「みなさんこんにちは、かけるです。普段LIGブログに掲載するPR記事の制作に携わっています。
記事を作っていくにあたり、撮影を行う「ロケ地選び」は重要なポイントのひとつです。企画のテンションや内容に合わせてベストな場所を見つけるのもメディアディレクターの仕事。
ベストなロケ地で撮影ができれば、より良い写真が撮れたり、良い現場の雰囲気が作れておもしろい話が聞けたり……まさに良いことづくしですよね。
今回は実際に担当した記事を例にして、制作するにあたってどのように場所を調査、選定して撮影を実行するまでに至ったのかをご紹介したいと思います。
目次
「青春っぽい下り坂」を見つけたい
今回、参考にする企画はこちら。
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記事はこちらから!
主人公と女子高生が真夏の下り坂を舞台にした恋物語。男女の甘酸っぱいテーマとしているので、読者が読んだときに「確かにこれは青春だな〜」と共感してもらえるような絵面が重要な企画です(ユニークで楽しめる内容になっているので、ぜひ読んでみてください!)
この企画のロケ地を探すにあたって、重要な要素となったのが下記の3つ。
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- 緑(木陰)があるような爽やかで清々しい下り坂
- 思わず男女が二人乗りしたくなるような長い下り坂
- 学生がリアルに登下校していそうな下り坂
平たく言うと「青春っぽい下り坂」ってことですね。
もっと言うと、普通の街中にある下り坂ではなく、開放感がある広い場所もあると絵としても映えそうなので、坂の近くに海もある(見える)のが良い。長い下り坂と海。まさしく青春のワンシーンが再現できそうです。
他にも、「ロケをスムーズに実行する」という観点で下記の要素も条件としました。(これも大事!)
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- 関東近郊であること
- 交通アクセスがスムーズであること(駅が近い、駐車場が近いなど)
- 有名な観光地過ぎない。平日昼間は人通りが少ないこと
「青春っぽい下り坂」を探せ!
今回の探し方は至ってシンプル。とにかく検索する、です。
①日本地図を見る
まずは「関東近郊であること」+「海が近くにあること(見える)」の2つの条件を満たすため、地図を見ながらロケ地を行えそうな市町村に目星をつけていきます。
どうやら関東近郊でいうと「神奈川」「千葉」あたりの海沿いが良さそうです。特に神奈川県鎌倉市の南側は海へ続く傾斜が多い地形なので、良い感じの坂が多そう。
今回は関東近郊かつ海沿いの坂が多そうな鎌倉に絞ることに。
②「鎌倉 下り坂」でググる
場所を絞り込めたら、ググってみました。
ロケ地を探すには「画像検索」が有効な手段です。一目でその場所の様子がわかる、かつ色々な坂が出てくるので候補地を探しやすいです。
なるほど、青春っぽい下り坂……ありそう!
③Googleストリートビューで下り坂をチェック
ある程度坂の目星が付いたので、実際にGoogleストリートビューで坂をチェックします。
周りに何があるのか、どんな下り坂なのかをリアルに知ることができますね。こんな素晴らしい機能を無料で使わせてくれるGoogleさん、マジでありがとうございます!
④ロケハンに行ってみた
さて、今回の企画では実際にロケハンをしてみました。ロケハンは必ずしも行う必要があるわけではないですが、今回は写真のカットに変化が欲しかったので、どの場面でどのように撮影を行うべきか事前にイメージしておくべく、行ってきました。
ここで大事なのは、目当ての場所以外にもちゃんと行くことです。
ロケ当日は何が起こるかわかりません。ロケ地候補として挙げていた坂が、当日に事故や工事で使えなくなることも考えて、他の場所もチェックしておきました。今回、鎌倉市を選んだのは、もしもの場合に代替できる場所があることも加味しています。
▼実際に下見したロケ地の様子
また、ロケハンに行けない場合は、「タグる」のも一つの有効な方法です。
- タグるとは?
- 「タグる」とは、ソーシャルメディアにおけるハッシュタグ(#)を情報を受け取る際の起点として用いること。代表例としてはインスタグラムの検索窓で知りたい情報を検索することなど。
「タグる」の一番の利点は「リアルタイム性」です。「ググる」で得られる情報は必ずしもタイムリーな情報とは限らず、数年前の写真が出てくるなんてこともザラ。
それに対してSNSの情報はその日の写真もタイムリーに見ることができる可能性が高いので、ロケ地の今の状態を知れる有効な手段ですね。
実際に「#海が見える坂」でタグると色々なタイムリーな写真を見ることができます。
そしてついに
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「青春っぽい下り坂」を見つけました!
今回、この企画のロケ地として選んだのは七里ヶ浜にある「七高通り(しちこうどおり)」と呼ばれる場所です!
こちらのGoogleストリートビューを見ていただくとわかるのですが、長い下り坂と先に見える七里ヶ浜海岸がとても青春っぽさを演出してくれますね!
特に良かったのが、この下り坂の脇には高校があって実際に「通学路」として使われていたところ。今回の企画も「通学路を歩いている」という設定だったので、こういったリアリティのある部分が意外と大事だったりするんですよね(記事を見る限りではなかなか伝わりづらいのですが……)。
もちろん、「ロケをスムーズに実行する」という観点でも、坂を下った先に七里ヶ浜駐車場、七里ヶ浜駅まで徒歩6分であることや、有名な鎌倉高校前駅の踏切と比べると人通りが少なく撮影がしやすかったところも良かったです!
ロケ地にこだわれば、良い記事が作れる!
最初に説明した通り、良い記事を作るためにはベストなロケ地を選ぶことが重要です。
今回は、「青春っぽい下り坂」という場所が曖昧で選定が難しいテーマ、かつ当日の天候やそのときの状況に左右されやすい難易度が高いケースでしたが、調査の手順やロケハンなど準備をしっかりしたことで、ベストな記事を作ることができました!
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