夏休み八日目☆旅行先で飼い犬が脱走して大変だった話

夏休み八日目☆旅行先で飼い犬が脱走して大変だった話

ひろゆき

ひろゆき

オッス!オラひろゆき!
この夏休みの特別記事、オラは「ボンバーマンで敵をなぎ倒す48手」というテーマで書こうと思っていた!だけど旅行先で大事件が発生して、ボンバーマンどころではなくなってしまった!
事件の首謀者はコイツ!

登場犬
aaaa 大田タック(8歳・オス・無職・臆病・泳ぐのが好き)

今回は大田家の家族旅行で

埼玉(実家)

高知(親戚宅)

島根(父宅)

大阪(祖父母宅)

埼玉(実家)

のルートを車でまわる。夏休みの長距離旅は大田家の恒例行事ではあるが、3県同時は未だかつてない。移動だけでどれだけの時間を消費するのか想像もしたくない。でもタックを置いていくわけには行かないから、車で行くしかないんだな。
感謝しろよ、タック…

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「ワンッ!」

そして事件は起きる

旅行中、タックはいつもと違ってふわふわしていた。普段会えない一人暮らしの俺や単身赴任の父と遊べて、テンションが変なことになってたんだと思う。もちろんこの時はそんなこと気にも止めていなかったんだけど…そして事件は一通り川や山で遊び終わり、親戚宅で出発前の夕食を食べようかというところで起こる。

18:56 タック脱走。

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「え?タック… タックーーーッ!!」

………

どうやら紐が緩んでいたらしい。
自由を手に入れたタックはもはや呼んでも戻ってこない。とりあえず追いかける。すると、タックの前から車が!!!

「キャンッ!」

…車に少しかすったけど無事のようだ。
ほっとしたのもつかの間、びっくりしたタックはテンパって猛ダッシュで逃げだし、あっという間に見失った。

「どうしよう」

でもそこまでの焦りはなかった。タックはたまに脱走するが、30分ほどで自分から戻ってくるのだ。

「とりあえず近くを探しつつ待つしかない…」

21:00 脱走から2時間経過

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※写真は脱走中のタックのイメージです。
帰ってこない。困った。
ここは自宅から遠く離れた土地。しかも出発予定時間は過ぎている。暗闇すぎて懐中電灯なしではほぼほぼ何も見えない。
それにしても不思議だ。なぜタックは帰ってこない?さっきまでリード外して遊んでいたのに…その時は呼んだらすぐ戻ってきたのに…なぜ出発するぞというこのタイミングで…??

そんなこと今考えても意味がない。
休憩を挟みつつさらに範囲を広げて探すことにした。

23:00 脱走から4時間経過

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※写真は脱走中のタックのイメージです。

いくら呼んでもまるで気配がない。

もしかしたら車に轢かれてしまったかも…
リードがどこかに引っかかって動けないのかも…

様々な不安がよぎる。
でもここで諦める訳にはいかない。仮眠を取りつつ探し続けた。

1:00 脱走から6時間経過

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※写真は脱走中のタックのイメージです。

「今、いたよ!!」
叔母が親戚宅の近くで見たらしい。
どこだと探すも、すでにタックの姿はなかった。

時刻は既に1時。
暗闇過ぎて何も見えず、マムシの関係で藪の中には入れない。
いつまでもこうしているわけにはいかない。
家族で相談し、午前6時までに見つからなかったら置いて行こうと決意。
つらい決断だった。楽しい家族旅行がまさかこんなことになろうとは…
一旦全員で寝て日が昇る4時30分に捜索を再開することに。

4:30 脱走から9時間30分経過

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4時半はまだ全然暗かった。でも落ち着いて寝ることもできないので捜索を再開することに。

「そろそろ捜索を再開するか………ん?」

「あれは…」

「まさか…」

「い…」

「いたーーーーーーー!!!!」

即効で見つかった。

「タックーーーーーーー!!!!!」

喜んで駆け寄ろうとしたが、なんだか様子がおかしい。
まずびしょびしょのどろどろなのはいいとして、すごい興奮していて、ふわっふわどころじゃない。ぎゅるぎゅるぎゅるフーーーーーンッ!って感じ。
「あっちにおもしろいところがあったよ!!!行こうよ!!!遊ぼうよ!!!」
そう言っているようにも思える。近づくとどこかに行こうとする。

しかし、ここで逃げられるのはまずい…

ここからはタックとの駆け引きだ。飼い犬になめられるわけにはいかない。

「タック 来い!!!!」

動かないタック。

「タック!!!!!」

動かない…

「タック…」

4:40 脱走から9時間40分経過

膠着状態が10分続いた。

駄目か…
諦めかけたそのとき、突然タックがこちらに突進してきた!

「ぐわっ!!!」

俺にぶつかったタックは、どろどろの体を必死にこすり付けてくる。
タック…
タックのきらきらとした瞳に苛立ちを覚えながら俺は静かにタックを捕獲した。こうして俺たちは予定時刻より10時間遅れてようやく出発できたのだった…

エピローグ

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無事タックを確保した後、タックの体の泥を荒い流し、俺たちは次の目的地へと向かった。
それにしてもタックは10時間もの間どこで何していたのか?
普段なら30分もすれば必ず戻ってくるのに。あの臆病なタックが?

そこら中を探し回ったけど呼んでも一切の物音はなかった。遠くまで冒険に行ってたのか、近くで声をひそめて飼い主をおちょくっていたのか。。。

はたまた、この事件が起こったのは12日の夜だったので、もしかしたら死んだ祖父が13日の盆までここにおれとタックを異空間へ飛ばしていたかもしれないな…と俺なりにいろいろ考えたが

真実はタックのみぞ知る。

何をしてたんだ…?タック。

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おわり。

2013年夏休み☆スペシャル更新シリーズ

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エンジニアのひろゆきや。大阪生まれの大阪育ち。LIGを代表するエンジニアになるため、頑張るで。ほんま、よろしくやで。

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