(*この記事を書いた菊池は『弱虫ペダル』を読んだことがないため、実際の内容と違う場合がございます。予めご了承ください)
「はぁはぁ……くそっ」
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登場人物紹介:小野田坂道(おのだ・さかみち)都立高校に通う1年生。小学生のときに『らき☆すた』を見てアニメオタクに。最近ハマったアニメは『魔法少女まどかマギカ』。エヴァの新劇場版は見に行ったが、TVシリーズは見たことない。 |
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「かがみん……!」
「あああっ! くそがっ! くそ可愛いじゃねえかあああ!!」
新連載・弱虫ペダル
第一話「勇気の証!ペダルがくれた力」
「小野田〜、アニメのフィギュアとか、学校に気持ち悪いもん持ってきてんじゃねえぞ!」
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登場人物紹介:押尾(おしお)小野田の同級生。学校に一人はいる典型的な不良。 |
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「目障りなんだよ!」
「うっ!」
「痛てててて……」
「まぁ、そうイキんなよ、押尾」
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登場人物紹介:飛鳥(あすか)小野田の同級生。学校に一人はいる典型的な不良。 |
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「小野田く〜ん、勉強に関係ないもんは持ってきちゃダメだろうがぁ?」
「うっ……じゃ、じゃあ飛鳥くんのタバコは勉強に関係あるの?」
「ああっ!?」
「調子こいてんじゃねえぞ!」
「ひい!」
「保健体育の勉強になるだろうがよぉ〜。頸動脈を切ったらどうなんのか、教えてやろうか!?」
「ちょっとアンタたち、何やってるのよ!」
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登場人物紹介:寒咲幹(かんざき・みき)生徒会の役員を務める高校1年生。学校の風紀を正すために、いじめ問題に取り組んでいる。自転車部の部員でもある。小野田とは幼稚園からの幼馴染。 |
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「やべっ、生徒会役員の寒咲じゃねえか」
「なんでもね〜よ、くそブス! 行くぞ、押尾」
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「……サンキュッ」
「うっせえな。俺は暴力が嫌いなわけ。あんな奴らと同じカテゴリに入りたくないね」
「やるわけないよ。オタクは部活しないのがポリシーなんだ。運動って文化的じゃないよ」
「……でも、小野田くん、毎日自転車通学してるよね?」
「小野田くんの走り、けっこういい筋しているよ。自転車であいつらを見返してみない?」
「さっきから何なんだよ、俺がイジメられてたって、お前には関係ないだろ」
「えっ?」
「だって私、小野田くんのことが……」
「お、お前、まさか……」
「ううん、何でもない。邪魔なら私もう行くね!」
(だって……)
(だって私、小野田くんのことが解決できたら、指定校推薦で大学に行けるから……!)
(……自転車、ねえ)
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「あ、あれ……?」
「ペダルが盗まれている……」
「絶対あいつらだ……。サドルはなくても走れるけど、ペダルがないのは完全に終わりだ……。少ない脳みそでよく考えるよ」
その夜、ホームセンターにて……
(…………)
(自転車であいつらを見返す、か)
次の日
「小野田〜、話ってなんだよ?」
「喉をかっ切られたくなったのか?」
「……もうお前らの言いなりにはならない」
「えっ? 声が小さくて聞こえませんよ〜〜〜?」
「もうお前らの言いなりにはならない!!」
「……あ?」
「俺には……これがあるから……!」
「ギャハハハハハハハ!」
「ついに頭おかしくなったか!」
「はぶっ!?」
「もう!」
「お前らの!」
「言いなりには!」
「ならない!」
「く、狂ってやがる!」
「だ、誰か助けてくれえええええ!」
「……フン」
カチャッ
「ギャー!」
「俺はもう……弱虫なんかじゃない!」
「弱虫ペダルだ!」
これが後に千葉の不良たちにその名を轟かせる男、小野田坂道の伝説が始まった瞬間であった……。
最強伝説・弱虫ペダル
つづく
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【本当の弱虫ペダルあらすじ】
放課後いつも秋葉原にママチャリで通っていた気弱な男の子、小野田坂道。ひょんな勘違いから名門ロードレース部に入部することに。ただのアニメオタクだった小野田だったが、秋葉原までの道のりで鍛えた脚力でチームを勝利に導いていく・・・。
「第一話、ぜんぜん違うな……」
※10/16 17:40 記載に一部誤りがあったためタイトルを修正しました。