こんにちは、LIGブログ編集部です。
こちらは、これから年末年始にかけて本格化する飲み会シーズンの到来に向け、社会人なら知っておきたい飲み会の各種マナーについて紹介していくシリーズ記事となります。
会社関係の飲み会は、上司や取引先との同席など、楽しいだけの場にはならないことも多くなります。だからこそ、相手を不快にさせないためのスキルを身に付けておくことも必要です。
前回の記事では飲み会におけるお酌のマナーなどについてご案内しましたが、今回は会計や支払いのときなどに意識したいマナーについて紹介していきます。
飲み会の場での失敗で、自身の普段の仕事の評価まで下がってしまうのは本当に勿体ないことですので、ぜひ参考にしていただければと思います。
※当記事はあくまでも一般的なマナーについて解説するため、必ずしもこれが正解という訳ではありませんが、迷ったときの判断基準にはなると思いますので、この機会にチェックしてみてください。
目次
会計、支払い時の一般的なマナー
まずは会計、支払い時の一般的なマナーについて2つほど紹介します。
支払い伝票は目上の人に受け取らせない
会計をお願いしたとき、伝票を受け取るのは目下の人の役割です。幹事役がいる飲み会では、幹事役が受け取ります。
目上の人より先に店を出ない
支払いを終えて店の外に出るときは、目上の人が先、自分は後、というのがマナーです。支払いを別々におこなう場合は、目上の人が先に払う、というビジネスマナーを覚えておけば問題ないでしょう。
ご馳走になる場合は、目上の人が会計をしている間はとりあえず店の外で待っていることも多いと思いますが、厳密にはマナー違反となります。
ただし、会計スペースが狭い場合などは他のお客さんの迷惑にならないよう外で待つようにしましょう。
幹事(仕切り役)が会計時に気をつけること
飲み会の幹事(仕切り役)の場合、会計時に気をつけたいポイントをまとめました。
レジの前でお金を徴収しない
レジの前でお金を徴収していると時間がかかってしまい、お店や他のお客さんに迷惑がかかってしまいます。お金はあらかじめテーブルで徴収しておきましょう。
細かすぎる請求は避ける
支払いの公平性を保つため、きっちりと1人あたりの金額を計算するのは丁寧ではありますが、10円単位などの細かすぎる請求となるのは避けましょう。
多人数が参加する飲み会で、端数の徴収を避けると金額に大きな過不足が生じてしまう場合は
- 少し多めに徴収し、余りを2次会の会計に回す
- 一旦大きな金額で徴収し、お釣りを後で渡す
などの方法で、会計後に調整できるようにしておきましょう。
領収書(レシート)を必ずもらう
領収書は必ずもらうようにしておきましょう。会社から経費補助がでる場合はもちろん必要となりますが、そうでない場合であっても、やはりお金に関わることはきっちりしておくべきです。
後日の思わぬトラブルを避けるためにも、領収書は忘れずに。
ご馳走になる場合のマナー
目上の人にご馳走になる機会も多くあると思いますが、ご厚意に甘える以上、失礼のない対応を心掛けましょう。
とりあえず財布を出す
絶対にご馳走してもらえるとわかっている状況であったとしても、会計の際には一旦財布を取り出すのがマナーです。「しっかりと財布を開いてお金を取り出す姿勢」まで見せるのがよいとされます。
どんなときであっても、自分の分は自分が支払う、というつもりでいることが大切です。「奢ってもらうのが当然」という態度では失礼ですし、そう見えないように注意しましょう。
最低でも1回は支払う姿勢をみせる
目上の人から「ここの会計は持つよ」と言われた場合であっても、「いえ、払わせてください」と最低でも1回は支払う姿勢をみせるのがマナーです。大抵の場合は、「いいから、任せて」という流れになるので、そのときは素直にお言葉に甘えるようにしましょう。
また、何度も頑なに断り続けていると「あなたにご馳走になる理由がありません」という意味になり、逆に失礼となってしまいます。
特にレジの前や店員の前で「払います、払います」と連呼するのは、目上の人の顔を潰すことにもなるので気をつけましょう。
会計時は上司の手元を見ない
会計時にその様子をじっと見てしまうのはマナー違反です。特に手元は、財布の中身なども見えてしまうことになります。少し離れた場所で会計を終えるのを待つようにしましょう。
しっかりとお礼の気持ちを伝える
当然ですが、ご馳走になったら必ず「ご馳走さまでした」とお礼をいうようにしましょう。会計を終え、店の外に出た直後などがよいでしょう。
またお礼は当日と翌日の連日で伝えるのがマナーとされます。会社で会う相手であれば「昨日はご馳走さまでした」と一言でもいいのでお礼の挨拶をしてください。会えない相手の場合はメールにてお礼の言葉を伝えるようにしましょう。
翌日の勤務態度を気をつける
深酒をし過ぎて翌日の勤務態度に支障が出るようでは社会人として問題ですし、ご馳走してくれた相手としても複雑な気分になります。
遅刻はもちろんですが、疲れたそぶりを見せたり、アクビを連発するのも印象がよくありません。相手を安心させるためにも、飲み会の翌日はいつも以上にテキパキと働き、しっかりとした1日を過ごすように心掛けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
飲み会の場はオフィスと比べてリラックスしているせいもあり、知らないうちにマナー違反となってしまうこともよくあります。しかし、そんな“ざっくばらんな場”での態度やマナーでこそ、人の評価や信頼度は決まってしまうものです。
特に会社で開催される飲み会は、社内の団結力を高めたい場合、新しく入社した社員を早く打ち解けられるようにさせたい場合など、さまざまな理由があって開かれる大切なコミュニケーションの機会です。皆が気持ちよく楽しめる空間・時間を共有できるよう努めることが、ビジネスパーソンの心構えとしても大切です。
今回の記事に書かれているような内容は、既に知っているようなことも多かったかと思いますが、マナーで大切となるのは常に基本的な部分です。
これから始まる本格的な忘年会シーズンを前に、あらためておさらいをしておきましょう。
なお、幹事役になったときはこちらの記事「【完全攻略マニュアル】仕事がデキると思わせる飲み会の幹事術15選」「幹事必見!日程調整を完璧にする9つのコツと便利な調整ツールまとめ」をご確認ください。
それでは、また。