動画制作未経験者がデジタルハリウッドSTUDIO by LIGに通って感じたメリットデメリット(失敗談も!)

動画制作未経験者がデジタルハリウッドSTUDIO by LIGに通って感じたメリットデメリット(失敗談も!)

Yui Yoshida

Yui Yoshida

こんにちは、メディアディレクターのころもです。

昨今、動画市場が盛り上がりを見せており、どんどん動画のニーズが高まっていますよね。私の周りやSNSでも、「映像クリエイター」という肩書きの人が増えてきたように思います。

実は私も、今年に入ってから動画制作の勉強を始めました! 以前から動画制作には興味があったのですが、なかなか動き出せておらず2020年こそは勉強しよう! と思っていたところに、デジタルハリウッドSTUDIO by LIGのネット動画クリエイター専攻を体験する機会をもらい絶賛勉強中です……!

デジタルハリウッドSTUDIO by LIGとは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をして始めた、クリエイター養成スクールのこと。上野・池袋・北千住・町田・川崎・大宮に教室があります。

ネット動画クリエイター専攻の学習期間は3ヶ月で、私はあと卒業制作(任意)を残すところとなりました。3ヶ月通ってみてわかったことがあります。それは……

もっとこの3ヶ月有効に使えた……!

という内なる悔やみです。

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(以下、STUDIO by LIG)のネット動画クリエイター専攻はまったくの未経験者であってもしっかり基礎から身に付けられる内容になっているのですが、学んだことをいかに実践するかは自分次第です。私は最初の1ヶ月こそ楽しくてやる気もありましたが、あとの2ヶ月は仕事の忙しさにかまけて、積極的に進めることができませんでした(STUDIO by LIGのスタッフから、「最近見ないね」って言われた)。また、個人的な悔やみだけでなく、実際に通ってみたからこそわかったメリット・デメリットもあります。

今回はそんなSTUDIO by LIGに通って感じた【メリット・デメリット・もっとこうしたら良かった】という点を率直に述べようと思います。

これから動画制作の勉強を始めようと思っている方や、STUDIO by LIGのネット動画クリエイター専攻への入学を検討している方の参考になれば幸いです!

ネット動画クリエイター専攻の概要

メリットデメリットの前に、そもそもネット動画クリエイター専攻とはどんなものなのかを簡単に説明します。デジタルハリウッドSTUDIO by LIGでは、大きく分けるとWebデザイナー専攻・Webプログラミング専攻・ネット動画クリエイター専攻の3つのコースがあります。

動画制作の学習に特化したのがネット動画クリエイター専攻で、動画領域に必要な最新スキルとクリエイティブ力を習得できます。基礎〜応用までの動画編集スキルや撮影スキルだけでなく、企画力やシナリオ作成、動画マーケティングなど、第一線で活躍するクリエイターに必要なスキルを基礎から学ぶことができます。授業は、参加型のクラス授業もありますが、基本的には動画視聴タイプの授業です。1つの講座は大体1〜2時間程度で、さらに10分〜15分くらいのチャプターに区切られているので、自分のペースで進められます。

学習期間とカリキュラム

前述したとおり期間は3ヶ月で、その中でも必修動画とオプション動画の学習に分かれています。必修動画だけであれば、動画視聴と実際に自分で手を動かして課題に取り組む時間も含めて週8〜10時間ほど。オプション動画もすべて視聴するのであれば、週20時間ぐらいの勉強時間を目安と考えてもらえればいいと思います。せっかくなので、オプションも含めてみっちりこの3ヶ月で吸収することをおすすめします。

CREATION WORKタームというのは「卒業制作」期間のことで、こちらは任意。参加する場合はプラス1ヶ月となります。

ネット動画クリエイター専攻の学習内容の詳細は、こちらの記事からご確認ください!

実際に通って感じたメリット・デメリット

ネット動画クリエイター専攻について概要を知っていただいたところで、さっそく私が感じたメリットデメリットを率直に書き出してみようと思います。

メリット

好きな場所で好きなときに学べる

▲自宅で受講する際のお供。サブモニターがあるとめちゃ便利。

動画視聴タイプの授業なので、場所と時を選ばずいつでもどこでも受講することができます。スクールに通う必要も開校時間に縛られる必要もないので、仕事終わりに勉強したい方でも無理なく進めることができます。

家での受講環境が整っていない方でも大丈夫

STUDIO byLIGは、LIG本社ビルに入っている上野校と、いいオフィス池袋に併設している池袋校があります。家では集中できなかったり、受講する環境が整っていないという場合は教室を利用できるので安心です。家と違ってでかいモニターがあったり、周りに他の受講生がいて刺激される空間だったりするので、私も時折教室を利用していました。

コロナ禍はオンラインで対応! トレーナーに質問し放題

STUDIO by LIGでは先生のことをトレーナーと呼んでおり、教室には動画制作の第一線で活躍する経験豊富なトレーナーの方々が在中しています。そのため、わからないことがあればいつでも質問できるのです。現在STUDIO by LIGでは4人のトレーナーがいて、それぞれ実写撮影だったり、アニメーション制作だったりと、得意分野もさまざま。自分の作りたい動画の分野によって、それに詳しいトレーナーがいるのは安心です。コロナ禍で教室が開校できなくなったときも、オンラインで質問できる体制を整えてくれたことでストレスなく取り組むことができました。

※どんな先生がいるか気になる方はこちらの記事の後半をチェックしてみてください。個性派揃いです。

何から始めたらいいかわからない未経験者でも安心

完全に一から独学で動画制作を勉強しようとしたら、まず何を用意して何から学べばいいかわからないかと思います。書籍やネットに上がっている動画から学ぶこともできますが、どれを選べばいいかもわからない状態だと学習を始めることすら難しかったりします。その点、STUDIO by LIGだと学習すべき講座がカリキュラムで組まれており、さらに編集ツールのPremiere ProやAfter Effectsなどの使い方も一から教えてくれるので、iMovieしか触ったことのない私にとっては助かりました。

クラス授業が楽しい

3ヶ月の期間中、月に一度、計3回のクラス授業というものがあります。学んできたことの実践として課題が与えられ、課題に沿った制作物をクラス授業で披露します。クラス授業では同じ月に入学した他のメンバーと一緒に参加します。いわゆる同期です。これもまた楽しくて、基本的には一人で動画受講を進める孤独な学習ですが、クラス授業で同期(勝手にそう呼ぶ)に会えるので刺激をもらえます。また、クラス授業では、自分が作った動画にトレーナーから直接アドバイスをもらえたり、同じ課題に対して他のメンバーがどんなものを作ったのかを比較できるのが楽しかったりします。

同期以外にもコミュニティがあり、仕事仲間ができるきっかけにも

STUDIO by LIGに入学すると、Slackのワークスペースに招待されます。授業のお知らせなどの連絡用に使ったりするのですが、STUDIO by LIGの卒業生も参加したグループがあり、そこでは交流会の案内やイベント情報の共有があります。具体的には「インプット会」と呼ばれる会があり、持ち寄った動画作品を見て、みんなで意見交換やアドバイスのし合いっこをするという趣旨です。ここでの出会いから案件に繋がったり、仕事仲間になったりすることもあるそうで、これはこのスクールならではの嬉しいポイントだと思います。

STUDIO by LIG生限定! LIG社員が講師のLIVE授業

オフラインでの対面式で行う講義やワークショップのことを意味する「LIVE授業」というものがあります。毎回講師は異なり、LIGのデザイナーやディレクターが講師を務める会も多く開催されます。基本的には他校舎含めたSTUDIO生限定となっており、なかにはSTUDIO by LIG生限定の授業もあります。まさに特権! 現時点で動画がテーマのLIVE授業は少ないですが、動画コースの受講生でも参加できる授業があるので、興味があれば積極的に参加することをオススメします! もちろん無料で受講できます。

デメリット

ではお次に私が感じたデメリットについても触れていきたいと思います。

スケジュールは自分で明確に立てる必要がある

3ヶ月間のカリキュラムはありますが、いつまでに何をどう進めるかという細かいスケジュールはありません。もちろん目安で、「1ヶ月でここまで進んでおくべき」といった指針はありますが、何本もある講座をどのくらいのペースで進めるかは自分で計画を立てる必要があります。当たり前っちゃ当たり前のことですが、私はこれができていなくて、週に何時間受講したら良いか計算しないまま進めてしまったので、後々焦ることになりました。スケジュール立てが苦手な人は、トレーナーやSTUDIOスタッフに相談するのもいいと思います。ご利用は計画的に。

自身で復習・アウトプットの場が必要

学習内容の充実さゆえに、学ぶことがめちゃ多いので時間が空くと正直忘れていきます。中間課題で実践する機会は設けられていますが、数が多いわけでないので、常々セルフで復習することが大切になっていきます。一番いいのは、講座でインプットしたことを動画制作としてアウトプットしていくことだと思います。カリキュラムに沿って勉強するだけでなく、積極的に自ら制作に励むことが、STUDIOで学んだことを生かす鍵となります。

強制力がないので、意志が弱いと続かない

前述したように、綿密なスケジュール立てがされていない進められていないと尻を叩かれる、といったことはありません。気にはかけてくれますが、基本的には自己管理です。こればっかりは自分で頑張るしかないのでデメリットとは言えませんが、欲を言えば、ラ○ザップのようにめちゃめちゃ進捗管理されたり、もっと強制的にアウトプットできる仕組み作りがされてたりすると、私のような甘い人間には嬉しいなぁ……なんて……(すいません)。

【もっとこうすべきであった】後悔まとめ

デメリットが反省になりかけたので、最後に「もっとこうすれば有意義だった」という点をまとめて、締めたいと思います。

  • トレーナーをもっと活用すればよかった(仕事に繋がったり、面白いイベントを紹介してくれたり、動画のtipsを共有してくれたり……)
  • 限られた受講期間で、計画的なスケジュールを立てて全講座見ればよかった(オプション含めて)
  • もっとコミュニティを積極的に活用すべきだった(インプット会に参加したり……!)

入学したら、あとは限られた期間を生かすも殺すも自分次第です。これから入学を検討されている方は、どうか私のようにはならず、有意義なSTUDIOライフを謳歌してください。

さいごに

3ヶ月を有効に使えなかった私ですが、動画制作の勉強は引き続き行っていきます。これから動画制作始める人・今勉強中の人・バリバリ作っている人、一緒に頑張りましょう。動画って楽しい。

また、本編では書ききれませんでしたが、メリットとしてAdobe製品の割引があったり、就職のサポートもやっているみたいなのでぜひご活用ください!

無事卒業制作を終えたら、「こんなものが作れるようになりました」というスキル面についてのお話もできたらいいなと思います! それではまた!

STUDIO by LIGが気になった方→Webサイトへ

ひとまず話を聞いてみたい方→説明会に参加

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大学卒業後、旅行会社に入社しツアープランナーとして従事。その後、2018年にLIGへ転職。LIGブログのPR記事制作ディレクターとして、これまで100本以上の記事広告を担当。ツールレビュー、インタビュー、地方創生、面白系などあらゆるジャンルの記事コンテンツを制作する。

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