「TikTok For Business」を使えば自分でTikTok広告を運用できる!基本を徹底解説します。

「TikTok For Business」を使えば自分でTikTok広告を運用できる!基本を徹底解説します。

Mako Saito

Mako Saito

(Sponsored by TikTok For Business)

みなさんこんにちは、まこりーぬ(@makosaito214)です。

最近はうっかり記事を書いている時間の長いわたしですが、こう見えて広告運用も守備範囲としています。

Google・Yahoo!・Facebook・Instagram・Twitter・LINEと主要なプラットフォームはいままでに取り扱ってきましたが、やってきましたね。新しく学ばねばならないプラットフォームが。

TikTokのロゴが書かれたスマホを指差すLIGマーケターまこりーぬ
そう、TikTokです……!

これからなんと4記事にわたり、2020年4月にリリースされたセルフサーブ型のTikTok広告「TikTok For Business」を徹底解説していきます! スタートとなる1本目は基本情報を網羅的にまとめました。

セルフサーブ型……Google AdWords(現在のGoogle Ad)が先駆けとなった企業のマーケティング担当が自ら簡単に広告の配信設定や管理ができるもの 引用元:セルフサーブ型広告とは? | RTB SQUARE
  • TikTok広告を自分で運用したいので詳細を知りたい
  • マーケティングに携わる人間として、セルフサーブ型のTikTok広告情報をキャッチアップしておきたい

というみなさん、ぜひぜひご覧くださいませ。

本記事は2020年9月時点での情報です。仕様は変更となる可能性がございますのでご了承ください。

「TikTok For Business」の基本情報

「TikTok For Business」とは

「TikTok For Business」のLPhttps://www.tiktok.com/business/ja

「TikTok For Business」とは、誰でも自分でアカウントを開設しTikTokに広告を出稿できるプラットフォームです。他のWeb広告でもおなじみのセルフサーブ型ですね。

いままでTikTok広告は運営会社か広告代理店に依頼しないと出稿できず、月額数百万円以上の広告予算をもった企業による活用がほとんどでした。しかし「TikTok For Business」が誕生したことで、個人であっても少額であっても、自分で気軽にTikTok広告を配信することができるようになったのです。

早速アカウントを作ってみる!

クリエイティブ

ご覧のとおり、TikTok広告のクリエイティブは動画が中心です。バナー(静止画1枚)は出稿できませんが、管理画面上に静止画を複数アップロードするだけで簡単に動画クリエイティブを生成できるツールが備わっているので安心してください!

また、管理画面から指定するのは以下の項目です。

TikTokの画面と説明書き
入稿規定や動画生成ツールについては以下の記事で詳細に説明します。

配信面(プレースメント)

「TikTok For Business」から配信できる面(プレースメント)は以下の3種類で、広告配信設定時に自由に選択できます。

TikTok TikTokのなかでも「おすすめ」チャンネルにおいて通常投稿に混ざり配信される。※アプリ起動時に出る広告枠などは対象外
キュレーションAPP 日本国内を対象とした広告配信の場合は、以下のキュレーション動画アプリ・ニュースアプリに配信される。

  • BuzzVideo
Pangle Pangleは、TikTok・BuzzVideo以外の世界中多様なジャンルのアプリに広告配信できるモバイル広告プラットフォーム。いわゆる「オーディエンスネットワーク」と同義。

ターゲティング

デモグラフィックやデバイスなど、以下のカテゴリを細かく設定可能です。

  • 性別
  • 年齢
  • 地域
  • デバイス
  • 興味/行動

費用・お支払い方法

広告運用費は自由にコントロール可能です。現状、お支払い方法がクレジットカード/デビットカードによる前払い手動決済のみであるため、最低デポジット金額の1,000円が最低出稿額といえます(将来的に後払い自動決済にも対応予定とのこと)。

 

「TikTok For Business」運用者向け基本情報

ここからはさらに一歩踏み込み、実際に手を動かす運用者を対象とした基本情報をまとめました! これさえおさえれば「TikTok For Business」の基本的な内容はバッチリです!

アカウント構造

他SNS広告とほぼ同じで、アカウント>キャンペーン>広告セット>広告という入れ子構造になっています。アカウントごとに機械学習をおこなうため、1商材につき1アカウントが推奨です。また、広告キャンペーン以降で設定する主な項目を以下にまとめました。(※印は他のSNS広告と大きく異なるため後述します)

キャンペーン
  • 目的
  • 広告キャンペーンの予算
広告セット
  • 配信面(プレースメント)
  • 遷移先 ※
  • 表示名(広告主名) ※
  • プロフィール画像 ※
  • ターゲティング
  • 配信スケジュール
  • 広告セットの予算
  • 入札価格
広告
  • 動画
  • テキスト
  • CTA文言

遷移先や表示名(広告主)は通常「広告」にひも付くことが多いですが、TikTok広告では「広告セット」で設定します。また、TikTok広告の場合は広告主となるTikTokアカウントを用意する必要がありません。運用をスタートするまでの準備項目が1つ少ないのは、地味に嬉しいポイントですね!

参考:「ビジネスセンター」を活用しよう!

ビジネスセンターの画像
複数のアカウントを管理する、あるいは複数名でアカウントを管理する場合は「ビジネスセンター」の活用がおすすめです。ログインの手間が省けたり、ユーザーによって管理権限を変えたりすることができます。

ビジネスセンターは「TikTok For Business」管理画面右上のボタンより、「ビジネス名」・「タイムゾーン」を登録するだけですぐに作成できます。

ピクセル・イベント設定

Webサイト上のコンバージョン測定やオーディエンス作成のために必要なピクセル(タグ)・イベント設定。TikTok広告におけるピクセル・イベントの役割は以下のとおりです。他のSNS広告と絶妙に位置づけが異なるため少々混乱しやすいポイントかもしれません……。

▼例
ピクセルとWebサイトを図で説明した画像
「ピクセル」をWebサイト全体に設置するところまでは同じなんですが、コンバージョン測定もオーディエンス作成も「イベント」を起点におこないます。ピクセルを貼っていてもイベントを作成していなければリマーケティングできないので注意してください。「イベント」は特定のページ到達(URL指定)でも、特定のボタンクリック(ID指定)でも設定可能です。

課金方式

4種類存在しますが、広告配信の目的に応じて自動選択されます。

クリック課金型(CPC) クリック毎に課金
最適化クリック課金型(oCPC) 目標CPAに応じて最適化して課金 ※最適化インプレッション課金(oCPM)へ移行するため現在調整中。本リリースは10月中旬予定。
インプレッション課金型(CPM) 広告が1,000回表示される毎に課金
再生課金型(CPV) 動画が6秒再生される毎に課金

アカウント作成・広告出稿手順

迷わず進められるよう、具体的な手順は以下の記事にすべて記しました……! すでにSNS広告を運用したことがある方であれば、「TikTok For Business」の管理画面はすんなり使いこなせると思います。

基本情報は以上です! お疲れさまでした。

「TikTok For Business」はどんな企業に向いているのか?

PCを見ながら顎に手を当てて悩んでいるLIGマーケターまこりーぬ
TikTok広告というと個人的には「ゲームアプリ」のイメージが強いですが、いったいどんな商材で成果が出ているのでしょうか。運営会社であるTikTok For Business Japanにも聞いてみました。
最近だと「コスメ」「ヘルスケア」はもちろんのこと「アパレル」「人材」「教育」「金融」といった分野でもコンバージョンがとれているとのこと。驚きです! 使い方次第で大いに活躍してくれること間違いありません。

残念ながらユーザー属性データは公表されていません。ですが、そういえばLIG唯一のYouTuberセイトさんはTikTokでも情報発信しはじめてましたし、アカウントプランナーの齊藤ジョニーさんはお風呂に浸りながらキラキラした若者をTikTokで眺めている……と言っていました。若年層が多いのは間違いないところですが、情報感度が高い層からじわじわと年齢層も広がっていそうですね。マーケターなんか特にチェックしてそう……!

実はLIGでもTikTok広告にチャレンジしました。その様子はこの記事にてご覧ください!


気軽に広告運用できる「TikTok For Business」

TikTok For Businessを説明した画像
「TikTok For Business」は……

  • 自分でTikTokに広告を出稿することができるプラットフォーム
  • 動画クリエイティブは管理画面から簡単に作れるので安心
  • 管理画面やアカウント構造は他SNS広告に近くとっつきやすい
  • アプリ/コスメ/ヘルスケア/アパレル/人材などで成功事例あり!

「もしかしたらうちの商材、TikTok広告からコンバージョンとれるかも?」と思ったみなさま。忘れちゃう前に気軽にアカウントを作成して、試してみませんか? ……ということで、5分で終わる「TikTok For Business」アカウント作成にまず進んでみてくださいね。

早速アカウントを作ってみる!
 
つづく連載記事にも、ぜひご期待くださいませ! 以上、まこりーぬでした。
 

▼「TikTok For Business」についての記事【完全版】
第二弾記事:
第三弾記事:
第四弾記事:
第五弾記事:

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Mako Saito
Mako Saito LIGブログ編集長 / 人事部長 / 齊藤 麻子

1992年生まれ。2014年九州大学芸術工学部卒業後に採用コンサルティング会社へ新卒入社。法人営業から新規事業推進、マーケティング業務に従事したのち、2018年にLIGへ。2023年にLIGブログ編集長、2024年に人事部長に就任し、現在は自社のマーケティング・人事業務を担う。副業ではライターとして活動中。あだ名は「まこりーぬ」。著書『デジタルマーケの成果を最大化するWebライティング』(日本実業出版社)

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