今週のLIGちゃんねるは、ライターの観音さんが登場してます!

今週のLIGちゃんねるは、ライターの観音さんが登場してます!

中野 慧(ケイ)

中野 慧(ケイ)

こんにちは。エディター兼ディレクターのケイ(@yutorination)です。

先日、「最近のTwitterっていろいろ大変だな」という気持ちが高まってしまい、ふと懐かしの「mixi日記」を更新してみました。Twitterでも「mixi日記更新しました!」と告知したところ――なんとクリックしてくれた人がわずか4人(悲)。

mixiといえば10年ちょっと前、僕が大学生のときに全盛期を迎えていました。同じサークル/部活の人が、今で言うところの「匂わせ」的な投稿をして周囲の人間関係がザワつく、みたいなことが繰り返されていました。SNSのそういうところって今も昔も変わらないよなーって気もするし、でも一方で、その質が変わってきたような気もします。

というわけで前置きが長くなりましたが、先週に引き続いて今週もLIGちゃんねるで社員ショートインタビュー&LT動画を公開しました!

今週登場するのは、LIGではライターとして活動する観音クリエイションさんです。

それでは更新した3本を順番に紹介していきたいと思います!

▼先週のまとめ記事はこちらへ。

原稿を爆速で仕上げるコツ:観音クリエイション(ライター)

僕は前までLIGブログの社員記事、記事広告の編集もやっていましたが、とにかく観音さんは執筆が速い! 取材・収録したあとすぐに記事が送られてくるんですね。編集側にとって、締切を守ってくれることはもちろん、締切のはるか前に原稿を出してくれるライターさんはめちゃくちゃありがたい存在です。

そして、僕自身もライターをやることがあるのですが、観音さんほど爆速ではできないので、その原稿執筆術について聞いてみました。こういうことって普段、自分から発表するなんて機会もないと思うので、ライターや編集者には参考になる動画になったんじゃないかと思います!

個人ブログを続けるコツ、書き続けて感じたメリット:観音クリエイション(ライター)

今はブログなどでの自己発信に興味を持って、「やらなきゃ」と思ってる人も多いのではないでしょうか。観音さんは自身のブログ「mozlog」を長年運営していて、ファンも多いので、その運営の秘訣を聞いてみました。

仕事でバッドトリップした経験:観音クリエイション(ライター)

そして最後の3本目は、よくロケでいろんなところに行く観音さんに、これまでの仕事で最悪だったこと、最高だったことを振り返ってもらいました。

観音さんって、記事ではけっこう「失礼キャラ」で通ってるんですけど、現実にはめちゃくちゃ丁寧で周囲への配慮を欠かさない方です。この動画で語られている「最高だったこと」はさすがに周囲を持ち上げすぎじゃ……(笑)と一瞬思うのですが、それもまた観音さんの個性のひとつなのかなと思います。

企画の裏側の話:フィルターバブルについて

さて、このYouTubeチャンネル、「なかなか伸びないんだよな……」という話を、これまでLIGブログでも書いてきました。でも実は、YouTubeチャンネルでもオウンドメディアでも、「伸ばし方」というのには鉄板のセオリーがあって、それは「専門誌化する」ということなのです。

専門誌というのは、「○○の話題しか扱わないメディアにする」ということ。LIGだったらたとえば、「Webデザイン初心者に向けて、役立つ情報を発信する」もしくは「企業のWeb担当者初心者に向けて、Webサイト/サービス制作をおこなう際に知っておくべき情報を発信する」という方向性に決めきったメディアも、ありえると思います。

そういうメディアのメリットは、読者・視聴者にコンセプトをわかってもらいやすいため、ニーズのある人にダイレクトに刺すことができるということ。そしてもうひとつ、SEOでも有利、ということがあります。Googleの検索エンジンに「このWebサイト(またはYouTubeチャンネル)はこの分野に特化した情報を掲載している」と認識されると、関連キーワードで検索上位を取りやすくなるわけです。

一方で、そうした状況は「フィルターバブル」とも表現されます(これはアメリカのインターネット活動家、イーライ・パリサーが2011年に提唱した概念です。なお、似たような概念に「エコーチェンバー」というものもあります)。

どういうことかというと、「自分の関心領域や支持する情報しか視界に入ってこなくなる」ということです。人間が泡(バブル)で包まれた状態になり、外側の世界が見えなくなる状況のことですね。今はGoogleの検索結果も、SNSのタイムラインも、高度にパーソナライズされた結果、自分の見たいものしか見えなくなっている――そういった状況を問題として捉えたのが、この「フィルターバブル」という言葉なわけです。

そう、「特化型」のメディアは伸びやすい一方、こうした「フィルターバブル」の状況を加速させてしまいます。LIGちゃんねるも、数字を伸ばすために「特化型」のメディアにしようか、という検討も行いました。しかし、検索エンジンやSNSのアルゴリズムハックに傾くと生身のファンが離れ、仮にGoogleなどのプラットフォーム側でアルゴリズムアップデートが起こると数字が簡単に上下してしまいます。

そこで、あえて「扱うトピックを尖らせる」「専門誌化する」という方向には寄せず、地道に、最初は数は少なくとも生身のファン/視聴者に喜んでもらえるコンテンツにしよう、そしてトータルで「LIG」という会社の発信したい/発信していくべきカルチャーを表現できるものにしよう、という話をしていたりします。

フィルターバブルの問題についてもっと知りたい方は、NHKオンラインでとても良い記事が出ているので、ぜひ下記リンクから読んでみてください。

“知りたい情報”だけで十分ですか?|サイカルジャーナル|NHKオンライン 

まとめ

というわけで、この動画企画は毎週1人、LIG社員をフィーチャーして、3つのお題についてトークしてもらうという形式で続けていきたいと思います!

毎週土曜日にこうやってまとめ記事プラス、「フィルターバブル」などのメディアまわりの余計な話をしていきますので、よろしくお願いいたします。

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エディターのケイです。 これまでWebや書籍の編集・ライティングをやってきました。 政治・宗教・野球の話が得意です。 アイドルと一緒にネット番組に出たこともあります。 現在は「暴力」というものについて、 理論的な理解を深めるべく日々研究しています。 知識欲や考える力の強い人たちとチームを作って、 よいコンテンツを世の中に出していく仕事をしたいと思っています。

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