならない
  • 裏に滑り止めがついているので靴の中で足が動かない! 踏ん張れて歩きやすい
  • 1日歩いても驚くほどに蒸れない
  • 靴下に適度な厚みがあるので足の裏が痛くなりにくい

さいごに

いかがでしたか? 山手線のように長い記事を読んでいただきありがとうございます。

山手線沿線には、歴史と現代が交差する多彩な魅力でいっぱいでした。普段利用している駅でも注意深く観察してみると新たな発見があるものですね。

この記事を読んで山手線一周にチャレンジしていただけたら嬉しいです(笑)。ですがいきなりハードな運動は怪我の原因になりますので、まずはエリアを絞って散歩してみてはいかがでしょうか。

またチャンスがあれば、今度は反対回りで山手線散歩してみます。

この記事のシェア数

Ayaka Matsui
Ayaka Matsui In-house Marketing / In-house Designer / 松井 文香

1989年埼玉県生まれ。新卒で入社した繊維商社に営業職として5年間勤務。その後退職し、旅行で沖縄の離島を訪れた際に、宿泊した民宿のオーナーに誘われそのまま働く。接客の仕事をしながら広報業務を行っていく中でwebデザインに興味を持ち、その後デジタルハリウッドby LIGに入学。現在はLIGのインハウスデザイナーとして、LIGブログのアイキャッチやバナー制作、取材撮影を担当している。

このメンバーの記事をもっと読む
魅力的なデザイン × 機能性を両立したWeb制作ならLIGへ
お問い合わせ サービス詳細/実績