動画編集者になるには?未経験からの方法や必要なスキルを紹介

動画編集者になるには?未経験からの方法や必要なスキルを紹介

Rurika Shimizu

Rurika Shimizu

こんにちは! Webクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(以下デジLIG)」運営のるりです。

ここ数年、コロナ禍で家にいる時間が多くなったこともあり、ますます動画コンテンツの需要が高まっていますね。YouTubeやNetflixなどのサブスクリプションや、TikTokやInstagramのリールなど、SNSで動画がかなり身近になったことで、「実際に自分でも動画編集をしてみたい!」、「動画編集を仕事にしたいな」と思っている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな方に向けて「動画編集者になるにはどうすればいいのか?」というテーマで、動画編集者とはどんな仕事なのか、働き方やなり方、必要なスキルについてご紹介します。


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動画編集者とは

今回ご紹介していく「動画編集者」は、撮影した映像素材を動画編集ソフトを使って演出に不要な部分をカットしてつなぎ、状況に応じてBGMやSE(効果音)、テロップを入れていく編集作業をメインに担う仕事です。

※似た職種に「動画クリエイター」がありますが、こちらは企画、ディレクション、編集など動画制作全般を担うイメージで、今回は別職種として捉えていただければと思います。

1.仕事内容

ある映像素材を視聴者に向けて、制作意図に沿いながら効果的に演出していく仕事です。

演出では、素材のカットや結合、BGM・SE・テロップの挿入などが行われます。テロップとして取り出す文章や会話、補足の内容も適切な表現で簡潔にまとめたり、どの情報をより目立たせるべきなのかを見極めたり、内容や状況に合わせてフォントや色の選択なども考えたりと、手を動かすことに加えて、頭も使う仕事です。

2.使うソフト

AdobeのPremiere ProAfter Effectsがプロ仕様のソフトで、実際の現場ではよく使われています。

Premiere Proだけでも動画編集に必要な機能はすべて搭載されていますが、動画制作においてより差が出る部分である、ビジュアルエフェクトの作成やアニメーションの動画編集ができるAfter Effectsも動画編集者には必須のソフトです。

また、IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックツールも使用します。Photoshopでサムネイルを作ったり、Illustratorで作った要素をAfter Effectsで読み込んで動かしたりします。

3.働き方

働き方は大きく分けて2種類あり、「企業に就職」「個人で活動(フリーランスや副業)」です。

企業と言っても、映像制作会社や広告代理店、テレビ局やゲーム制作会社のような動画に特化したような会社だけではありません。
もちろんこれらの企業で働くとなると、存分に動画に関われますが、昨今動画の需要は幅広い分野で高まっているため、アパレルや飲食業界などの企業でも、自社のチャンネルの運営やプロモーションビデオの制作で動画編集者として活躍することは可能です。

企業に就職する

企業に就職するメリットとしては、実務経験が積めること、比較的安定した給料が入ってくること、人脈が作れることが挙げられます。

動画業界は正社員として雇う前に数ヶ月〜1年ほどの試用期間を設けている場合もありますが、求められている編集スキルセットがあれば、未経験から正社員で入社することは可能です。

企業所属の動画編集者の場合、はじめは撮影のスケジュール管理や備品準備などに回ったり、動画編集に関わる事務作業の対応をしたりすることもあるので、事前に会社に確認してみるのがおすすめです。

また、動画編集者はクライアントありきの職種のため、納期や修正などに案件に合わせた働き方になることもあります。

個人で活動する

一方、個人で活動する場合のメリットとしては、納期に間に合いさえすれば仕事とプライベートの調整など時間に融通がきくこと、PCがあれば仕事できるので働く場所をあまり選ばないことがあげられます。

ただ、結局クライアントありきに変わりはないので、修正や納期の変更などで慌ただしい時期もないわけではありません。また、クライアントによっては編集以外の部分まで依頼をしてくる可能性もあるので、その場合は自分で学びながら対応範囲を広げる必要もあります。

未経験だと実績が少ないので、はじめは企業に入って実績を積み、ある程度実績・人脈を作ってからフリーランスになる形や、まずは副業から始めてみて、そこからフリーランス化という道もおすすめです。

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未経験から動画編集者になるには 

動画編集者を目指したくても、実際に未経験から動画編集者になれるのか、気になりますよね。これまでの文脈で想像がついたかもしれませんが、結論、未経験から動画編集者になることは可能です!

そのために必要なスキルや身につける方法はなんなのか……? ここからお伝えしていきます!

動画編集者になるために必要なスキル

動画編集者になるために、資格取得は必須ではありません。

必要なスキルとして、まずは動画編集ソフトの使い方とpc操作を理解しておく必要があります。

Premiere ProやAfter Effectsなど、実写に特化したもの、アニメーションに特化したもの、長時間の動画編集に特化したものなど、各ソフトごとに得意な分野があるため、状況に応じて使い分ける必要があります。企業によっても、メインで使うソフトは変わってくるため、こちらも事前に確認しておく必要があります。

特に、After Effectsはモーショングラフィックスや3DCGなど、提案・対応できる幅が広く、使いこなせれば動画制作の対応範囲に差をつけられる一方、学ぶ内容のボリュームも大きいです。

そのため、自分がどんな編集がしたいのかに合わせて、知識も選んで身に着けていく必要があります。

Adobe内のソフトであれば連携もスムーズなので、カット作業まではPremiere Pro、エフェクトの追加などはAfter Effectsなど工程ごとに使い分ける動画編集者の方も多いですよ。

また、動画編集では扱う素材の容量も大きいため、データ送信サービスも活用します。クライアントに確認してもらうデータは都度保存をしておく必要があるので、データの送信方法や管理しやすい保存方法を理解しておきたいですね。

スキルを身につける方法

動画編集者になる方法としては、独学で学ぶ方法スクールに通う方法があります。

それぞれメリット・デメリットがあるので、自分に合う方法を選びましょう。

独学で学ぶ場合

今は本やYouTube、Webサイトで動画編集の方法やコツをまとめているものが溢れているので、それらを活用して自分で学ぶ方法です。

独学のメリットとしては、下記が挙げられます。

  • 学習にかかるコストを抑えられる
  • 学びたい分野をとことん追求できる
  • 学習スケジュールも比較的ゆったり進められる

独学は安く、高い自由度で学習できるので、「本当に向いているのかわからない」、「まずは試しに学習してみたい」という方は、独学からスタートするのはおすすめです! また、好きなものを制作できるので学びたい分野に特化して学習することも可能です。

一方で、デメリットとしては下記が挙げられます。

  • プロ・有識者からのフィードバックを受けられる機会はなかなかない
  • スケジュールが自由な分、自己管理を徹底しないと効率が悪い
  • モチベーションの維持が難しい

独学は一人で学習していくことになります。作りたいものが制作できても、その作品のどこが良いのか、どこを修正すべきかなど、未経験での判断がかなり難しい悩みに直面することになります。フィードバックが欲しい場合は、フィードバックをしてくれる人を自分で探して、自分からもらいに行く必要があります。

また、自由度の高い独学だと自分で期限を作って学んでいかないと、ずるずる学習を引き伸ばすことになり、学習の効率が悪くなってしまいます。自己管理に自信がある人であれば大丈夫ですが、不安な方は注意が必要です。

最後にモチベーションの維持についてです。先に挙げたことと繋がってきますが独学の場合、相談に乗れる人がいなかったり、フィードバックがもらえなかったり、学習が思うように進まない中でも黙々と学習を進めていくことになります。

モチベーションの維持ができず、学習に手を付けられなくなってしまったという声は本当によく聞くので、長期的な独学を考えられている方はモチベーション維持に苦労することもあるかも知れません。

独学に関しては、こちらの記事も参考にしていただければと思います!

スクールに通って学ぶ場合

スクールに通うのも一つの手です。スクールでは、動画編集を効率よく学ぶためのカリキュラムが用意されています。メリットは下記です。

  • 有識者や現役のクリエイターからフィードバックやアドバイスがもらえる
  • 人脈が作れ、高め合える仲間がいる
  • 期間はある程度決まっているので、最速で学習が終えられる

スクールに通う大きなメリットは、なんといっても短期間で効率的に学習ができ、フィードバックが受けられる環境がある点です!

自分が編集した動画に納得がいっても、プロの視点から見ると技術的に足りない部分があることは往々にしてあります。しかし、そんなときでもスクールに通っていれば、その足りない発見することができますし、自分だけでは思いつかなかったアイデアをもらえることも大いにあります。

一方で、以下のようなデメリットもあります。

  • 受講料がかかる
  • 自分が学びたい分野がスクールだけでは網羅できないかもしれない

独学で挙げたデメリットはスクールに通うことでほぼすべて解決できますが、仕事に繋げられるスキルを学ぼうとするのであれば、スクールの場合、決して安くはない出費が必要になります。

ただ、スクールを検討される方のカウンセリングをしていると、「お金を払うことで学習に向き合うしかない環境が作れると思った」という方は多くいます。お金を払うことで整った学習環境に身を置くのも、学習に向き合うための一つの方法ではありますよね。

また、自分が学びたい分野がスクールでは網羅できない可能性もあります。スクールを検討する際には、自分が学びたいことがカリキュラムに含まれているか、確認は必須ですね。

デジLIGでも動画コースを展開していますが、デジLIGの魅力の一つは、カリキュラム以外の制作にもフィードバックがもらえる点です!

先ほどスクールのデメリットとして、学びたい内容がスクールのカリキュラムに含まれていないかもしれないという点をあげましたが、デジLIGなら自主制作として提出すれば自分の学びたい分野の編集にアドバイスをもらえます◎

「独学でやってみたけど正解がわからない」、「スクールでしっかり学ぶほうが効率的だと思った」という声もよく聞くので、スクールに少しでも興味がある方は、そのスクールには自分が求める環境が整っているかを見極めたうえで、話しだけでも聞いてみるのはいかがでしょうか?

こちらの記事もぜひご確認ください!

まとめ

ここまで「動画編集者になるには?」というテーマで方法や必要なスキルをご紹介してきましたが、いかがでしたか? 今回の記事を読んで、「動画業界・動画編集者って思ったより大変かも……」と感じた方も多いかもしれません。

ただ、需要は右肩上がりでありますし、動画編集のスキルはたとえどんな業界に行ったとしても強みになるスキルです。

加えて動画は、SNSやYouTube、TVなど普段の生活に欠かせないほどの存在にもなっており、身近な人から顔の見えない世界中の誰かの心までをも動かすことができます。それってすごく魅力的で、スキルがある人にしかできないことですよね……!

デジLIGでも動画のスキル習得を目指して入学され、実際にスキルアップやキャリアチェンジを成功させている方がたくさんいらっしゃいます!

ぜひ、少しでも興味がある方は、個別説明会にご参加ください◎オンラインでもオフラインでも毎日開催しています!
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Rurika Shimizu
Rurika Shimizu Digital Education / Education / School Adviser / 清水 るり夏

大学を卒業後、LIGに入社。大学で教職課程をとり教員免許を取得した経験や、イラストや広告などクリエイティブなものを見たりつくったりするのが好きだった経験から『デザイン×教育』に携わることができるDigital Education部にて、「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」でのカウンセリング、スクール運営・企画、受講生のサポートを行う。

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