こんにちは！ インハウスマーケティング部のりこぴんです。
最近はさまざまな画像生成AIツールが台頭し、目まぐるしい進化を遂げていますね。
今回は、まるで一眼レフで撮影しているかのようにハイクオリティな画像が生成できる「ImageFX」をご紹介します！
しかも無料で使用できるという優れもの……。基本的な機能や使用する際のコツなども詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください！
目次
ImageFXについて
ImageFXとは
ImageFXとは、Googleが開発した画像生成AIツールです。
Googleの最新の画像生成AIモデル「Imagen 3」を搭載していて、生成できる画像品質の高さから最近とても注目が集まっています。
人物の顔や肌の質感、髪の毛の細部まで精密に表現され、実写と見分けがつかないほどハイクオリティな画像が生成できるようになりました。
2024年10月現在、Googleアカウントがあれば誰でも無料で利用可能です。
プロンプトは日本語に対応していないため、英語で入力する必要がありますが、直感的で使いやすいUIUXにより、初心者でも簡単に操作できます。
ImageFXの始め方
ImageFXの始め方はいたってシンプル。
まず、ImageFXの公式サイトにアクセスし、右上にあるSign in with Googleを押下します。
次に、上記のような画面に遷移するので、赤枠のSign Inを押下します。
すると、Googleアカウントの連携画面に遷移するので画面の指示に従ってログインしてください。
Googleアカウントでのログインができ、上記のような画面に遷移すれば準備完了です！
めちゃくちゃ簡単！
ImageFX(画像生成)の基本的な使い方
1.プロンプトを入力して画像生成
基本的な使い方は、赤枠部分にプロンプトを入力して画像を生成します。
なにもプロンプトを入力していない状態の場合は、I’m Feeling Luckyとボタンに表示されます。
「プロンプトが思いつかないけど、とりあえず触ってみたい！」という方でも、なにも入力せずとも画像が生成できちゃいます！
今回は試しに、「big ocean（広い海）」と入力してみます。
約30秒後……
かなりリアルな画像が生成できました。
ダウンロードもとってもシンプル。ダウンロードしたい画像を押下すると、右下にダウンロードマークが表示されます。このダウンロードボタンを押下すれば、デバイスへのダウンロードが完了します。
今回生成した画像がこちらです。
めちゃめちゃリアルですね……！ このクオリティなのに無料で利用できるのはすごいと思います。
2.expressive chipを使って画像生成
expressive chip（表現力チップ）とは、プロンプトの一部を簡単に変更できるImageFXの特徴的な機能のひとつです。
自動でプロンプト候補を提案してくれる機能で、そこから選択することでよりイメージに近い画像を生成できます。
さきほど入力した「big ocean」からどのように派生できるか見てみましょう。
一単語ずつ区切られたプロンプト（今回であれば、bigとocecan）の右側にある黒い三角マーク▼を押下すると、関連する単語が表示されます。
今回はこのexpressive chipで提案された「small river（小さな川）」で画像を生成してみます。
なかなかハイクオリティではないでしょうか？ 高画質の素材に困ったらかなり使えそうです。
3.一部を切り取って編集
ImageFXでは部分的に画像生成することも可能です。さきほど作成した川の画像を例に、実際に試してみます。
編集したい画像へマウスオーバーすると、画像の左下に画像を編集と表示されるので、これを押下します。
次に、画像を生成したい箇所をなぞり、生成したいものを入力します。今回は画像中央に、「small frog（小さな蛙）」を生成します。プロンプトの入力が完了したら、編集内容を生成を押下します。
すると……
まるで一眼レフで撮影したようなハイクオリティな画像が生成できたのではないでしょうか？
ImageFXで思い通りの画像を生成するコツ
実際に使用してみて、希望に近い画像を生成するにはプロンプトが重要だと感じました。しかし、適切なプロンプトを考えるのは意外に難しいものです。
そこで、他の生成AIツールの機能を組み合わせて、より精度の高い画像を生成する方法をご紹介します。
AIチャットボットにプロンプトを作ってもらう
ChatGPTのような大規模言語モデルを使用して、より詳細な内容のプロンプトを作成することができます。
まずはイメージに近い画像をアップロードし、「この画像の特徴を詳しく説明して」と依頼します。その説明をヒントにプロンプトを作成してみてください。
「Midjourney」のdescribe機能を使う
有料ですが、画像生成AI「Midjourney」のdescribe機能を使えば、画像からテキストを抽出することができます。
有料というだけあって、かなり質の高いテキストプロンプトを作ってくれます！（さらにそのテキストを使って画像生成もできますが、今回はImageFXを使って画像を生成していきたいと思います）
百聞は一見にしかずということで、まずは私が自分で考えたプロンプトと、Midjourneyで作成したプロンプトで、どれだけアウトプットの差が出るのか見てみましょう。
アウトプット比較
▼ 生成したいイメージの見本はこちら
▼ プロンプトによって変化するImageFXのアウトプット
- ▼自分で考えたプロンプト
- Man leaning against a wall in a modern indoor space, holding a skateboard. He is wearing a cap, a patterned jacket, and casual clothing.
- ▼Midjourneyが作成したプロンプト
- A young man with long hair, wearing an open cap and a black base colorful shirt, is holding his blue skateboard under his arm in between beige walls of a modern office . He’s walking next to one side wall while looking at the camera. The image is photo-realistic , shot with a Sony A7 III camera.
いかがでしょうか？ Midjourneyを使用して生成した画像のほうが、イメージ見本に近いのではないでしょうか！
自分で考えて入力したプロンプトでも十分ハイクオリティなアウトプットではありますが、よりイメージに近い画像を生成するならMidjourneyを併用したほうが良いと言えるでしょう。
Midjourneyのdesicribe機能の使い方
Midjourneyのdesicribe機能の使い方もとっても簡単です。ここから詳しく解説します。
▼まだMidjourneyを一度も使用したことがない方はぜひこちらからチェックしてみてください！ 画像生成AI「Midjourney」の始め方・使い方をデザイナーが丁寧に解説します
Mayuko Yamazaki
Step.1
まずはMidjourneyで画像を生成するチャットスペースを開いてください。
Midjourneyでの画像生成は、他のユーザーも見ることができるチャンネルか、DMのどちらかでおこなうことができます。
「Midjourney Bot」をクリックするとMidjourneyのDMが開き、自分だけのスペースで画像を生成できます。私は普段DMで生成することが多いです。
Step.2
次に、入力欄に/describeと入力してください。
Step.3
次に、プロンプトを生成してほしいイメージを反映させます。今回は画像を使用するためimageを押下します。
Step.4
imageが押されると、ファイルを読み込む画面に遷移します。赤枠部分にイメージ見本となる画像をアップロードします。
アップロードが完了したら、Enterキーを押下し送信してください。
Step.5
送信が完了すると、Midjourneyが複数のプロンプトをあげてくれます。
Step.6
あとは簡単！ Midjourneyが提案したプロンプトをコピーして、ImageFXにペーストし、画像を生成します。
イメージにとても近い画像が生成できたのではないでしょうか？
あとは必要に応じてプロンプトの英語を修正したり、画像の色味を調整したりすれば完成です。
まとめ
いかがでしたか？ 「どの画像生成AIツールを使用すればいいかわからない…… 」と困っている方には、ImageFXを強くオススメしたいです！ それほど使いやすく、ハイクオリティな画像が生成できるAIツールでした。
この記事が生成AIを使うきっかけになれば幸いです！
生成AIの活用を検討中の方は、ぜひ下記ページからサービス詳細をご覧ください。
