動画編集副業の始め方と必要スキルをスクール運営が解説!

動画編集副業の始め方と必要スキルをスクール運営が解説!

Takafumi Kubo

Takafumi Kubo

こんにちは! Webクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(通称デジLIG)」で受講生のメンターとして転職サポート・就職サポートをおこなっている、くぼと申します。

多くの「未経験から転職したい!」「キャリアチェンジしたい!」という方へスクールに通っていただいていますが、「副業を始めたい」という方も最近増えています。なかには在学期間中から副業を始め、副収入を得ているなんて方も一定数いらっしゃるんです。

「副収入」という響き、素敵ですよね。

ということで、今日は動画編集の副業の始め方と必要スキルについて紹介していきます! この記事が、副業を始めるきっかけになれば嬉しいです。

動画編集副業の始め方4ステップ

動画編集の始め方4ステップ まとめ画像
次の章で詳しく解説していきます!

①環境を整えよう

動画編集・動画制作において、まずは滞りなく制作ができる環境が必要です。

超ハイスペックPCや、完璧に設備を整える必要はありませんが、PCとソフトは必須ツールです。

PCスペックについて

よくMacかWindowsどちらが良いのかと聞かれるのですが、ここは本当にどちらでもいいです。

強いて言うなら、iPhoneユーザーはMacの方がおすすめです。理由はAirDropなどのツールでデータ連携が楽だからです。あと、個人的にはMacの方がカッコいいと思っています(あくまで所感です)。

現役のクリエイターに聞くと、2台持ちしていて、案件に合わせてMacとWindowsを使い分けているという人もいます。MacかWindowsかはどちらでもいいとして、メモリとCPU(プロセッサ)が編集に必要なスペックを満たしているものを選びましょう。
 

CPU(プロセッサ)

いわゆるPCのスペック・頭脳レベルを示すもの。
代表的なものとしてIntel社製のチップがあります。「インテルcore i◯」と表記されていて、◯に数字が入り、大きいほど高スペックを表します。

Macには元々Intel社のチップが使われていましたが、数年前からApple社開発の「M1チップ」や「M2チップ」と呼ばれるチップが使用されています。
 

メモリ

いわゆる処理速度・キャパ容量のこと。最近はスマホでも高画質な動画撮影ができる時代になったので、最低でも16GB以上がおすすめ。

メモリが不足しているとカクカクして作業にストレスがかかったり、せっかく作ったデータがフリーズして保存できず強制終了……なんて恐すぎることになりかねません。

▼PCスペックについて詳しく知りたい方はこちらから

ソフトについて
動画編集ソフトは色々ありますが、クリエイター御用達のAdobeソフトが1番おすすめです。何より使用している人が多く、取扱説明書(チュートリアル)や解説がたくさん作られているため、何か困ったことがあったときに調べたら、すぐ解決策が出てきてくれます。

アップデートでプラグイン(拡張機能)が追加されてソフトも進化しており、「こんなの作れるの?」というエフェクトが簡単に作れたり、文字起こしやテロップを自動でしてくれる機能があったりと、クリエイター冥利に尽きるといえます。

他にもたくさんソフトはありますが、よく聞くもので「Final Cut Pro」「Vegas Pro」「DaVinci Resolve」などあります。実写の動画編集なのか、映像制作なのかで編集現場では使い分けられています。

その他
長時間の作業は目や腰などの身体に大きな負担を与えます。PCスペックはもちろんですが、デュアルモニターや椅子にコストをかけるクリエイターは多いです。

②必須スキルを身につけよう

基本的な操作方法と、ソフトを使ってどんなことができるのか知っておく

ソフトでできる編集・技術について知ることは副業を始めるための第1歩と言えます。

上記でも紹介した自動のテロップなど、技術やソフトは常に進化しており、より早く、簡単に、編集ができるようになっています(もちろん、人の目でチェックし、クライアントと擦り合わせて制作を進めることが必要です)。

また凝ったエフェクトや編集がなされている動画をみて、「こんな編集は自分にはできない……」と思うのではなく、実はソフトの拡張機能を使えば簡単に作れちゃうなんてこともあります。

クライアント(発注者)とその先にいるユーザー(視聴者)のことを考える

技術の進歩に伴う変化として、簡単に編集ができることを知っている人が増えました。現在、動画編集においては、より付加価値が求められるようになっています。

「動画編集では稼げなくなった……」と言われているのは、ソフトで簡単に、ちょっとした編集ができるようになったからです。

案件をコンスタントに獲得するには、「クライアント(ユーザー)思考」を身につけることと、編集のクオリティを上げることなどが求められます。

とにもかくにもアウトプットが大事

動画編集のクオリティを上げるには、とにかくアウトプットが必要です。

ただし、作りたいものをただ作るのではなく、作ったものが他人の目にどう映るのか、クライアントが求める方向性・クオリティになっているのか検証し、内省することが求められます。

おすすめは現役で活躍しているプロのクリエイターに、プロの目線でフィードバックを受けること。

フィードバックを取り込んでブラッシュアップをおこない、再度フィードバックを受け、それを繰り返すことでクオリティは劇的に向上します。

制作会社などの現場でも「カベ打ち」と呼ばれ、上司や先輩、ときにはクライアントと擦り合わせるなど、クオリティの担保をするために、日々「カベ打ち」がおこなわれています。

売上=単価×量。カベ打ちを重ねて収入源をレベルアップさせよう

的確なアドバイスを受けつつ、質・スピードが上がると、単価アップ、案件をこなせる量が増えるため、収入源の増加に繋がります。

しかし、ここが独学で案件獲得を目指すのが難しくなっているポイントです。

経験上、挫折してしまう大きな要因は「自分の作品が評価されることなく、良いのか悪いのか分からないまま、分からないことが分からないまま時間が経ち、どうすることもできずモチベーションが下がっていく」からです……。

最短で副業を始めるため、また単価アップを目指すためにはスクールに通うという選択もおすすめです。

スクールに通う場合、弊社スタッフに聞いた「副業向けのおすすめスクール」をこちらの記事で紹介しています。
💡副業向け動画編集スクール5選!案件紹介サポート付きのみ紹介

③ポートフォリオを用意しよう

次は「ポートフォリオ」を用意しましょう。

ポートフォリオは作品集のようなもので、「自分がどんなものを作れる人間なのか」とスキル・実績を示す指標になり、基本的に案件獲得の前にポートフォリオの開示や提出が求められます。

逆に言えば、ポートフォリオがあれば案件の獲得は目の前まで来ていると言えます。

ポートフォリオの形式はYouTubeミックスリストを作成し限定公開している人もいれば、Webサイトを作成して実績や案件ごとに整理をしている人もいます。「My Reel」という、作品の一部を短くまとめたダイジェスト動画を作成する人もいるなど、さまざまです。

動画編集者として、見てもらう人(クライアント)の気持ちを汲み取り、どんな行動をしてもらいたいのか(案件をくれる・採用してもらう等)を考えて、その行動をしてもらえるような編集を心がけましょう。

④実績をもとに案件を獲得しよう

ポートフォリオが準備できたら、あとは獲得に向けた行動を取るのみです。ご縁やタイミング次第で時間はかかるかもしれませんが、良いポートフォリオができれば良い案件は必ずついてきます

クラウドソーシングを活用しよう

代表的なクラウドソーシングを紹介します。無料で登録できるものが多いので、一つだけでなく、いくつか登録することをおすすめします。

有名クラウドソーシングサービス。発注者が募る案件に対して、クリエイターが応募・コンペで案件を獲得する形式。

ランサーズやクラウドワークスと違い、スキルを持った人が自らのスキルと単価を設定し、発注者が依頼をする形式。少し単価は低く設定されているように感じます。

  • xWorks(デジタルハリウッド在卒制限定サイト) 

スクールの受講生や卒業生しか見られないような限定公開されているサイトも存在します。「なかなか案件に結びつかない」「思うような案件が出てこない」という場合は、一つの選択肢として案件獲得のサポートがあるスクールを検討することもおすすめです。

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG 公式サイトへ

SNSなどで、自らのスキルや作品を発信しよう

 SNS経由で案件に繋がったり、紹介いただくことも珍しくありません。

「自分ってこういった人間で、こんなの作れます」と、積極的にSNSを活用している人とそうでない人では、案件獲得数にも差があるように感じます(SNSで撮影した旅行動画を上げていたら、役所から市長挨拶動画を作ってほしいと声がかかったなんて人もいました)。

未経験・初心者でもできる?

結論、未経験者・初心者でも上記にあげたような環境が整っていて、ポイントを押さえられれば副業を始めることはできます。

理由は明確で、市場が伸びていて、大小さまざまな案件が生まれ続けているからです。

皆さんは普段動画をよく見ませんか?(YouTube、Instagram、TikTokなど気付けば開いてしまうの何なんですかね……)そして、「ここまで出てくる?」というくらいに動画広告って出てきませんか?

観る人によって見事なまでにターゲティングされた広告が出てくるので、ネット動画広告の案件が無くなることは当分ないように思います。


引用:サイバーエージェント、2022年国内動画広告の市場調査を実施

動画広告市場については、データの通り今後も右肩で伸びていくことが予測されています。経産省のデータでも今後DX人材は不足していくと言われているため、クリエイティブスキルを身に付けておくと様々な業界で活躍できるフィールドを広げられることは間違いないですね。

動画編集副業の案件単価・相場

動画編集案件の相場は5,000円前後のものから数万円を超えるものまで多岐に渡ります。単価の低い案件で数をこなすのか、単価の高い案件を時間と工数をかけてクオリティ担保していくのか、目標金額に合わせて「稼ぎ方」をコントロールできるのはクリエイティブ副業の最大の魅力ですね。

動画編集副業のメリット・デメリット

メリット

「市場が伸びているため需要が多く、始めやすい!」「スキルがものを言う業界のため、稼ぎやすい!」というのは魅力的なポイントです。

時間・場所を選ばず案件を受けられるため、状況によっては本業からシフトチェンジをする人もいらっしゃいます。

デメリット

動画編集を始めるためには、まず初期投資がかかる点が少しハードルになっているポイントです。

最初は編集作業に時間がかかるため、納期に追われる可能性もあるかもしれません。

動画編集スクールによくある質問

ここからは、よくいただく質問や、スクール運営をしている中で感じることをいくつかあげていきます。現場目線の声に少し耳を傾けていただくとヒントになるかもしれません。

実際のところ、ぶっちゃけどうなの?

1ヶ月目に誰でも10万円稼げるという魔法のような話ではないです……。リアルな話、「スキル、考え方、実績」を積み上げていく必要があり、1件数千円という案件を掴むところがスタートになることが多いです。

現役で活躍しているクリエイターやスクールのトレーナー(講師)陣も、そこから始まってます。トレーナーの方が「ツールの進歩や、学ぶ機会がいたるところにあるから、昔だと2、3年かかった技術を数ヶ月で身に付けられる時代。ズルいよね(笑)」と言っていて、何かを始めるのに遅いなんてことはないと感じました。

実際、スクール卒業生で、副業だけで20万円を超える副収入を得ている方もいらっしゃいます。本人のアウトプットの量や、時間(キャパ)によって収入は変動するように思います。

在宅で副業できますか?

動画編集の副業は在宅で受けることができます。環境さえ整っていれば動画編集ができるので、在宅の副業に向いているスキルと言えますね。

始めたての状態で、準備しておくといいことってありますか?

クラウドソーシングに登録してみたり、サイトで調べるところまではしている方が多いのですが、アウトプットまでしている人は少ない印象です。

まずは「擬似案件」という形で、掲載されている案件にチャレンジしてしまえばいいと思います。実際に自分なりに考えて制作し、誰かに見てもらいフィードバックいただくのが理想です。

あとは、目標とするクリエイターの作品や、作ってみたいと思う作品をストックしておくのもおすすめです。

クリエイターは自分の引き出しが多ければ多いほど強さにつながります。今すぐは作れないかもしれないですが、モチベーションにもなるし、引き出しにもなるので、ブックマークしておきましょう。

長続きさせる秘訣は?

一言でいうとしたら、「楽しむこと」です。

楽しめない人が副業できないわけではないですし、仕事と割り切ってる人もいらっしゃいますが、これは結構大事なことです。

始めてみたけど案件が取れなくて、1〜2ヶ月で辞めてしまう人もいますが、楽しんでやっている人はそこで辞めることはありません。YouTubeやTikTokなどで、自分が楽しんでいる趣味などを発信してしまうのもよきです。

クライアントワークのポイントは?

案件にはクライアント(発注者)がいて、その先にエンドユーザーや視聴者と呼ばれる「クライアントのお客さん」がいます。

制作した動画を観た人がクライアントの求める行動を取ってもらえるように、視聴者側の目線で編集ができるとリピートや単価アップに繋がるので、想像力を磨いていきましょう。

クライアントがいると、自分的に完璧にできたと思っているA案よりも、自分的に不出来だと思うB案が選ばれることがあります……。落ち込まずに、自分ごとではなくクライアントごととして捉えることができるといいでしょう。

独学でやってみたけど、すぐ案件がもらえる訳ではなかった……

ソフトが使えて基本的な操作ができる=スキルがある=仕事がある、という状態ではありません……。

どうやったら案件がもらえて、リピートしてもらえるのか。未経験の受講生がどうやって案件を獲得しているのか。より具体的な話が聞いてみたい方はぜひ説明会へお越しください!

プロのフィードバックを受けてみませんか?

動画編集の副業についてまとめてみました。副業を始めたいけど何をどうしたらいいのか分からない方や、案件の獲得に苦戦している方、この記事が何かのヒントやきっかけになっていれば幸いです。

デジタルハリウッドSTUDIO by LIGには、全くの他業種・未経験から副業を始めたり、新しいことにチャレンジをする人がたくさんいます。制作会社として現場の目線を余すことなくお伝えして、目的や目標に合わせてサポートし続けます!

デジLIGでは毎日個別説明会を実施しています。少しでも気になる方はぜひお気軽にご参加ください!

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Takafumi Kubo
Takafumi Kubo Digital Education / School Adviser / 久保 貴史

1992年広島県出身。山口大学経済学部卒業後、新卒で地方銀行へ入社。その後人材業界に転職し、営業・キャリアアドバイザーとして人事領域の課題解決に従事。2022年LIGへ入社。WEBクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」にてお客様のカウンセリング、スクール生のキャリア支援を担当。

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