【座談会】 ジーズアカデミーでプログラミングを学んだら起業家になっていたってほんと?

【座談会】 ジーズアカデミーでプログラミングを学んだら起業家になっていたってほんと?

Kazuya Takato

Kazuya Takato

みなさんこんにちは、づやです。

いきなりイケてるスタートアップの集合写真みたいな感じで失礼いたします(僕は左から二番目のヤツです)。

僕は普段はエンジニアとして、案件における技術面での方向性の決定や、LIGのエンジニア全体のマネジメントをしています。

日々業務を進めていく中で大切にしていることの一つに、「技術的な視点」と「ビジネス視点」の両方のバランスを考えながらプロジェクトを進めるという考え方があります。双方を意識することで、よりクライアントが納得できる良いサービスやプロダクトを作れると思っています。これからWebサービスなどのIT関連で起業するうえでも、これは大事な視点ではないでしょうか。

そこで今回、起業家エンジニア養成スクールである『ジーズアカデミー(G’s ACADEMY)』でプログラミングを学んで起業した3名の方々を集めて「プログラミングを学んだことでなぜ成功できたのか」「どのように役立ったのか」を詳しくお伺いする座談会を開きました。

これからWebサービスやアプリを作って起業したい方にとって必見の内容だと思います! ぜひご覧ください。

出席者プロフィール

ico 武田 浩和さん/アラームボックス株式会社 代表取締役 CEO2016年6月、アラームボックス株式会社を設立。「すべての企業取引に安心を」をミッションに掲げ、クローリングなどによる企業(取引先)の与信管理や企業調査を行うサービスを展開中。最近、プライベートではオンラインゲームとオンラインパーソナルトレーニングに時間を使うことが多いとのこと。
ico 橋本 華恋さん/キャンプ女子株式会社 代表2019年6月、キャンプ女子株式会社を設立。国内最大のキャンプ女子コミュニティ「キャンジョ」(Instagramフォロワー数約7万人)を運営。「女子キャンプ」や「家キャン」をいち早く発信してきた。キャンプ道具レンタルサービス、キャンプ場サポートなどキャンプに関わる事業を展開中。
ico 塚田 哲也さん/Rsmile株式会社 共同創業者 取締役COO2020年5月、Rsmile株式会社を設立。全国の「不動産所有者/管理者」と「働きたい地域作業者」を繋げるワークシェアリングサービスCOSOJI(こそーじ)を推進。不動産業界の課題解決と仕事の地産地消による地域活性化の実現を目指している。実は元ラクロス日本代表選手という経歴の持ち主。

ジーズアカデミーを選んだキッカケ

づや:みなさんはジーズアカデミーの「週末集中DEVコース」(※)で半年間プログラミングを学んで卒業したという共通点があります。そもそもなぜジーズアカデミーに入ろうと思ったのか、そのキッカケや動機から教えてもらえますか?

 「週末集中DEVコース」とは
週末集中DEVコース」とは、6ヶ月間、毎週土または日曜日の週末に集中的にプログラミングを習得し、アプリ・サービスの完成を目指す起業家向けのコース。毎週のプロダクト制作課題をこなすことで、短期間で成長を目指す。平日もオンライン勉強会や質問会でサポート。

 

武田さん:私は今、アラームボックスという会社を立ち上げて、与信管理や企業調査といったちょっとニッチなサービスを手がけています。ジーズアカデミーに入ったのは、起業しようと決めたとき、この事業を軌道に乗せるにはプログラミング知識が必要だと思ったのが理由ですね。

 

橋本さん:私はジーズアカデミーの福岡校出身です。最初にジーズアカデミーのことを知ったのは、たしかSNS広告だったんですよ。で、そのあとに福岡市で起業家を対象にしたイベントがあって、ジーズアカデミーがブースを出していたんです。それで気になってブースに寄ってみたら、誰もいませんでした(笑)。

づや:え、誰もいなかった?(笑) たまたまですか?

橋本さん:たまたまいらっしゃらなかったんだと思います。とにかくチラシだけが置いてありました(笑)。そのチラシだけを見て学校説明会に申し込んだんですよ。

武田さん:人がいなかったのに、ちゃんとコンバージョンされてる(笑)。
 

橋本さん:そうなんです(笑)。ちゃんとホームページに飛んで、説明会の予約をしましたから。

づや:それくらい、ジーズアカデミーに入学したいという気持ちが強かったってことですかね?

橋本さん:ハイ。というのももともと私はキャンプが好きで、キャンプで仕事をしたかったんです。そのためにアウトドアメーカーに入る道も考えたんですけど、そのとき私がやりたかったのって「キャンプ女子」に向けたサービスだったんですよ。ところが、それをやってる会社がどこにもなかったんです。

それで、ジーズアカデミーは「ないものを作れる学校」なんじゃないかとなんとなく理解していて。この学校に入ってプログラミングを勉強すれば自分が思っていることを表現できるようになって、サービスとして世の中に出せるかもって思ったんです。それで入学しました。

づや:見事に夢を実現させてますね……! 塚田さんはどうでしょうか?

 

塚田さん:僕はもともとアパート経営をやってたんですが、管理会社さんに清掃や建物の点検を委託すると、全然報告が上がってこない、上がってきても1か月〜数か月遅れだったんです。所有者であるにも関わらす建物の「今」の状態が正しく把握できなければ、所有者に適切な住環境を提供するという意識を保ちにくいなと思っていました。そこで管理会社の担当者さんとこの状態について話し合ってみると、管理会社の業務の大変さや複雑さなどの課題が見えてきたんです。これらを解決するために考えついたのが、今事業としてやっている、地域の力で地域の建物を管理していくCOSOJI(こそーじ)のアイデアです。

それともう一つ、前職でサンフランシスコに半年くらい行く機会があって、そのときUberのサービスなんかが流行って、社会に浸透していくのを目の当たりにしたんです。新しいサービスって、先に世の中に広まって、法整備などは後からついていく、そういうスピード感や地域の方々の順応性というのを肌で感じたんですよね。それで自分も世の中を変えるサービスを提供する側に立ちたいと思って、雑誌の記事を読んで知っていたジーズアカデミーに入ることを決めました。

づや:なるほど、皆さん三者三様で様々な思いがありますね。共通しているのは、具体的な目的が既にあってそれを実現させるために入学されたわけですね。

ジーズアカデミーの課題は相当にハード?

づや:ところで、ジーズアカデミーアカデミーに入学するまで3人ともプログラミングの知識はなかったそうですが、実際に入ってみてどうでした? ジーズアカデミーでの勉強はかなりハードだとも耳にしていますが……。

塚田さん:正直なところ、めちゃめちゃハードでした。毎週課題が出されて、大体は1週間でプログラムを作って提出するんですが、それがもう……(笑)。

技術的なことはもちろん教えてもらえるのですが、ただ自分で調べる力と、なにがなんでも何とかするっていう力が試される。後々考えてみると、これらは起業するうえで重要な能力だった気がしますね。
 

づや:なるほど。じゃあ講師から「課題やれー!」とか言われながら、やっていた感じですか?

橋本さん:いや、別に課題は強制的にやらされるわけでもないんですよ。それなりのものを作って出せば、課題を提出したことにはなるんです。でも、下手なものを作って出すと、「本当にあなたはこれでいいんですか?」みたいな空気があるというか(笑)。

武田さん:それわかります(笑)。みんないいものを作ってくるので、手が抜けないんですよね。それに毎回納得のいくものが作れるわけではないんですけど、私の場合は自分が興味ある分野のものの場合は絶対負けたくないなという感情が働いて、結局一生懸命作り込んだりしてました。
 

橋本さん:私なんてほんとに劣等生だったんですよ(笑)。技術的なことはほんとにさっぱりだったから、できる子にくっついて教えてもらいながら一緒にプログラミングする感じでしたね(笑)。

塚田さん:あの大変さを経験して乗り越えると連帯感が出てきますよね。同期じゃなくても、ジーズアカデミーの卒業生だって聞くと反射的に「仲間だ」と思うのはそのせいもあると思いますね(笑)。 

もっと詳しく知りたい方はこちら!
(説明会へ!)

ジーズアカデミーで学んだプログラミング知識はどのように役立っている?

づや:では、ここが一番聞きたかったことなんですが、ジーズアカデミーで学んだプログラミングの知識やスキルは起業するうえで実際にどのように役立っていますか?
 

橋本さん:まず、ジーズアカデミーに入ってなかったら、なにかのアプリケーションを作るにしても、お金を借りて誰かに頼んで作ってもらうしかなかったと思います。

今、私は自分で手を動かしてコードを書くことはほとんどないんですけど、それでもどんなアプリが必要なのかをエンジニアさんに細かく伝えることはできています。そのためにユーザーヒアリングやマーケティング調査をしたり、他社のサービスやホームページをいっぱい見て調べたりして、理解して、納得して、そのうえで伝えられていると思うんです。そこが全然違いますね。

塚田さん:エンジニアに対してリスペクトを持てるというのも大きいですよね。プログラミングの大変さというか、1行エラーがある状態だけでもう全部動かないみたいな、あの疲弊感……(笑)。そのことがわかったうえで会話できるかどうかっていうのも、すごく重要な気がしますね。作りたいものがどれくらい時間と労力がかかるのか、自分でイメージできるのが大事で、その肌感があるとエンジニアと一緒にサービスを作り上げていくということもできるのかなと思います。
 

武田さん:僕も同じですね。プロダクトの作り方に精通しているかどうかで、エンジニアとのコミュニケーションには格段の差が出ると思います。

あとは採用ですね。自分もプログラミングやってたという話ができると、エンジニアとの会話も弾むので絶対プラスになるはずです。エンジニアさんを採用するのは今すごく大変なので。

それから資金調達に役立ったこともあります。ジーズアカデミーには「GGA(GLOBAL GEEK AUDITION)」という、自分で制作したプロダクトを投資家などにプレゼンするコンテストがあるんです。そこに向けて作ったプロダクトと企画書を持って資金調達のために投資家を周ったら、話がまとまったということがありました。

もともと資金調達のための投資家周りは会社を立ち上げるときからやってたんですが、最初はやっぱり厳しくて、「本当に作れるの?」といわれたり、実現可能性が問われたりして、なかなか話が通らなかったんです。でも自分でプロトタイプを作って「こういうプロダクトでやります」って説明すると、説得力が違いましたね。

それで最終的に、GGAを見てくれた方に投資してもらえたんです。1億円ほど調達できたので、自分で作るというのはすごく大きかったなと思います。

づや:1億円! プログラミングを学ぶことでたくさんメリットがありますね。
 

塚田さん:GGAもチャンスを広げられる場としていいイベントですよね。

武田さん:実務的なことをもう少しいうと、経営の3要素にヒト・モノ・カネというのがありますよね。ジーズアカデミーに通うことで、それを全部解決できた気がします。ヒトはジーズアカデミーに入ることでいろんな人との繋がりができたこと、モノはプログラミングでプロダクトを作れるようになったこと、そしてカネは資金調達の道も拓けたというところです。

塚田さん:そういえば僕もプロトタイプを作りました。エンジニアさんを「一緒にやりませんか?」って口説くときに、プロトタイプがあれば本気度を伝えられる。ただ、僕の場合はボロクソにいわれましたけど(笑)。エンジニアさんに見せたら「全然なってない」って。

でもそこで、「だからこそこういうものをもっと上手く作りたい」「必要だからぜひ協力してほしい」と伝えたら相手もわかってくれました。そのエンジニアさんとは今も一緒に仕事をやらせてもらってます。
 

橋本さん:うちの場合は、起業したばっかりの頃に最初に考えたサービスは全然うまくいかなかったんですよ。それで、それをやり続けなかったんです。

づや:やり続けなかったんですか?

橋本さん:そうです。きっぱりやめて、次の一手をすぐに打ちました。それができたのもジーズアカデミーで学んだおかげだと思います。最初のアイデアがダメだったら、自分たちでぱぱっと別のプロトタイプを作って世に出せちゃう、それも強みだと思います。

それで何回も失敗しながら改善を繰り返して、3年くらいかけて、今やってるいくつかのサービスが完成してきたんです。

学校説明会に行ってみる!

ジーズアカデミーに向いている人とは?

 

づや:では最後に、今、起業を考えていて、ジーズアカデミーでプログラミングを学びたいと考えている人に向けてメッセージをいただけますか。どんな人ならこのスクールに向いているでしょうか?
 

塚田さん:結局「何をしたいか」が一番大きい気がしますね。ジーズアカデミーを卒業して何を成し遂げたいのか、そこで得たことを何に繋げたいのかという目的意識がある人が向いてるんじゃないでしょうか。

橋本さん:私は「幸せにしたい誰か」が決まっている人が向いてると思います。私の場合だったら、「キャンプに行けない人が行けるような世の中にしたい」だったんですよね。キャンプには行きたい、楽しいとは思うけど、道具が高いし1年に数回しか行かないのでなかなかハマれない、っていう人は多いと思うんです。でも、そういう人たちがほんとに気軽にキャンプに行くことができて、ストレスを発散できる世の中になったら、きっと戦争もなくなると本気で思っているんです。

だから、「こうなってほしい未来」というビジョンがあって、希望を抱いている人に、ぜひジーズアカデミーに入ってほしいと思います。

塚田さん:わかります。そもそもプログラミングだけを学びたいなら他にもプログラミングスクールはたくさんありますもんね。

ジーズアカデミーに入ると、いろんな人との繋がりができるのもそうだし、もっというと自分が今後人生をどう過ごしていくかということも考えるようになると思います。

自分がやろうとしていることがどんな社会課題を解決するのか、誰のどんな課題を解決できるのか、そのためのツールとしてプロダクトがあるということが意識できるようになりました。最初にプロダクトありきじゃないんです。その前に、自分たちになにを解決したいかというテーマがあることが重要だと思いますね。

橋本さん:ほんとにそう思います。プログラミングを学ぶことも起業することも、実はほんとの目的じゃないんですよね。その先の、例えば起業して世の中を変えていくような会社を生み出すことが、このスクールに通う目的なんだと思いますね。
 

武田さん:そういう、なにかを生み出そうという意識がないとどこかで絶対に行き詰まると思います。

橋本さん:そう、なのですごく悲しいんですけど、めっちゃコード書ける人がコンテストになると全然評価を得られなかった、みたいなこともありました。最初のほうの授業ではすごく優秀だった人が、いざ卒業制作として自分のプロダクト開発に取り組んでみると技術に想いを乗せることができなくって悩んでしまう、みたいな。

塚田さん:あと、ジーズアカデミーに入って来る人、面白い人が多いですよね。横のつながりも大切にしたい人にも合ってますね。

武田さん:多いですね。しかもみんなバックグラウンドもばらばらだし、考えも違うので、いろんな価値観に触れられると思います。
 

橋本さん:今日集まった3人でもなにか一緒にやれたら楽しいと思いませんか?

塚田さん:いいですね、キャンプ場でハッカソンなんかもできそうです(笑)。

武田さん:ぜひお願いします(笑)。

まとめ

今回、初めて顔を合わせたという3人の起業家の方たちも、同じジーズアカデミーの週末コースを卒業した同士ということですぐに相通ずるものがあったようです。

プログラミングの知識が全く無くても入学可能である一方、課題などを通じて行われるトレーニングはハイレベル。とくに一流メンターの指導を受けてプロダクトを作成していく過程では、技術だけではなく起業マインドやビジネスマインドも学ぶことができるのが大きな特徴です。

ジーズアカデミーのポイント
  • 一流のメンターがプロダクト開発をサポート
  • コースは週末集中(DEVコース)とフルタイム(LABコース)の2つ
  • 授業料は後払い(入学から5週間受講したのち、継続意志を確認)
  • 最新カリキュラム! 流行にあったプログラミングスキルが学べる
  • 総額80.5億円の資金調達実績。VC・投資家とのマッチングイベントを開催
  • 卒業後もコワーキングスペースを利用可能

座談会で何度か出てきて印象的だったのは、プログラミングやテクノロジーを使って「世の中を変えたい」「社会課題を解決したい」「なにかを生み出したい」という言葉。ジーズアカデミーは強い想いがある人にこそおすすめです!

ぜひ一度説明会に参加してはいかがでしょうか?

学校説明会はこちらから!
 

また、今回は卒業生起業家の方々に話を伺いましたが、起業に向けて学んでいる最中の現役生座談会イベントも実施します。こちらもおすすめです!

イベントの詳細はこちら!

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Kazuya Takato
Kazuya Takato 取締役 COO 兼 CTO / DX事業本部長 / 高遠 和也

1983年生まれ。SIerとしてのキャリアをスタートし、JavaやC#を中心に多岐にわたる開発プロジェクトにエンジニアとして参加。その経験を活かし、LIGを創業。バックエンドおよびフロントエンドエンジニアとしての深い知識と経験をもとに、多様なプロジェクトに従事。現在は、取締役COO兼CTO、DX事業本部長として、社内の体制やルールの最適化、AI技術の推進など、経営戦略の一翼を担う。

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