「強くてニューゲームより、ちゃんとレベル1から始めたかった」
事業会社や制作会社を経たのち、フリーランスとして活躍してきたたまさんが、LIGへの入社を決めた理由はシンプルでした。「伸びしろしかない」と感じたから、です。
声をかけたのは、10年来の後輩・せんちゃん。泣いた夜も、きつい言葉も、乗り越えてきた二人が、なぜ同じ職場で働くことになったのか。リファラル採用の本音とともに、語ってもらいました。
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株式会社LIG 第2ITSolution事業部 アートディレクター たまさん大手人材会社にてBtoB向けマーケティングのデザインを担当。その後は制作会社や事業会社での経験を活かし、フリーランスとして活動。2026年1月にLIGへ入社。デザイナーの採用からCTO直下の案件まで、入社直後からフル稼働中。 |
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株式会社LIG 第2ITSolution事業部 デザイナー せんちゃん新卒で大手人材会社へ入社し、採用ブランディングや社内クリエイティブを担当。制作会社での経験を経てLIGへ転職。現在はグラフィックからWeb領域まで幅広く活躍。10年来の師匠・たまさんをLIGに引き込んだ張本人。👉️メンバーページ |
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※取材は2026年1月におこないました。
出会いは、オンボーディングの席で
──お二人の出会いから教えてください。
▲LIGデザイナー せんちゃん
せんちゃん:私が新卒2年目になるかならないかのころ、たまさんが中途で入社されたんです。私がチームでオンボーディング担当だったので、入社初日からご一緒することになって。それが最初ですね。
たまさん:オンボーディングの説明が15分で終わっちゃって、残り45分は最初に買ったCDの話とか、好きなバンドの話とかしてました(笑)。
せんちゃんのことは、紙のデザインもイラストも描けるデザイナーがいるぞ、っていう第一印象でしたね。Webデザインからちょっと逃げてるような印象もありました(笑)。
──所属は違ったんですよね?
せんちゃん:たまさんはBtoB向け広告を担当されていて、私はインハウスのクリエイティブをやる制作チームで。部署横断のデザインレビュー会で顔を合わせるくらいでした。
たまさん:そのうちサクッと飲みに行くようになりました。まあ、後輩とは思ってなかったですけどね。先輩風吹かすのが嫌いで、みんなクルーだと思っているので。
せんちゃん:私はリスペクトしてたんですけど(笑)。でも他の先輩とぜんぜん違うんですよね。仕事の話よりも、どんなデザイナーになりたいとか、将来の話とか。飲みの場で人生相談に乗ってくれる先輩、みたいな感じでした。
「ものづくり、って言い方やめろ」
──師弟関係になっていったのはどんな経緯ですか?
▲LIGアートディレクター たまさん
たまさん:せんちゃんのほうが先に会社を離れて、制作会社に転職したんです。その前に「制作会社でチャレンジしてみたい」って相談されたので、行ってみればって言ったんですけど……ひとこと添えたのは「今のメンタルだとたぶんきついよ」って。
実力もメンタルも、正直まだ十分に備わっていない状態で「デザイナーです」って入っていったら、現場でアシスタント級だって思われてしまう。「イラスト得意です」なんて自己紹介したら、いらないって言われて終わりだよって。
せんちゃん:「ものづくり」って言い方やめろ、って言われたのもそのときでした。
たまさん:言ったな(笑)。デザインはあくまで手段で、目的はビジネスの課題を解決することじゃないですか。デザインはそのなかの一フェーズでしかないのに、「ものづくりが好きです」「イラストが得意です」って言ってるうちはきついよって。
──で、行ったら本当にきつかった?
たまさん:数ヶ月後に「しんどいです」って連絡が来ました(笑)。アウトプットを見せてもらって、これは一緒に鍛え直す必要があるなと思って。「半年間、死ぬ気でついてくるなら、ポートフォリオづくりに全力で付き合うよ」って言いました。ここで逃げ出したら30歳から残念なデザイナーになっちゃうよって。

せんちゃん:泣きながら何度も会いに行きましたね……1週間に4回ぐらい。
たまさん:「泣くのやめろ」ってずっと言ってたんですよ。泣くって感情の発散行為だから、その場で発散したら覚えられないんです。ミスを繰り返さないためには、その経験をちゃんと刻まないといけない。その瞬間に流したらもったいないよって。
せんちゃん:今でも覚えてます、あの言葉。
10年後、また同じ会社で働くことになるとは
──そんな二人が、再び同じ職場へ。どういう経緯だったんですか?
せんちゃん:去年9月の全社キックオフのあとの飲み会で、デザイナー陣から「アウトプットの品質を底上げしたり、キャリアの相談にも乗ってくれたりする、コンサル的な立ち位置の人がいてくれるとありがたいよね」という声があがったんです。LIGではデザイナーが案件のアートディレクションまで兼任することが多くて。それぞれ自走できているからこそ、さらに上の視点で引っ張ってくれる存在が求められていたんだと思います。
それを聞いた瞬間に、その場でたまさんにLINEしたんですよ。「今まさに目の前でこういう話が出てるんですけど、LIGどうですか?」って。
たまさん:そしたら「俺、ちょうど転職考えてたんだよね」って(笑)。
せんちゃん:タイミングが奇跡すぎて。しかもその場に大山さん(代表)とユースケさん(マネージャー)もいたので、すぐにつないでもらえたんです。
たまさん:フリーランスとして1年区切りで動いていたんですけど、ちょうどその1年が終わるタイミングだったんですよね。いろんなタイミングが重なった感じでした。
──入社を決めた理由を教えてください。

たまさん:一番は「伸びしろしかない」って感じたことですね。RPGで言ったら、強くてニューゲームより普通にニューゲームのほうが面白いじゃないですか。ちゃんとレベル1から始められる現場だなって。
プレイヤーがガチガチに揃った現場じゃないからこそ、これから一緒に強くなれるって感覚があって。そこが最大の魅力でしたね。
せんちゃん:私が紹介しようと思ったのは、「LIGが安心できるから」じゃなくて、課題だらけの組織だとわかった上で、その課題をむしろ燃料にできるたまさんだから紹介できた。定時で帰りたい人とか、和気あいあいとやりたい人を連れてこようとは思わないですね。
「俺バリバリやるから、置いてくぞ」
──入社後はどんな様子ですか?
せんちゃん:入社前に2人で話したとき、「俺バリバリやるから置いてくぞ」って言われたんですよ。まだ1ヶ月も経ってないのに、それが有言実行されてて驚きます(笑)。
たまさん:現場に入ったら、まず全デザイナーと1on1しようと決めていたんです。好きな食べ物とか普通の話から仕事の話まで。みんなそれぞれ課題を抱えていて、その話になると急に目線が落ちる瞬間もあったりして……。
難しいゲームのほうが楽しいじゃないですか。なかなか勝てないボスがいたほうが、みんなとパーティーで攻略しようってなれる。そこは毎日楽しいですね。

せんちゃん:至るところで「たまさんが」「たまさんって」って声が聞こえてくるようになって。ミーティングの空気の上げ方がすごく勉強になるとか、チームが前を向けるようになったとか、そういう声がたまさんのいない場所でも出てきてて。
たまさん:あとで2万円ぐらい渡さないといけないですね(笑)。
──入社後も、お二人の関係性は変わらずですか?
たまさん:変わらないですね。出会いから10年近くになるけど、基本的には変わらない。
──せんちゃんから見てたまさんとの10年はどんな時間でしたか?
せんちゃん:きつい言葉もたくさん言われたし、泣いたこともたくさんあって。悔しかったことも、なんで私ばっかりって気持ちになったこともある。でも言ってもらわなかったら、今の自分はいないなって本当に思っています。
よくある「優しい上司」って、相手を全肯定してきつい言葉は言わない人、みたいなイメージあるじゃないですか。でも、それが本当の優しさじゃないってことをたまさんから教えてもらいました。
──たまさんって今までLIGにいなかったタイプの方ですよね。
せんちゃん:そうなんですよ。役職や部署関係なく、一人ひとりをちゃんと見てるんです。この人には強く言うべきか、この言い方だと傷つけてしまうか、この人は今どういう状態かって。そういう人、なかなかいないなって思って。
私がたまさんをLIGに誘ったのは、「組織をもっとよくしてほしい」っていう気持ちも正直あって。自分では気づけないことが見える人に、変えていってほしかった。
たまさん:せんちゃんが自分自身で決めて、その時間ちゃんと向き合ったから今のせんちゃんがある。俺が育てたとかじゃなくて、人と掛け算しながらものごとを前に進めることを大事にしてるので。
入社してからせんちゃんに言ったのは「遠慮しないで。見え方なんか気にしてんじゃないぞ、ダサい人間になるな」ってこと。一緒に働く以上、お互いの成長のためにちゃんとぶつかっていこうって。

さいごに
「強くてニューゲームより、ちゃんとレベル1から始めたかった」と語るたまさんの言葉には、LIGという会社への本気の期待が滲んでいました。
伸びしろのある組織に飛び込んで、一緒に強くなっていく。そのために10年来の信頼関係を活かした二人の選択は、リファラル採用の本質を教えてくれるようでもあります。
紹介する側の「この人なら絶対いい」という確信と、紹介される側の「この人がいる場所なら」という信頼。その両方が揃ったとき、リファラルは単なる採用手法を超えて、組織を変える力になるのかもしれません。