【潜入】マッチョ、絵が上手い元消防士がプログラミングを学ぶ。噂の起業家養成学校にはエネルギーが溢れていた。

【潜入】マッチョ、絵が上手い元消防士がプログラミングを学ぶ。噂の起業家養成学校にはエネルギーが溢れていた。

Kazuya Takato

Kazuya Takato

みなさん、こんにちは。

家出した中学生じゃないです。LIGでCTOをやっているづやです。

今日は、起業家・エンジニア養成学校の「ジーズアカデミー東京」の原宿校舎にやってきました。原宿なんて滅多に来ないので、こうして身を潜めています。

ジーズアカデミー」とは
授業料後払いの起業家・エンジニア養成育成学校。未経験者がプログラミングの基礎からオリジナルWebプロダクトを創り切るまで、徹底的にモノづくりに没頭できるカリキュラムと環境を提供している。6ヶ月でエンジニア・起業家を目指す「週末集中DEVコース」とエンジニアの基礎から最先端の技術までじっくり学べる「フルタイム総合LABコース」の2つのコースから選べる。

実は、ジーズアカデミーの実態に迫る記事はこれで3本目。

これまでは卒業生や受講生に話を聞いて、ジーズアカデミーがいかにハードな起業家・エンジニア養成育成学校なのかを深掘りしてきました。

みなさんの話を聞いて、めちゃくちゃ大変だけど身になることはわかりました。カリキュラムが相当よく練られているのでしょう。

でも、学ぶ環境って実際どうなん?

働くにしても学ぶにしても環境って大事ですよね。今回はジーズアカデミーの校舎を見てまわって、実際どんな環境でプログラミングを学べるのか調査したいと思います。

「ジーズアカデミー東京」に潜入してみた

今回「ジーズアカデミー東京」を案内してくれたのは、マーケッターの大堀さんです。写真は好きなマンガ『鋼の錬金術師』のポーズらしいですが、こんなポーズがあったかどうかは謎です。

ico 人物紹介:大堀貴洋さん
週末DEVコースのクラス担任として多くの卒業生を見届けてきた「ジーズアカデミー東京」のマーケッター。高校弓道に特化したYouTubeチャンネルを個人で運用中。

づや:本日はどうぞよろしくお願いします。 そもそも、なんで原宿に開校したんですか?

大堀:もともとは表参道だったんですが、ジーズアカデミーは卒業生が気楽に来られる場所なので、卒業生が1,200人を超えたあたりから「今のキャパじゃ厳しいよね」となりまして。

づや:1,200人! めちゃめちゃ輩出してる。

大堀:それで、ちょうどこの施設のオーナーとご縁があったのと、原宿はカウンターカルチャーが生まれる場所としてジーズの世界観にも合っていたので、2020年に現在の校舎へリニューアル移転しました。

づや:確かに文化の発祥地みたいなイメージはあります。それにしてもオシャレな空間ですね。

大堀:そうですね、高級感のある落ち着いた雰囲気を出しつつ、床は荒削り感のあるデザインにして、社会を変えるような挑戦をする精神を表現しています。

づや:高級感と荒削り感って共生できるんだ……。

ジーズアカデミーに向いてるのはどんな人?

大堀:一部ではありますが、こちらのボードは卒業生が起業した会社なんです。建設現場の作業員の手配に使うアプリを開発したり、バーチャルウィンドウやプロジェクションマッピングに特化した事業だったり、さまざまです。

づや:お〜多くの起業家が生まれていますね……! ジーズアカデミーってやっぱり起業したくて入学する方が多いですか?

大堀:大きく分けて、起業を目指す方、エンジニアへの転職を目指す方、社内で新規事業を目指す方の3パターンがコアですね。自分でプロダクトを作りたいとか自分で技術を身につけたい人が多いです。

づや:なるほど、そうなると若い方が多い……?

大堀:確かに多いのは20代後半から30代半ばですが、全体的に見ると20〜50代まで幅広いです。特に週末集中DEVコースはバラバラで、50代以上の方も1割以上いらっしゃいますね。最年長は65歳です。

づや:65歳! 年齢に関係なく挑戦的な人たちが集まるんですね!

大堀:そうですね、みなさん共通して想いが強く、「こういうプロダクトが作りたい」「こういう業界で活躍するエンジニアになりたい」といった目標を持って入られる方が多いです。

最後の2ヶ月はメンターがサポートしてくれる


取材当日に学習スペースにいたジーズアカデミーの受講生と卒業生。落ち着いた環境で作業に取り組めそう……!

づや:卒業してからもジーズアカデミーに来る人が多いんですね。

大堀:講義をサポートするチューターさんは基本的に卒業生ですね。あとは講義とは別で、各自のプロダクト案を相談し合う「企画壁打ち会」を開催することがあるので、そこに卒業生に来てもらうこともありますね。

づや:なるほど、それは繋がりが増えそう。ちなみに講義ってどんな流れなんですか?

大堀:「週末集中DEVコース」で説明すると、全体6ヶ月のうち前半約4か月はHTMLやCSS、JavaScript、PHPなどそれぞれのプログラミング言語を講義と課題に向き合いながら基礎から学習します。プログラミングの基礎を学んだ後は、企画書を事務局に提出してもらい、メンターが付いて卒業開発期間に入ります。

づや:メンターって自動で割り振られるんですか?

大堀:いえ、メンターはマッチング制ですね。ジーズアカデミー東京にはメンターが20人ほどいらっしゃるので、受講生に第3希望まで出してもらっています。メンターが志望動機や企画書を見て、「この受講生に協力したい!」と思ってもらえればマッチング成立し、繋いでいく流れなんです。

づや:希望通りにいかないこともあるんですね……。

大堀:良いプロダクトを生み出すためには、受講生とメンターさん双方の熱意がとても重要なので、このような仕組みを採用しています。でも、本気度が伝われば受け入れてくれるメンターさんも多いですしそんなに気を張らなくても大丈夫ですよ(笑)。

卒業生はどんな事業をしているの?

ico 人物紹介:渡邊さん
週末DEVコース2期生。『株式会社FireTech』CEO。防火対象物点検の報告書をクラウド化するサービス『防点丸』を展開。34歳まではボクシング選手として東京チャンピオンや全日本ランキング3位などの成績を残していたすごい人!!!

づや:よろしくお願いします! 渡邊さんはどうしてジーズアカデミーに入学されたんですか?

渡邊:ボクシングを引退した後、東京消防庁の消防士として14年ほど勤務していたんですが、消防業務になかなかデジタル化が進まず、ずっと非効率な現状を見てきました。そんな中で、自分のこれまでの経験や知識とプログラミングを掛け合わせれば、消防職員を続けて最終的に救える総人数よりも、救える人が増えるんじゃないかと思ったんです。

づや:渡邊さん……カッコ良すぎますね……。

渡邊:それをジーズアカデミー創業者の児玉さんに相談したら、「おもしろい! 一緒にやろう!」と言ってくれて入学に至ったんです。

 

づや:消防隊員だったからこそわかるリアルな課題を解決する、まさに社会を変える事業ですね……!

大堀:ちなみに渡邊さんは絵もめちゃくちゃ上手いんです。

づや:そんなわけないですよね。ボクシングで東京都チャンピオンの元消防士兼CEOの人間は絵が下手だと世間で言われているはずですが?

渡邊:ちょっと、そのペルソナ、私だけでしょ(笑)。コチラです。

 

うっっっま!!!

 
づや:ちょっと! 絵も上手なんですか!

渡邊:もともとは手塚治虫に憧れて漫画家になりたかったんですよね。

づや:ちょっと情報量が多すぎて……ヤンマガの主人公かなにかですか?

ジーズアカデミーについてもっと知る

第23期の懇親会に潜入してみた


ちょうど今日は週末集中DEVコース第23期の懇親会をやってるみたいです。
 


23期の皆さんは、先週末に入学式を終えたばかりの新入生。今日が初めて対面で顔合わせらしいです。

全員ド緊張していて、きっと会場は静まり返っていることでしょう。ちょっと覗いてみましょうか。
 


ガヤガヤッ

 


ガヤガヤガヤッ

めっちゃ盛り上がってました。

4人ぐらいのグループに分かれて自己紹介をしているようです。みんな初対面のはずなのに自由闊達なコミュニケーションを繰り広げています。

ジーズアカデミー東京の受講生に本音を聞いてみた


なんとかして輪の中に入れてもらうことに成功し、話を聞いてみることにしました。フリーライターをしている蓑島さん(左)と、人材ビジネスの営業をしている稲垣さん(右)です。

どうしてジーズアカデミーに入学したのか、根掘り葉掘り聞いていこうと思います。

づや:よろしくお願いします! ジーズアカデミーに入学したきっかけってなんですか?

蓑島:ライターの仕事ってアナログだなと思っていて、コンテンツ作り全体の流れを見直せば効率化できるポイントがあるんじゃないかと考えたのがきっかけです。いつか開発を外注するにしても知識が必要なので、自分で簡単なものは作れるようにならないとな、と。

稲垣:僕は新しく自分で新規事業を立ち上げたかったんですが、自分のやりたいことと会社の事業とのシナジーを考えるとうまく折り合わず。自分で作るしかないなと思って調べた結果、ジーズアカデミーに辿り着きました。起業家目線もプログラミングも学べるという二軸なのがすごいですよね。
 


蓑島:確かにそうですね。プログラミングするだけなら独学でもいいかなと思ったのと、集まっている人たちがコミュニティとして魅力的なのでジーズアカデミーを選びました。

稲垣:あと、卒業生がめちゃくちゃすごいなと。卒業生が作った会社に株式会社助太刀があるんですが、僕の父親がまさにそのサービスのユーザーだったんです。本当にビジネスをスケールしたい人が集まってるんだなと思って魅力を感じました。
 


づや:ジーズアカデミーは入学時に試験があるんですよね。論理的思考力をテストする「IQ試験」プレゼン形式でアイデアをテストする「IDEA試験」のどちらかを選べるそうですが、二人はどちらを選んだのですか?

蓑島:私は「IDEA試験」ですね。当時は忙しかったのでほぼ一夜漬けみたいな形で、プレゼン資料を作って時間内に喋れるように練習をして。

稲垣:僕も「IDEA試験」です。僕はプレゼン資料を13ページぐらい作ってめっちゃ準備しましたね。でも、試験があるぶん、入学へのモチベーションが上がりました。

づや:二人とも試験に合格して、今日の懇親会はどうでしたか?

蓑島:みなさんやっぱり社交的だし、面白いものを全員が持っていて、こんなに刺激があっていいのかな? というぐらい(笑)。

稲垣:やっぱり自分で起業されてたり、スタートアップで役員されてたり、なにかやりたいことがあってプログラミングを学ぶ必要性に迫られた人たちが来てるんだなって再確認しました。
 


づや:これからの講座で楽しみにしていることはなんですか?

蓑島:みなさん個性を出してくると思うので、なにを作ってくるのかめちゃくちゃ楽しみにしています。ただ、私は締め切りが苦手なライターなので課題を出せるかどうかが不安なんですが(笑)。

稲垣:自分が独学でやっていたときはなかなか進まなかったんですが、この環境であればなにかしら形にできるんだろうなというのが楽しみですね。この環境をフルで活かしきるために頑張らなくちゃいけないなと思います。

それで、結局ほんとにプログラミングはできるようになるの?


大堀:どうでしたか? ジーズアカデミー東京は。

づや:なんかすごい熱気というか、受講生からも卒業生からもエネルギーを感じました。

大堀:本当にそうなんです。本当にエネルギーが溢れている人たちが集まっているんですよ。

づや:それで……実際にプログラミングはできるようになるんですか?

大堀:なります!

づや:おお……。

大堀:もちろんハードですが(笑)。簡単に卒業できない学校ではあるんですけど、それでも夢や想いを持ってる方に関しては、どんなキャリアや経歴でも挑戦してきてほしいですね。

ジーズアカデミーの
説明会へ!

卒業生にサポートはあるの?

づや:ちなみに起業した場合、ジーズアカデミーから何かしらのサポートを受けられたりするんですか?

大堀:はい。ジーズアカデミー福岡には「G’s BASE」というシェアオフィスが併設されているので、そこをお得に利用できます。

づや:福岡! さすがに遠いな〜。

大堀:そうですよね。でも東京とはまた違った雰囲気で楽しいですよ。

づや:なるほど……。

 


ということで、福岡にやってきました。

「ジーズアカデミー福岡」に行ってみた


遠かったですが、ここまで来たら乗りかかった船です。期末の仕事は全部ほったらかして、ジーズアカデミー福岡に潜入していきましょう!
 


シャレた美容室かと思ったら、ここが入り口みたいです。確かにジーズアカデミー東京とは雰囲気が違う!
 


ここが「ジーズアカデミー福岡」とシェアオフィス「G’s BASE」ですか。

天井が高いし色味も尖ってるし、めちゃくちゃオシャレですね。取材じゃなかったら恐れ多くて足を踏み入れられないんですが、今日は取材なのでギリ正気を保てています。
 


今回、「ジーズアカデミー福岡」を案内してくださる岡田さんです。
 

ico 人物紹介:岡田さちさん
大学を卒業後、福岡の地銀系証券会社に入社。2020年に「ジーズアカデミー福岡」週末コースに入学。卒業後、2021年4月にデジタルハリウッド株式会社へ入社し、コミュニティマネージャーとしてクラス運営などに従事。マイブームはGoogle Apps Scriptで会社の業務を自動化すること。無類の酒好きなので片時も離せない。

づや:今日はよろしくお願いします。原宿に続き、オシャレすぎて足が震えています。

岡田:落ち着いてください。

づや:岡田さんはなにをされてる人なんですか?

岡田:わたしはコミュニティマネージャーです。もともと週末DEVコースを受講していた卒業生なので、なんでも聞いてくださいね。

づや:おお、じゃあ受講生の気持ちもわかるんですね。心強い。
 


づや:なんですかここ、オシャレすぎませんか? エンジニアなんてゴザでも敷いておけば充分ですよ。

岡田:ラボをイメージして作っているんです。ちなみに卒業生はみんな入館カードを持っているので、自由に出入りできます。

づや:あの、お菓子とか飲み物も置かれてるんですが、もしかして……?

岡田:はい! コーヒーやジュースもあるし、ちょっとしたお菓子も食べ放題です。

づや:すごい! ちなみに、なんで福岡に開校したんですか?

岡田:福岡は行政がエンジニアフレンドリーシティを掲げているんですよ。大阪とか他に候補地もあったんですが、エンジニアを応援する流れのある福岡に決まりました。

づや:なるほどー。確かに福岡はIT企業も多いイメージです。

 


岡田:このボトルとペンはオープニングパーティのノベルティで作ったんです。その後作ってないんで、レア物ですよ。

づや:全部パクって帰ろうかな。

岡田:やめてください。

づや:それにしても、こんなにイケてたら月額料金も高いんじゃ……。

岡田:料金プランは3つあって、1階と2階の席を自由に使える「フリーアドレスデスク」が5,500円。ブースも使える「カスタマイズブース」が11,000円。個室が使える「カスタマイズルーム」は2プランあって66,000円と88,000円です。

づや:つまり月額5,500円から!? 安すぎません?

岡田:そうなんです! 福岡における業界最安値を自負しています。

づや:しかも、ジーズアカデミー卒業生じゃなくても使えるんですよね。すごい。
 


岡田:でも、誰でも入居できるわけじゃなくて、「スタートアップ×エンジニア」に最適化したコミュニティ作りをするために、テクノロジーに従事している人だけに入居者を制限しているんです。

づや:テクノロジーって言うと、たとえば?

岡田:エンジニアはもちろん、IT系の起業家やデザイナー、最近はアニメーターの方も入居されました。基本的にはテクノロジーに関わる事業をされている方だけに限定して、入居時には審査もしています。

づや:え、審査もあるんですか?

岡田:はい。入居前に必ず内覧をしていただくので、内覧で色々お伺いするか、テキストで今後やりたいことを送ってもらって審査します。

づや:僕、通るかな?

岡田:ノベルティをパクる人はお断りしております。でも、条件を厳しくすることで入居者さんからは喜ばれますね。業種が近い人がいるとお互いに仕事を振ることもできるし、働き方が同じなので静かで集中しやすいみたいです。
 


づや:すごい! なぜか調理器具が充実していますね(笑)。

岡田:ホットプレートや鍋は「ジーズナイト」としてオフィス内でパーティーをするときに使ったりしてます。

づや:ジーズナイト楽しそうっすね。浮きそうだけど僕も混ざってみたいです。

岡田:ジーズナイトは入居者や卒業生に限らず、誰でも呼んでOKなので大丈夫ですよ! 土地柄なのか、みんなお酒好きですし、単純にわいわいするのが好きな人も多いです。もちろんノンアルの人もいますし。
 


岡田:入居者宛てに郵便物が届いたら、スタッフがメールボックスに振り分けています。バーチャルオフィスとして活用している人には郵便物を週1回転送してますよ。

づや:バーチャルオフィスプランもあるんですね。

岡田:バーチャルオフィスは月11,000円で、1日90分までなら無料で施設を利用することもできます。

づや:太っ腹!
 


岡田:ここは時間貸ししているミーティングスペースです。オフィスがラボを意識して作られているぶん、部屋の仕切りがないので、こんな感じで空間を区切っています。

づや:なんだこれ……味わったことがない気持ち……。意外と音が遮断されるので、聞かれたくない話をするときにもぴったりかも。
 


岡田:こっちのスペースはホールで、最大100名を収容できます。今、講義はオンラインとオフラインのハイブリッド形式なんですが、オフラインのときはここで開催されてます。

づや:おお〜広々としてる。配線までオレンジで統一されてるんですね。

岡田:そうなんです。講義で使っていなければ自由に利用可能ですし、時間貸しで貸し切ることもできますよ。

づや:あそこで実際に作業しているのは受講生ですか?

岡田:そうですね、受講生であれば自由に話しかけて大丈夫ですよ。

づや:フリー素材だ。LIGと同じシステムですね。

オンライン可!
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受講生はなにをしているの?


づや:突然すみません。今ってなにをされてるんですか?

藤村:今は卒業制作中です。もともと書道が好きなので、書道とデジタルを掛け合わせてなにかできないかなって。

づや:書道とデジタル! なんか新しいですね。
 


藤村:AIで筆跡を解析するプログラムを作ろうと思って、その計画を立てています。

岡田:藤村さんは書道の師範で、新年会ではみんなの書初めの添削をしてくれたんですよ。

づや:すごい、ガチな方じゃないですか! 自分の得意分野を活かすのは絶対いいですね。
 


づや:突然すみません。なにをされてるんですか?

塩月:僕も卒業制作中です。もともと市役所の職員だったんですが、ここに来て社会人と企業をつなぐマッチングサービスを作りたいと思ってます。イメージとしては、3ヶ月の試用期間で互いにいいなと思ったら正社員になれる「トライアル採用」の場を作れたらなと。

づや:へえ! 確かにそれならミスマッチも減らせますね!

岡田:ちなみに彼、実はマッチョなんですよ。

づや:そんなわけないですよね。元市役所の職員で3ヶ月の試験運用のマッチングサービスを作りたい人間はガリガリだと世間で言われているはずですが?

塩月:一番コンディションが良かったときの写真があるので見せますね……。
 


ナイスバルクッッッッ!

づや:すご……! 市役所職員からのマッチョからのプログラミング。人生、なにが起こるかわかんないですね……。
 


づや:突然すみません。今って卒業制作中ですか?

安武:そうですね。スキューバダイビングが趣味なんで、それ関連で開発してます。

づや:スキューバダイビング関連?

安武:ダイビングするとフィッシュウォッチングもできるので、生物の情報を一元化して見られるものが作りたいです。みんなが投稿した写真で「この魚、南下したんだ」ってわかるといいな、と。
 


づや:なるほど。ちなみに今、僕が机ダイビングしてるのわかりますか? ダイビングしたことないんですけど……。

安武:ダイビング舐めてると後悔しますよ。

G’s BASEの2階はどうなってるの?


岡田:じゃあ2階にも上がってみましょう。

づや:2階はなにがあるんですか?

岡田:個室やブース、シャワーとかがあります!
 


づや:2階もラボっぽい雰囲気なんですね。

岡田:そうですね。ちなみに、電光掲示板には日本語・英語・中国語・韓国語で「セカイを変えるGEEKになろう」が流れています。ジーズアカデミーのスローガンです。
 


岡田:ここはシャワールームです。運動のあとにここに来て使う人もいるし、受講生でも夜間にコードを書きたい人は21時から翌日10時まで利用できるので、ここで夜通し作業していくこともあります。

づや:夜通しは人数制限なく、何人でも利用できるんですか?

岡田:先着8名のみ利用可能です! 毎日Facebookの投稿で希望者を募集して、先着コメントで決めるので、人気な時期はめちゃくちゃ争奪戦なんですよ。

づや:じゃあ、岡田さんも受講生のときも?

岡田:もちろん。Facebookに貼り付いて投稿されるのを待ってました。実質24時間コードを書けるので、朝まで書いて出社したこともあります。
 


づや:ソファーがあるとリラックスできていいですね。

岡田:私も受講生のときはソファーの隅っこでくつろいでコード書いてました。靴脱いで足をあげてたり……。

づや:ほぼ自宅ですね。
 


岡田:ここはブースです。プリンターも共用部分に置いてあるんですが、専用ブースの人はプリンターを自分で買って置いてる人が多いですね。

づや:椅子がふたつあるんですね。広々としてるけど壁もあって集中できそうです。

岡田:ちなみに二人でブースを使われる入居者さんもいます。その場合は法人カードキー追加で月11,000円です。
 


づや:ちなみに卒業生は利用料が安くなったりしないんですか?

岡田:卒業生にはプラグインプランがありますよ。「フリーアドレスデスク」とほぼ同じ内容で月3,000円です。唯一、法人登記はできないんですが、お菓子も食べ放題です。

づや:安い! コーヒーとお菓子だけで月3,000円の元が取れそうな……。

岡田:コロナ禍になってから始めたプランなんですが、加入する人がどんどん増えていますね!

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ジーズアカデミー福岡の卒業生に聞いてみた

実際にジーズアカデミー卒業生でG’s BASEを利用している新嶋さんと伊藤さんにも話を聞いてみることにしました。

ico 人物紹介:新嶋さん
フルタイム総合LABコース3期として、GGA優勝を経験。卒業後、『株式会社xCura』を設立し、歯科クリニックや医療脱毛クリニックなどの治療中の痛みをVRで和らげる(VRディストラクション)事業を展開。現在、5つのクリニックで試験運用中。趣味はスイーツ巡り。
ico 人物紹介:伊藤さん
週末DEVコース7期生。営業職として新卒入社した地元大手企業から、エンジニアへ転身。現在はブロックチェーン技術の開発を行う『合同会社暗号屋』にてフロントエンドエンジニアとして活躍中。旅行オタク。

ジーズアカデミーに入学した理由


づや:本日はよろしくお願いします! そもそもなんでジーズアカデミーに入学しようと思ったんですか?

新嶋:当時勤めていた会社の取引先の方が、ジーズアカデミー東京のメンターだったんです。そこで存在を知って、仕事を辞めた後にプログラミングに興味が出たとき、ジーズアカデミーに惹かれました。ただプログラミングを学ぶんじゃなくて、プログラミングで起業するのをゴールにしているのがいいな、と。

伊藤:私はエンジニアになる前は普通の営業だったんですが、なぜか入社1年目で社内の新しいDX事業部に異動になったんです。でも、当時はまったく知識がなかったので、勉強しなきゃと思ってジーズアカデミーに入りました。転職する気はなかったんですが、まんまとプログラミングにハマってしまい(笑)。

づや:なるほど、企業じゃなくて新規事業のための受講だったんですね。それがまんまと……受講してみてどうでしたか?
 


伊藤:最初の授業から楽しかったですし、煽られるのが面白かったですね。いい意味で「自分でやらないと知らないよ?」って雰囲気があるので、やる気を持った人にとっては切磋琢磨できる状況だと思います。毎日ここに来たり、夜中までやってたりしたけど、楽しかったので正直あまり辛い思いはしてないですね。

新嶋:授業で煽られるとやる気に繋がりますよね。あと印象的だったのが、児玉さんに資金調達の相談をしたら「正解を探しに行ってるよね。正解を探しに行くんじゃなくて、自分でしたことを正解にするんだよ」って言われたこと。それが心に残ってます。

づや:うお〜かっこいい。僕も社内で使ってみよ。

入学を検討している人にメッセージ


づや:二人ともジーズアカデミーと出会ってキャリアが変わったと思うんですが、入学を検討している人になにかメッセージはありますか?

新嶋:自分で道を切り開きたい人にはおすすめですね。人生の転機になるし、背中を押してもらえます。あと、人との繋がりができることが魅力的です。G’s BASEの入居者でアメリカ国籍の方がいるんですが、その方もヘルスケア領域の事業をされているので、英語の論文をピックアップしてもらったり、翻訳をしてもらったりしています。そういう繋がりがありがたいですね。

伊藤:私はプログラミングに興味がない人や、やりたいことが見つからない人も来ていいと思います。やりたいことを見つけたいなら何かしらのアクションを起こすべきだし、そういう人がジーズアカデミーの広告にたどり着けばれいいですよね。プログラミングに限らず、何かしら今を変えたい人。私は人生が変わりました(笑)

ジーズアカデミーで人生が変わる


東京、福岡といろんな人に話を聞いてきましたが、みなさんとにかく熱意がすごい! 目標に向かってそれぞれモチベーション高く進んでいるのがよくわかりました。

「人生が変わった」は決して大げさではなく、マジのマジなんですよね。

今回、2つの施設を見てきましたが、それぞれテイストが違うものの働きやすさはピカイチでした。卒業後に通い詰めたくなるのも納得です。

ジーズアカデミーのここがすごい
  • プログラミングだけでなく起業の大事なところ学べる
  • 意識が高い仲間と一緒に切磋琢磨できる
  • 一流のメンターがプロダクト開発をサポート
  • オシャレでファシリティが充実した施設
  • 卒業後もコワーキングスペースを利用可能

快適な環境でプログラミングを学びたい方、自分でプロダクトを作りたい方、とにかく人生を変えたい方は一度説明会に行ってみてはいかがでしょうか?

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Kazuya Takato
Kazuya Takato 取締役 COO 兼 CTO / DX事業本部長 / 高遠 和也

1983年生まれ。SIerとしてのキャリアをスタートし、JavaやC#を中心に多岐にわたる開発プロジェクトにエンジニアとして参加。その経験を活かし、LIGを創業。バックエンドおよびフロントエンドエンジニアとしての深い知識と経験をもとに、多様なプロジェクトに従事。現在は、取締役COO兼CTO、DX事業本部長として、社内の体制やルールの最適化、AI技術の推進など、経営戦略の一翼を担う。

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