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オンラインの対大人数コミュニケーションで意識したい、9つのポイント

もりぐ

こんにちは、LIGのもりぐです。

一昨年の12月からデジタルハリウッドスタジオ by LIG(以下、デジLIG)でデザイン集中講座をはじめました。

デジLIGとは
Web制作・デザインに強みを持つ株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携しているWebクリエイター養成スクールです。デジLIGは、上野・池袋・大宮・北千住・川崎にて校舎を構えています。無料個別説明会は各校舎とオンラインで実施中!

デザイン集中講座はデザインツールを使い始めて数ヶ月のデザイン初心者の方々に向けたオンライン講座です。講座内ではバナーやLPを制作してもらい、それをレビューして、その都度デザインテクニックなどをお伝えしていく内容で、オンラインで1人で8時間以上話し続けることもある濃厚な講座です。

2ヶ月にわたるこの講座はこの4月で9回目の開催を終えようとしており、ありがたいことに毎回20人を超える方にご受講いただき、満員御礼が続いております。

今回はそんなデザイン講座で講師を1年以上務めたデザイナーが感じた、オンラインで1人対大人数のコミュニケーションで意識したいことをまとめました。

コミュニケーションをするうえで大事なこと

大きくは下記の2つを心がけています。こちらは大人数かオンラインかどうかは関係なく大事にしたいことです。

受講生さんが何を解決したいのかを考える

受講生さんは課題があってそれを解決したいと思って受講しているはずです。

  • デザインに対して自身を持ちたい
  • デザインの考え方を知りたい
  • 1人で仕事が取れるようにしたい
  • 何から始めていいかわからないので整理したい

などなど、それぞれが目指す先によって微妙に違ったりします。

たとえ違ってもやることはほぼ変わらないのですが、まずそれぞれが何を解決したいのかを把握するように心がけます。

デザイン初心者でもわかる言葉を使う

写真のレビューひとつにしても「なるべくシズル感ある写真をセレクトしましょう。」とか、「ちょっと生っぽいですね。」とか、「なるべくレンポジ感がないように。」とか、このあたりの業界ワードを多用しても、ぜんぜん理解してもらえません。

ソクラテスは「大工と話すときは、大工の言葉を使え」と説いた。
コミュニケーションは受け手の言葉を使わなければ成立しない。

P.F.ドラッカー『エッセンシャル版 マネジメント -基本と原則-』より

偉大な哲学者が言うように、受け手がわかる言葉で話す必要があります。

僕もデザイン業界に入って10年が経ち、業界独特の言葉やニュアンスが染み付いてしまっています。なのでなるべくわかりやすくするために、デザイン業界語から日本語に翻訳して話すというイメージで説明しています。

オンラインだからこそ気をつけたいこと

なるべく画面オンにしてもらう

このご時世でオンライン化が進み、対面打ち合わせでの前後の雑談だったり、打ち合わせ中の相手の仕草を読み取ったりすることが難しくなりました。
 
講義中、レビューをする際はできるだけ画面オンにしていただきます。

画面オフだとだとリアクションが見えず、何がわからなくてつまずいているかがわからなくなります。画面越しに微妙な表情を読み取り、内容を理解してもらえているかを気にしながら講義をしています。

画面共有のメリットを利用する

レビューの際、実際にデータを触りながらお話することがあります。

その際に心強いのが画面共有

どうやってデザインを調整をしているのかをそのままお伝えできるので、オンラインのレビューにはなくてはならない機能です。

気持ち大げさにしゃべる

文章だと「わかりました。」と「わかりました!」での感情の差が出ると思います。本人は思ってなくても相手に冷たい印象に思われることも。

オンラインも似たようなことがあると思っていて、少しオーバーめで話すことを心がけています。

対大人数だからこそ気をつけたいこと

話す内容を全員がわかるレベル感に整える

受講生さんによって知識の差があり、どうしても専門的な話になるときもあります。

そのときも先ほどの「デザイン初心者でもわかる言葉」でもういちど噛み砕いて説明することもあります。

なるべくロジカルに話す

大人数に話すと、同じことを言っても各々の捉え方が変わります。解釈はそれぞれあっていいのですが、自分が言うことはまず同じに伝えたいところ。

なので、「これかわいい、あれかっこいい」などの感覚のお話はほどほどにして、なぜこれがかわいいのか、なぜこのほうがかっこいいのかということを論理的に説明するようにしています。

センスに頼らないレビューを心がけることで、誰に話してもフラットな受け取られ方になりやすいと思います。

とにかく質問のハードルを下げる

限られた時間の中ですが、必ずレビューの最後に「質問ありますか?」と聞くようにしています。気になってたけど聞けなかったをなるべくなくすように心がけています。

今でもハードルをもっともっと下げる方法を試しているところです。

その他に気をつけたいこと

受講生さんへのリスペクトを忘れない

この講座は20代から50代の方まで幅広くご受講いただいています。様々なキャリアを歩んで来られている皆さんはなにかのプロフェッショナルなはず。

デザインでは僕のほうがキャリアが長いかもしれませんが、その知識や技術でマウントをとることほどダサいものはありません。

今のスキルで頑張って作っていただいたものをなるべく尊重し、それベースにどう良くしていくかを一緒に考えることがあるべき進め方だと思っています。

講師はコミュニケーションのデザインをしている

  • 受講生さんの課題や解決したいことに気づく
  • それを解決する方法を考える
  • 受講生さんがわかる言葉に翻訳して話す

オンラインでも大人数でも、大事なことはそれほど変わりません。

そしてこのフローは日々のデザイン作業とまったく同じです。課題解決の手段であるデザインで「Web、雑誌、広告」などといろいろあるなかで、それが「教育」になっただけ。

というか世の中の仕事って全部デザインなんじゃないかって思います。そう考えていくとデザインっておもしろいですね。

引き続き、自分でも楽みながら皆さんに満足いただける講座をやっていこうと思います。

最後までお読みくださりありがとうございました! ではまた!

▼デザイン集中講座についてはこちらの記事もご覧ください