サイト制作にハマって転職を決断!30代パパが未経験からクリエイターに

サイト制作にハマって転職を決断!30代パパが未経験からクリエイターに

Taiga Akiyama

Taiga Akiyama

こんにちは!デジタルハリウッドSTUDIO by LIGのトラです!

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(通称:デジLIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・北千住・町田・川崎・大宮にて受講生を募集していて、無料説明会は毎日開催中!

本連載では、キャリアチェンジに成功した方のインタビューをとおして、未経験からの学習方法・就職活動のノウハウや、スクール生活についての情報をお届けしています。

今回は、30代から未経験でフロントエンドエンジニアに転職された、谷川さんにインタビュー。

Webデザインを勉強していく過程で、さまざまなプログラミング言語を用いてデザインを実装(ブラウザ上で見れるようにする)していくフロントエンドの領域に惹かれていった谷川さん。一児のパパであり、美容師をしながらどのようにスクールを活用されてキャリアチェンジに繋げたのかを伺いました。

ico 人物紹介:谷川さん2021年5月からデジLIGの「Webデザイナー専攻」を受講し、10月に卒業。10年以上続けていた美容師のお仕事と並行して学習をスタート。卒業後は自社開発のスタートアップにてフロントエンドエンジニアとして働くことに。

自分でできるようになれたら

――これまで美容師というキャリアを歩まれていた谷川さんですが、なぜWebデザイナー・エンジニアを目指そうと思ったのですか?

谷川さん:美容室のお客様に作ってもらった店舗のWebサイトに感動して、自分でもやってみたいと思ったんです。また、サイトの修正を依頼するごとに費用がかかっていたので、自分でできるようになれたらと思いました。まずは独学でやってみようとはじめてみたらハマってしまい、副業という形でもいいから仕事にしたいという思いが芽生えました。

ただ、デザインについてはまったくわからない状態だったので、独学だと難しいと感じてスクールを検討しました。

 
――数あるスクールの中で、デジLIGを選んでくださった理由は何ですか?

谷川さん:一番は、現役のデザイナーに直接教えてもらえるということです。また、オンラインだけでなく教室があることに安心感があったんです。

通学できるスクールのメリットとは

――どのように学習を進めていらっしゃいましたか?

谷川さん:通学は週に2回程度にして、あとは自宅でも学習していました。効率よく進めるために、毎朝通勤の1時間はスマホで動画教材を視聴して、夜自宅に帰ってきたら1時間だけ朝見た教材の課題を進める、という方法を取っていました。子どももいるので、なるべく家での学習はセーブしていました。

学習で不明な点は、すべて教室に行って質問するようにしていました。来校が良かった理由は、聞き漏れや認識のズレがないようにしたかったこと、またモチベーションを維持するために環境を変えたかったことにあります。
 
――お仕事をしながらの学習は大変な面もあったかと思いますが、モチベーションを保つためにしていたことはありますか?

谷川さん:わからなすぎて落ち込む瞬間もありましたが、子どもに諦める姿を見せたくなかったですし、定期的に教室を使っていたのも気持ちの切り替えになりました。あとはしっかりと計画を立てるのは重要ですね。1ヶ月ごとにどこまで進めるか計画を立てていました。

なにより学んでいくなかで、徐々にサイト制作が楽しくなっていったことも大きいです。サイトを実装して自分の思い通りに動いたときに、ものすごい達成感が得られるんですよね! コーディングがどんどん好きになりました。

苦手な「デザイン」の克服方法

――「コーディングが難しい」という声はよく聞きますが、谷川さんはコーディングが得意そうですね。

谷川さん:私にはデザインよりもコーディングのほうが向いていました。「JavaScript」は教材以上に自分自身でも学び、トレーナーにもたくさん質問しました。自分で組み立てて、合っているかどうか聞いてみて、点と点が線でつながるような感覚が楽しかったですね! フレームワークもありますが、1から自分で組むからこそオリジナルの動きもできるので、まずは自分の手でやった方が良いとトレーナーからすすめられました。実際にその教訓は、転職用のポートフォリオの制作にも活きました。

※ フレームワーク……開発に必要な機能がまとめられた枠組み

 
――逆に大変だったのは?

谷川さん:中間課題(注:カリキュラム中盤の制作課題)ですね。良い意味でいうとすごく実践に近いというか、本格的に一からサイトのコンテンツやデザインを自分で作るので経験値は積めるのですが、そのぶんヘビーでした……!

――デザインはまったくわからない状態だったと、最初におっしゃっていましたもんね……。

谷川さん:はい、デザインは苦手でした。でも、これはデジLIGの良かったポイントなのですが、「LIVE授業」はかなり役立ちました。一度参加した授業も、3〜4ヶ月後には再度参加できるので、すべての授業を2周している気がします。現役のプロが駆け出し当時に悩んでいたことを知れたり、毎回内容も濃いんですよね。

※ LIVE授業……月3~4回行われるリアルタイムの授業。ワークショップ付きの実践的な内容で、毎回講師が変わりWeb業界について広く学ぶことができる。

――どんな内容のLIVE授業が印象的でしたか?

谷川さん:一番は「フォント」の授業です。どういうフォント・書体を選ぶと印象が変わるのか、大変参考になりました。私はフォント選びがとくに苦手だったので……。その他にも文字の間隔や、目立たせる箇所と引く箇所などのバランス感、どう目線を動かすかなど、すぐに役立つ内容ばかりで勉強になりました。中間課題を通してトレーナーからもたくさんアドバイスをいただきました。本当にデザインが苦手だったので、トレーナーに聞きながら、何回も修正しました。

同期生やトレーナーとの距離が縮まる2ヶ月間

――率直にお聞きしますが、スクールで物足りなく感じた点はありますか?

谷川さん:通学できるスクールということで仲間もたくさん作れるかと思っていましたが、やはりコロナ禍で難しかった点ですね。ただ、最後の卒業制作(注:カリキュラムの最終制作課題)でクラスができるので、そこからは受講生同士の交流が生まれました。

――卒業制作はクラスのメンバーが定期的にオンライン上で集まりますから、繋がりもできやすいですよね!

谷川さん:卒業制作で知り合った仲間のなかには、デザインがズバ抜けている人や、短期間でWebアプリを作っていた人もいたのですが、みなさん意欲が高くお互いに教え合うこともありました。卒業後も、進路について「こんな会社に決まったー!」など報告しあっています。

――良い雰囲気ですね! 学習の集大成ともいえる「卒業制作」ですが、どんな2ヶ月間でしたか?

谷川さん:卒業制作では美容室のWebサイトを作ったのですが、私のクラスは小野田トレーナーが担任で、本当に学びの多い2ヶ月間でした。

自分が作ってみたサイトの動きに対して、もう少し「手が凝っているように見える」ようにしたほうがいいと、現役のプロ目線で細かい動きを指導してくれるんです。たとえば、ただ単調な動作を付けるのではなく、膨らんだり縮んだりする遊び心を入れてみたり、スクロールしたときに複数のコンテンツの流れ方を別々にしてみたり……。ちょっとした工夫でプロっぽく見えるテクニックをいろいろ教えていただきました。自分だけではなかなか気づけないポイントだと思います。

Twitterを活用した転職活動

――もともとは副業目的で学習されていたかと思いますが、転職に切り替えた理由は何でしたか?

谷川さん:楽しいと感じたことが大きかったのと、残念なことに前職でアレルギーが出てしまい、体力的にもずっとは続けられないなと……。卒業してしばらくしてからトラさんに転職相談をしたあとに、仕事をしながら1ヶ月くらいでポートフォリオも作りました。

――そこから本格的に応募し始めたんですね。求人媒体は何を使われましたか?

谷川さん:求人媒体は「doda」、「Green」、「Wantedly」を使いました。応募数は12社くらいで、面接に進んだのは3社くらいです。

――転職活動で、大変だった点はありますか?

谷川さん:これまで美容業界しか受けたことがなく、一般の転職の仕方がわかっていませんでした……。デジLIGで転職相談もしつつ、エージェントも登録しましたが、私がやりたいフロントエンドは未経験だと求人案件がないと言われたり、年齢も34歳だったのでそこもネックだと言われたりしました。その後Wantedlyに登録して、面談に進んだりもしていました。

最終的に内定をいただいた企業は、Twitterからご連絡をいただいたんです。「転職活動はじめます!」とツイートしてポートフォリオを載せたのですが、大体2〜3週間後にお声がけいただきました。その後、Zoomで面接をして採用いただきました。

――Twitterで先方からお声がけがあったんですか、すごい! 評価いただいたポイントって何だったんでしょうか?

谷川さん:ポートフォリオに使用した技術や、コードの書き方がキレイだったと、転職先のエンジニアさんはおっしゃっていました。フロントエンドを目指していたので、自分なりに工夫していましたが、評価いただき嬉しかったです。また、デジLIGでの専攻はデザインだったので、入社後はデザイン面の意見もほしいと言っていただいています。

 
――逆に、谷川さんは企業さんのどんな点に惹かれたんですか?

谷川さん:やりたいことが全部できる点です。転職先はWeb・スマホアプリを自社開発しているスタートアップなのですが、扱っている技術がまさに自分がやりたかったことだったんです。理想のスキルが習得できる点や、スタートアップなので今後の事業拡大に寄与できる点を魅力に感じました。

働き方もマッチしていて、自宅が遠いことや、最近子どもがもう一人産まれたことを考慮いただき、フルリモートで働く予定です。

――ご家庭と両立もしていけそうで安心しました。新しい挑戦に不安はないですか?

谷川さん:自分で作ってるものについてはわかるのですが、すでにあるプロダクトだと、ファイルも膨大ですし理解できるか不安です。でもしっかり教えてくれる方もいますし、スタートラインにようやく立てるので、楽しみです

これからクリエイターを目指す方へのメッセージ

――最後に、スクール生や独学で学習を進めている方へのアドバイスをお願いします!

谷川さん:当然、学習を進めるとわからないことはたくさん出てきます。最初はツールの使い方もわからないですし、コーディングの知識もないですし、動画教材を見ても忘れることもありますし、他の人と比べて落ち込む瞬間もあります。でも諦めないで、自分のペースでやっていれば繋がるはずです。

めちゃくちゃ楽しんで作業できるように成長するはずなので、最初は大変ですが凹まずに、それが当たり前だと思って頑張って欲しいです! スキル習得に近道はないと思っています。学ぶべきことはたくさんあるので、半年や1年掛けてでもちゃんと向き合うこと、そしてそれをバックアップしてくれる環境に身をおくことをおすすめします。

――ありがとうございました!

まとめ

未経験からフロントエンドエンジニアとして転職された谷川さんでしたが、自身の得意分野をさらに伸ばすために、スクール環境を存分に活用されていたのが印象的でした。

一方で弱点と感じていた「デザイン力」もしっかり学ぼうと行動され、トレーナーを上手く巻き込んで学びを吸収されていました。その成長意欲が転職成功への大事な要素であり、企業からも評価されるポイントなのでしょう! 私たちも引き続き、その思いに応える環境作りに努めてまいります!

デジLIGでは、Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方のお手伝いをしております。転職だけでなく、フリーランス、副業、趣味などで学習を検討されている方も、ぜひ無料個別説明会へお越しください!

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Taiga Akiyama
Taiga Akiyama Digital Education / School Adviser / 秋山 大河

大学卒業後、地元長野で地域密着型のメディア・出版・広告を扱う会社に企画営業を経験。並行して、複数の地域振興団体に所属し、自治体と青少年育成・まちづくりに取り組む。その後に不動産会社で広報職を経験し、LIGに入社。デジタルハリウッドSTUDIO by LIGのセールス・企画・運営を担当し、クリエイターを目指す方々のサポートを行う。

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