こんにちは、メディアディレクターのかけるです。
普段記事広告の制作に携わっているのですが、制作過程で特に難しいと感じるのが、撮影の際に出演者の「良い表情」を引き出すことです。
普段から撮られることに慣れているモデルさんであればこちらが求める表情を作ってもらいやすいのですが、プロではない素人の方に「笑顔でお願いします〜」といきなりリクエストしてもその表情を引き出すことはほぼ不可能なんですよね。
そのような状況の中で僕らディレクターはプロではない方でも良い表情を引き出す仕事が求められます。そこで今回は、日々試行錯誤しながら撮影のディレクションをするなかで見つけた、良い表情を引き出す5つの方法を紹介します。
目次
そもそももっとも良い表情ってなに?
それはズバリ「自然な表情」です!
自然な表情とは、無理矢理作られたものではなく、その瞬間のリアルな感情が表に現れたものです。「作り笑い」という言葉があるように、無理矢理笑った表情を作ろうとすると、目だけが笑っていなかったり、口角の上がり具合がおかしかったりと何かしらの違和感が残ります。
良い表情を引き出すためのポイント
1.表情のイメージを共有
一つ目は出演者にどういう表情をしてほしいのか、イメージとなる素材を用意しておくことです。
僕の場合は「想定カット」と呼ばれる資料を作り、イメージ画像を用意しておきます。撮影前や撮影中に出演者やカメラマンにこれらの想定カットを見せながら撮影を行うことで、より求める表情を作ってもらうことができると思います。
想定カットの記事
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2.どんな表情が得意なのかを事前リサーチ
これは出演者にモデルさんがいる場合に行うことが多い方法です。事前にモデルさんの写真を見て、「どの角度でどのような表情が多いのか」を確認することで、そのモデルさんがどのような表情が得意なのかを知ることができます。また、撮影当日に本人に直接聞くこともオススメです。
3.無表情を撮る
3つ目は「無表情」で撮影を行うことです。
無表情であればプロではない方でも自然かつ簡単にできますよね。しかも、無表情の写真は喜怒哀楽どんなセリフを入れても成立することが多いので、記事での使い勝手がとてもいいんです。実はLIGの記事で無表情の写真が多いのもこれが理由なんですよね。
※試しに上の画像に下記のセリフを入れてもなんとなく成立しちゃってませんか (もちろん、セリフにもよるんですが……)。
- 喜:「すごい……嬉しい。」
- 怒:「おい、ふざけんな。」
- 哀:「やばい泣きそう……。」
- 楽:「これ、意外と楽しくない?」
4.現場の雰囲気作り
現場でいい雰囲気を作るのも大事です。撮影に慣れていない出演者の方は、緊張した表情になりがち(一眼レフのようなゴツいカメラを向けられたらなおさら)なので、緊張をほぐしてリラックスした現場作りを心がけています。撮影の際は出演者にリクエストをしすぎず、常にポジティブかつ褒める姿勢でコミュニケーションを行うことが大切です。
5.写真のチェックは徹底的に
当たり前ですが、撮った写真を細かくチェックすることも大事です。不自然な表情の写真は基本的に使いにくい(使えない)ので、納得のいく写真は必ず押さえておきましょう。
自然な表情を撮るのは基本的に難しいので何度もトライすることがあるかと思いますが、撮影はあくまで記事完成までの”過程”です。時間が許す限りこだわってチャレンジしましょう。
まとめ
あらためてとなりますが、「自然な表情」を撮るのはとっても難しいです!!! ただ、自然な表情をきちんとカメラに収めることができれば、記事にリアリティが生まれてより魅力的になるでしょう。
僕自身もまだまだではありますが、今後も試行錯誤しながらより良い記事広告が作れるように精進していきます!
それではまた!
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