こんにちは、メディア事業部の菊池(@kossetsu)です。
人物紹介:菊池良 メディア事業部に所属するライター。主に記事広告の企画・執筆を担当。 |
誰もが憧れる職業。それが「暇で楽なアルバイト」です。
3ヶ月ほど前から人と会うたびに「楽なアルバイトをしている人を知らないか?」と聞いて回っていたところ、漫画喫茶で働いている人と知り合えました。
2ちゃんねるの「楽なアルバイト」系のスレで必ず挙がる職業ですが、果たして本当に楽なのでしょうか。
落ち着けるカフェで詳しく話を聞きました。
実際に働いている人に話を聞いた
Yさん(仮名)、27歳。彼は慶應大学を卒業後、就職せずに漫画喫茶でのアルバイトで生活しているそうです。
▼インタビューの概要
一晩に7、8冊は漫画が読める
──Yさんは漫画喫茶でアルバイトをしているそうですが。
Y:はい。もう2年ほど働いています。
──ネットでは漫画喫茶は楽だと言われているんですが、実際どうなんですか?
Y:めちゃくちゃ楽ですね。夜勤をしているんですが、勤務中はほとんど漫画を読んでいますよ。一晩で7、8冊は読めます。今は『げんしけん』っていう漫画にハマっていますね。あともちろん、ネットサーフィンもできます。
──漫画喫茶って、どんな業務があるんでしょうか。
Y:入りと帰りの受付と、清掃、本棚の整理ですね。清掃はブースの片付けと、床のモップ掛けがあります。あとは客が使ったコップを洗います。
──え? 意外と業務量が多いんですが。
Y:深夜は客の出入りがほとんどないんですよ。終電を逃した人が寝に来るだけですから。
オープニングスタッフを狙うしかない
──今の仕事はどうやって見つけたんでしょうか。
Y:前から「漫画喫茶は楽だ」というのを聞いていたんで、アルバイト情報誌などで探していたんです。
──なるほど。最初から漫画喫茶を狙っていたと。
Y:はい。ただ、前にレンタルビデオ店をやっていた経験から、大手チェーン店は避けました。大手だとマニュアルがしっかりしていて、融通が効かないんです。
──何か探すときのコツってありますか?
Y:大手を止めておくのと、オープニングスタッフを狙うと良いと思います。
楽な店って、店員の定着率が良いんですよ。だから、席がほぼ埋まっていて空きが出ません。逆にしょっちゅう求人しているところは、忙しいってことなんです。
だから、個人店舗のオープニングスタッフを狙いましょう。
──確かに楽なのにわざわざ辞める人はいなさそうですね。
Y:他にオープニングスタッフの良いところは、先輩がいないこと。だから、変に気を使わなくていいんで、コミュニケーションが苦手な人は断然オープニングスタッフですね。後から入ってきた人に先輩面できるのもメリットです。シフトの融通が効くようになるので。
調理作業はあるのか、席数はどれぐらいか
──他に店選びで気をつける点はありますか。
Y:調理作業があるかどうか。メニューが豊富なほど、覚える作業が増えますし、業務量も増えます。特に夜や朝方はご飯を食べようって人も多いので。スナックが置いてある程度が理想ですね。
それとシャワーがあるところは要注意です。客側からしたら有り難いサービスですが、店員としては清掃する場所が増えてしまうので。
──店舗のサイトを見れば、だいたいわかりますかね。
Y:オープン告知は熟読しましょう。もし系列店があれば、実際に利用してみて、どんなサービスを行っているか、確認しておく。オープン予定の外観を見に行って、テナントの規模を確認するのも手です。足を運ぶのが難しければ、住所からGoogleストリートビューだけでも見ておきましょう。
──店の大きさを確かめるために、実際に見てみた方が良いと。
Y:あとサイトに書いてある席数も確認しておきましょう。席数が多いと、店員が二人体制になってしまうので。そうなると、すごく気を使ってしまいます。コミュニケーションが苦手なら、席数は40以下にしておきましょう。
バックヤードで雑談したいなら、逆に席数が多いところを狙うのもありです。コミュニケーションが苦手なら、断然少ないところです。
新刊の発注が、毎月の楽しみ
──最後に、漫画喫茶の店員のやり甲斐というか、楽しいことを教えてください。
Y:唯一、楽しみにしている業務があって。新刊の発注をまかされているんですよ。
──新しく入れる漫画を選んでいるんですね。
Y:もちろん、人気があるもの、ニーズが高いものを中心に選ぶ必要があるんですが、自分が読みたい漫画も混ぜたりして。
時給をもらいながら、読みたい漫画が読める。最高の環境だと思います。
──羨ましいです。今日はありがとうございました。
Y:ありがとうございました。
まとめ
いかがだったでしょうか。昼夜逆転した生活になってしまうことに目をつむれば、理想的な環境だと言えます。僕もネットカフェ店員になってアフィリエイトブログでも更新してようかと思いましたが、「いつバレるか分からないので、怖くてそういう作業はできない」のだそうで……。
Yさんは他にプールの監視員のアルバイトもしていたそうで、「暖かいし、水面がキラキラしているし、すごく眠い」と言っていました。しかし、寝たら怒られるようで、ジレンマですね……。
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