こんにちは。人事のれいこです。4月といえば、入学式や入社式など、新しい生活が始まるタイミングですね。
LIGにも3名の新卒社員が入社しました! 今年はWebディレクターが1名、Webデザイナーが2名仲間に加わりました。
入社してくれたみなさん、世の中にたくさん会社があるなかで、社会人として最初の会社にLIGを選んでいただき、本当にありがとうございます。
去年は新卒入社はなかったため、2年ぶりの新卒社員です。LIGの本社オフィスでささやかな入社式を開催しようと思っていたのですが、新型コロナウイルスの影響により、対面での入社式はリスクがあると考え、オンライン入社式を行うことになりました!
初めてのオンライン入社式。万全な準備で臨めたとはいえませんが、どんな内容で行ったのか、紹介していきたいと思います。
目次
オンライン入社式で準備したもの
今回のオンライン入社式で準備したものをご紹介いたします。
入社式用のスライド
入社式の流れや内容を考え、Googleスライドで入社式の資料を作成しました。
Google Hangouts MeetのURL
弊社はふだんからGoogleカレンダーを使っているので、カレンダーから簡単にビデオ会議のURLが作成できるGoogle Hangouts Meetを使いました。入社式の開始時間になったら、ビデオ会議のURLにアクセスします。
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入社式では、画面共有でスライドを写しながら入社式の進行をしました。
録画用のビデオカメラ
最近「LIGちゃんねる」というYouTubeの動画を配信しています。その担当のケイさんに、YouTube用の動画を撮影してもらうことになりました。動画配信なんてしたことがないので緊張しましたが、記録に残るのはありがたいですよね。
入社式の様子が一部見れますので、ぜひご覧ください!
入社式はトーク形式で
入社辞令書の授与式を行うような厳かな入社式は、LIGっぽくないのでやりたくないなと思っていました。これはオンライン開催が決まる前から考えていたことです。
私が思うLIGっぽさとは、自然体でいることと、個々のこだわりを尊重することです。年齢や役職に関わらず、みんな自然体でいて、でも仕事や遊びは本気で楽しむこだわりの強い人が多い。それが感じられる入社式にしたいと思い、新卒と役員とで会話をするトーク形式の入社式にすることにしました。
トークテーマ① 新入社員の自己紹介
新卒社員の3名は、内定後もインターンとしてLIGで一緒に働いてくれていました。本当に大学生? と思うほど、みんなめちゃくちゃ優秀です。そんな3名がどうしてLIGを選んでくれたのか、人事としては興味津々。あまり話したことがない役員もいるので、まずはどんなメンバーなのかを知ってもらおうと思い、それぞれに自己紹介をしてもらいました。
- 学生時代はどんなことをしていたの?
- どうしてLIGに入社を決めてくれたの?
新卒社員:あいり(Webディレクター)Q:学生時代はどんなことをしていたの? A:学生時代はたくさん旅をしていました。ヒッチハイクしたり、コンビニでダンボールをもらって野宿したり(笑)。 Q:どうしてLIGに入社を決めてくれたの? |
新卒社員:まいまい(Webデザイナー)Q:学生時代はどんなことをしていたの? A:あいりさんのあとだと言いづらいんですが、学校にはほとんど行かず、家に引きこもっていました。LIGに来る前は、別の会社でフロントエンドエンジニアのインターンをやっていて、家にいる以外は、ほぼそこで過ごしました。スーツを着て仕事をしたくなかったので、エンジニアになろうと思っていたんですが、その会社でデザインを教えてもらっているうちに、デザイナーに興味を持ちました。 Q:どうしてLIGに入社を決めてくれたの? |
新卒社員:ナガレダ(Webデザイナー)Q:学生時代はどんなことをしていたの? A:大学は美大の情報デザイン学科で、Webデザインを学んでいました。小さい頃からイラストを書くのが好きだったので、絵を描いて大学に入れたらいいなと思って、美大に進学しました。学生時代は制作費を稼ぐために居酒屋でアルバイトをしてました。それなのに、卒業制作がコロナウイルスの影響でなくなってしまって、1週間くらい落ち込んでいました。本当にショックです。大学中がお通夜みたいな感じでした。 Q:どうしてLIGに入社を決めてくれたの? |
会社の雰囲気が自分に合いそうかどうかは大事ですよね!
トークテーマ② 初めて仕事が楽しいと思った瞬間は?
こちらは役員にお聞きしました。役員のみなさんも初めて社会人になったときは上手くいかないこともあったはず。どんなタイミングで仕事が楽しいと思えるようになったかは、とても気になります。
ゴウ(社長):俺は実家がLAMPで客商売だから、子どもの頃から手伝いをしていたけど、「仕事=楽しい」はなかったかな。仕事はやらなきゃいけないものって感じだった。
でも20歳くらいからWebサイトを作り始めて、はじめは趣味だったんだけど、やっていくうちに楽しくなった。そういう楽しいと思ったことを仕事にしてからは、ずっと楽しい。やっぱりどうせやるなら自分が楽しいと思えることを仕事にした方が、打ち込めるし、人生楽しいんじゃないかな。ものを作って、誰かから「かっこいいですね」とか「いいですね」とかフィードバックをもらえるのはうれしい。相手の期待を越えよう、もっと驚かせようと思うのは今でも楽しいね。
大山さん(副社長):とりあえず誰もつっこまないから俺から言うけど、ゴウさんのアロハシャツと麦わら帽、季節感おかしいでしょ(笑)。
▲株式会社LIG 代表取締役社長 吉原ゴウ
ゴウ:はじめに誰かつっこんでくれると思ってたのに、誰もなにも言ってくれないなと思った。俺の今日のテーマはハワイです。
大山さん:なんで入社式にハワイ!?
新卒:普段着かと思いました。
ゴウ:LIGは多様性を認めすぎて、ツッコミが不在なんだよね。この程度ではツッコまれないってことがわかった。大山さんの原体験教えてください。
大山さん:俺は新卒から5年くらい、仕事が楽しいと思ったことはなかったかな。学生時代から起業して経営者になりたいと思っていたから、会社は修行するところだと思ってた。だからかなりきつい思い出しかない。
はじめて起業したのはベトナムだったんだけど、その瞬間から仕事に対する考えは変わったかな。経営者は大変なことばかりだけど、自分ごととして考えられるほうが楽しいと思えるタイプなので、仕事を仕事と思わなくなった。そこからはずっと楽しい。楽だから楽しいという意味ではなく、目標達成した瞬間が楽しいと思えるんだと思う。
づや(CTO):俺は新卒のみんなと違ってクソ大学生だったんで、面接に1回落ちて就職を諦めて、フリーターをやってた。バイトの面接をお願いする電話すらかけられないくらいで、ずっとゲームしてた。俺って本当に役に立たないんだなと思ってた。
最初に就職した会社はぜんぜん楽しいとは思えなかったんだけど、ゴウと会社をつくって、お客さんからお礼を言われたとき、「俺って世の中の役に立てるんだ」とはじめて思えた。プログラミングで、自分は人の役に立てるんだと思えるようになってから、楽しいと思えるようになった。生きててもいいのかもしれないと思ったんだよね。
大山さん:極端だなあ(笑)。
トークテーマ③ 仕事をするうえで大切にしていることは?
ゴウ:ずっと一貫して意識しているのは、相手の期待値を超えること。クライアントや一緒に仕事をする仲間から、自分にはこういうことを期待されているだろう、こういうことを求められているだろう、ということをちゃんと認識したうえで、それを上回るようなクオリティの仕事や、スピード感での対応をすることを意識しています。
俺は何事もエンターテインメントだと思っていて、楽しませたい、驚かせたいっていう気持ちがある。どんなアクションを起こせば、相手が喜ぶかな、いい意味で期待を超えられるかなって考えてる。会社を始めたばかりのときは何の実績もなかったけど、そのときに心がけていたのは、レスポンスの速さ。とにかく相手が予想してないぐらいの速さで返信したり、対応したりすることだけは心がけてた。対応が速いってだけで信頼してもらえるし、それは新卒のみんなも今からできることだから、ぜひ心がけてほしいかな。
大山さん:僕は結果を出すということですね。準備8割という言葉も聞くけど、プロセスの重要性が結果の重要性を超えることはないと思っています。どんなプロセスがいいかというのは、いろいろ意見が分かれると思うけど、結果はファクトなので文句のつけようがない。「結果を出す」ということを、新卒のみなさんにも意識してもらえるといいなと思います。
づや:僕は本当の課題解決をしたいなと思っています。たとえば、コーポレートサイトをリニューアルしたいというお客さんがいるとして、本当にしたいことは何だろうと考えるようにしている。お問い合わせの数を増やしたいとか、必ず目的があるはず。うちはWeb制作をしている会社だけど、お客さんの目的を達成する一番良い手段がWebサイトのリニューアルじゃないなら、無理にやる必要はない。目的をぶらさないでお客さんに価値を提供できるように心がけています。
トークテーマ④ どんな社会人になりたい?
これは再び、新卒のみなさんにお聞きしました。
あいり:自分の業務ももちろんなんですけど、組織の課題解決ができるような人になりたいです。Web制作は、お客さんの課題解決だと思うんですけど、LIGの課題もたくさんあると思うので、それも解決できる人になりたいです。自分の所属している組織を良くしたい、みんながもっと仲良くなれるようにしたいとか、自分がその組織のなかでなにができるかを考えて、課題解決ができるようになりたいです。インナーブランディングも興味があります。とはいえ、まずは目の前のことをしっかり取り組んで、Webディレクターとして実績を残したいです。賞も狙っていきたいですね!
あと、これはまいまい・ナガレダとも話してたんですけど、「LIGらしさとはなにか」をテーマに、社内でワークショップを開いたりしたいなと思っています。
ゴウ:いいねー! 会社を良くしたいという軸がブレなければ、役員としてはなにをしてもらっても構わないので、ぜひ。新卒だからとか関係ないので、そうやって自発的に動いてもらえると嬉しいな。
まいまい:私は「もう一回会いたいな」と思ってもらえる社会人になりたいです。仕事でもプライベートでもそうなんですけど、もう一回会いたいと思ってもらえたら、仕事にも繋がるし、友だちともずっと長く一緒にいられますし。
デザイナーってあまり営業とか得意じゃないイメージもありますし、私自身引きこもりでコミュニケーションも下手なんですけど、だからこそ人とのコミュニケーション力を伸ばせたら強いデザイナーになれるんじゃないかなと思っています。仲良くないデザイナーより、仲が良いデザイナーに提案してもらった方が、スッと受け入れられたりしますよね。私もいいものを作りたいし、相手にもいいものだと思ってもらいたい。そういう関係値を築いていけたらいいなと思います。
ナガレダ:仕事で学んだことをちゃんと反復して、自分で学んで、スキルを身につけていきたいです。デザインだけじゃなく、動画編集とかいろいろなことに挑戦していきたいです。大学でイラストや動画編集もしていたので、それを仕事にも活かせていけたらいいなと思います。将来的には、ゆうこさんがやっているような化粧品のブランディングを任されて、ロゴもサイトもぜんぶ作れるようなデザイナーになりたいです。そのためにも、LIGブログでもどんどん発信していきたいです。
トークテーマ⑤ LIGをどんな会社にしていきたい?
お子さんの入園式のため、入社式には参加できないと思っていたまことさんも、ここで急遽参加しました! コロナウイルスの影響で、入園式はなくなってしまったそうです。
まこと(取締役):Life is Goodな会社にしたいですね。僕はこの会社に入ってもうすぐ5年になるんですけど、この4、5年でいろいろ変わりました。僕は毎日この会社で仕事をしていて楽しいし、ここ最近コロナウイルスの影響で会社に来れなかったんだけど、久しぶりに会社に来て、みんなに会えるのも楽しみだったんですよね。この気持ちを全社員が思ってもらえるような会社にしたいなと思っています。
づや:僕もまことと一緒で、Life is Goodを目指しています。ライフステージによって優先順位が変わったりとか、ほかにやりたいことができたりで、残念ながら辞めてしまった社員もいる。でもそういうメンバーも、いつかLIGに戻ってきてくれたら嬉しいし、今いるLIGのメンバーも、ここが楽しいなと思ってもらえるような会社にしたいなと思っています。
大山さん:僕はもっとグローバルな会社にしていきたいです。今はフィリピンのセブでオフショア事業をしているけど、他の国にも拠点を持てたらいいなと思っています。いろんな国の人と働くと、日本では想像できないような価値観に触れられる。知らない価値観に触れると人生が豊かになるし、いい刺激をもらえるので、そういうことをもっとできたらいいなと思います。
ゴウ:Life is Goodって個人によって違うし、事業によっても違う。すごくあやふやな概念だと思うけど、あやふやさなりの良さがあると思ってるんだよね。Life is Goodの解釈はみんなに委ねたい。会社として、事業として、個々人としてのLife is Goodがあって、それを実現するために自発的に動ける会社になったらいいなと思う。
俺は好きなことをやってるし、そうじゃないと楽しくないしがんばれない。自分が幸せじゃなかったら、クライアントもまわりの人も豊かにできないから、楽しむべきだし、そのための努力もするべきだと思う。最初は苦労することも多いかもしれないけど、実力がついてきたらまわりのことも気にかけてあげられるようになると思うし、さらに成長したら全体のことや組織のこと、社会のことっていうふうに、だんだん視座が上がってくると思う。それがLIGで実現できたら嬉しいし、そういう会社にしていきたいなと思います。
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みなさん、ありがとうございます! トーク形式の入社式は以上です。
さいごに
LIGのオンライン入社式の様子をお届けました。いかがでしたか?
本当は面と向かって話をしたかったのですが、オンラインでもこうして新卒や役員のみなさんと入社式を開催できたことに安堵しています。
新社会人のみなさん、あらためて入社おめでとうございます! 大変な時期ですが、一緒にがんばっていきましょう。新卒のみなさんのLife is Goodを心から応援しています。