明日から、身につける。
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2020.03.06
#44
セブ島日記

LIGのインターンが優秀すぎる!? セブで行われたStartup Weekend Tokyoに出場し、またしても優勝した件について。

Roy

 

LIGブログファンのみなさんこんにちは。初めましてRoyです。

大学を2年ばかり休憩中に、フィリピンで英語留学とIT BootCampに参加したあと、現在はLIGフィリピン支社にてブリッジSEインターンをしております。僕はもともとLIGブログの読者だったんです。今こうして自分がブログを書いていることを思うと、非常に感慨深いですね〜。

さて、僕の紹介はこれくらいにしておき、今回お伝えしたいことは……

  

僕がStartup Weekendという起業体験イベントに参加し、人生で5本の指に入るであろう熱い経験をしてきたお話です。

起業には昔から興味はあったのですが右も左もわからなかったので、起業体験ができるこのイベントに飛び込んでみました!!

Startup Weekendとは
Startup Weekend(スタートアップ・ウィークエンド)は、全世界で7,000回以上開かれ、41万人以上が参加しているスタートアップ実践イベント。金曜日の夜から日曜日までの54時間で、仲間づくりをしながらアイデアのプロトタイプを作りあげる起業のコミュニティです。

▼ざっくりとした3日間の流れ
1日目夜:アイデア投票とチームビルディング
2日目〜3日目の午後:UXに沿った必要最小限のビジネスモデルを一気に作り上げる
3日目夕方:審査員の前でチームごとにプレゼンを行い、審査が行われる

2020年2月21日(金)〜23日(日)にフィリピンのセブ島で行われた「Startup Weekend Tokyo Cebu@LIG iioffice」に参加してきました。

参加者は、3日間でアイデアを形にするための方法論を学び、スタートアップの立ち上げを経験をすることができるスピード感のあるイベントです。

いやいや、3日間で本当にスタートアップが作れるの?

僕もそう思いました……。

しかし、これまで世界150カ国以上で開催され23,000以上のスタートアップがこのイベントから生まれているそうなのです。なんてすごいイベントなんだ……。

そしてそんなすごいイベントにLIGインターンが参加した結果……

 

優勝しました。

ちなみに前インターンのきょうたさんもこのイベントに参加し優勝されています。

(その当時の記事があるのでそちらもぜひ)

このイベントではVCの方から投資を受けられたり、そのままスタートアップとしてビジネスを始めることができる可能性があったりしますので、どのチームも必死で優勝を狙いにいきます。

それでは、そんな熱いイベントで僕のチームが優勝を勝ち取った3日間をシェアしたいと思います!!

iioffice CEBUで開催されたStartup Weekend

今回はiioffice CEBU(LIG本社が運営しているコワーキングスペース)で開催され、僕はLIGフィリピンを代表してイベントに参加させていただきました。

ふだんからiiofficeではさまざまなイベントを開催しています。イベント情報はfacebookで告知しているので、ぜひチェックしてみてください。

1日目(初日)

続々と集まってくる参加者の皆さん。今回は約50人もの参加者がセブに集い、熱い3日間をともに過ごしました。参加者のバックグラウンドはさまざまで、学生から経営者、高校教師の方までいらっしゃいました。

午後7時〜アイデアを発表するピッチ

1日目の夜はアイデアを持って来たアイデアマンたち(今回はおよそ半分の25人ほど)が、それぞれ1分間のプレゼンを行います。一言でそのアイデアを表現し、残りの時間で概要を説明します。ちなみにアイデアがない参加者も、後ほどチームに入れるので問題ありません。

 

発表後、参加者たちはアイデアマンたちに質問をする時間が設けられます。本気で自分が叶えたいアイデアを見つけるため、熱い議論が交わされていました。その後1人3票まで与えられ、参加したいと思うアイデアに投票します。ちなみに、アイデアマンは自分に投票することも可能です。

 

投票数が多かったアイデアマンは、もう一度自分のアイデアをプレゼンすることができ、そこでチームメンバーを募ります。最低3人集まればそのアイデアは採用、チーム結成となります。投票で勝ち上がれなかったアイデアマンでも、3人メンバーを集めることができれば、アイデアを復活させることができます。

 

そして……見事8つのチームが結成され、1日目が終了しました。

僕のチームは起業家をターゲットにしたメディアを創ることでした。これから残り2日間でアイデアをブラッシュアップし、サービスのプロトタイプまで作り込んでいきます。運営の方いわく、3日目を向かえたときにはほとんどのアイデアは当初のものとはまったく別物になっているそう……。

2日目

午前9時〜アイデアを形にしていく


2日目からはチーム行動になります。アイデアの確認をしたあと、ブレインストーミングを行いました。

僕のチームメンバーは現役経営者、NPO法人代表、デザイナー、エンジニアなど、さまざまなバックグラウンドの方々で構成されていましたので、各々違った視点からアイデアや意見が飛び出し非常に勉強になりました。

M&Aをしたい起業家のための動画コンテンツメディア、海外の企業と提携したい起業家が手軽に現地企業と繋がれるメディアetc……たくさんのアイデアが生まれました。

 

しかし、本当に起業家がそのようなサービスを必要としているかはわかりません。ということで、ブレインストーミングで得たアイデアを検証するためフィールドワークに出かけました。

起業家が多そうなセブのビジネスのハブであるITパークへ出向き、街の人々にインタビューを実施しました。

No Talk, All Action.

今回のイベントのファシリテーターである中本卓利さんが口酸っぱくおっしゃっていた言葉です。こちらはスタートアップウィークエンドのモットーなのですが、何を始めるにもまずは行動に起こすことが一番大切で、建物の中にあるものは意見でしかない、事実は建物の外にある、という意味だそうです。

アイデアは検証しない限り、それはただの妄想であり自分たちの意見でしかありません。検証した結果をもってスタートアップは始まります。

事実、この言葉通りインタビューの結果(検証結果)、僕達は仮説の段階では見えなかった新たなニーズと可能性を発見しサービスの方向性を大きく変えるきっかけになりました。

午後2時〜現役の起業家、専門家の方々によるコーチング

午後からはiiofficeに戻りコーチングの時間になります。コーチの方々に自分たちのアイデアをぶつけ、フィードバックやアドバイスをいただけるありがたい時間なのです。

 

セブの第一前線で活躍されている経営者の方たちが、なんとボランティアでコーチングしてくださいました。

※ 「スタートアップウィークエンドトーキョー(SWT)」は特定非営利活動法人(NPO)として活動しているため、毎回有志のボランティアメンバーで開催されています。

 

そして今回のコーチの中にはLIG Philippines Inc.をたった1人から100人を超える規模まで成長させた我らがプレジデント・セイトさんの姿が……

(セイトさんも以前Startup Weekend Boholに参加し優勝したそうです。そのときの記事はこちら)

 

コーチング後からは一気に各チームにアクセルがかかり、市場調査、財務計画やプロトタイプ製作など、3日目のプレゼンに向けた準備が進みます。なかには、行き詰まり解散しかけるチームや、再度インタビューを行うチームもありました。コーチングの時間をどれだけ有意義に過ごせるかがこのイベントの肝ですね。

実際、僕たちのチームはコーチングを受けたことにより、コンセプトや方向性の最終決定を行い、事業計画書の作成に取り掛かることができました。恐らくコーチングの時間がなければ完全に行き詰まっていたと思います。

3日目(最終日)

午前9時〜プレゼンの最終調整

3日目の午前はプレゼンに向け最終調整に入ります。資料を作るチーム、プレゼンの練習を行うチームなど、発表時間ギリギリまで作業は続きます。

僕はデータから見る市場調査を担当。もちろん今まで経験したことはありません。しかしStartup Weekendではやったことないなんて通用しません。できるできないという前に、とにかく手足を動かすのです。やるしかない状況は非常に自分を成長させてくれます。人生の先輩方や現役経営者からいただくアドバイスを参考にしながらひたすらググる。いままでにないスピードで、実際に起業する上で使える知識が身につきました。

午後3時30分〜直前で事件発生

プレゼン30分前、まだリハーサルを1回もできていない僕のチームは、資料を完成させることにすべてを費やしていました。

そこで事件発生。1人のメンバーの積りに積もった不満が爆発したのです。原因は忙しさゆえ、チーム内に不平等感や優劣がついてしまったことです。ただでさえ時間がタイトで焦る気持ちもあるなか、メンバーのことも考えなければいけません。チームマネジメント力の必要性を身にしみて感じました。

それでも全員でやり遂げようと何とか立て直し、本番1分前にプレゼン資料が完成。なんとリハーサルなしで挑むことに……。

いやぁ……Startup Weekendでは何が起こるかわかりません。

午後4時〜ついに本番

今回の審査員は、QQEnglish CEOの藤岡 頼光さん、ADWAYS PHILIPPINES INC.CEOの坂川 雄一さん、NexSeed. Inc Chief Marketing Officerの宇佐美 章さん。参加者のためにお越しくださいました。

 

発表方法は、1チームにつき制限時間5分という短い時間のなかで資料とプロトタイプのプレゼンを行います。その後、審査員の方々からの質疑応答の時間が設けられます。

流石は一流の経営者の皆さん、厳しい質問や鋭い意見が飛び出します。回答に苦しむ参加者たち、その質問待ってましたと言わんばかりに淡々と返していく参加者や、なかには上手く答えられずに涙ぐむ参加者までいました。

そして……いよいよ僕のチームの発表です。

 

JobRidge · Customers · Made with Glide

僕たちのチームは、日本で働きたいフィリピン人英語教師をサポートする人材紹介サービスで挑みました。日本とフィリピンを繋ぐ架け橋になろうという意味を込めて「JOBRIDGE」というサービス名をつけました。

実際、日本で働きたいフィリピン人は多数いるのですが、夢のままで終わってしまうことも珍しくありません。逆に、日本は英語教育に力を入れようとしていますが、まだまだ足りていないという事実があります。その問題にアプローチしていこうというチームの熱い想いを込めました。

その結果……

 

優勝しました!!!!!!!! 何度でも言わせてください。優勝しました!!!!!!!!

正直、ほかのチームのサービスがすごくよかったのであまり期待していませんでした。審査員の方々もかなり悩まれたそうです。

しかし、そんななか僕たちのチームが優勝できた理由は、しっかりとStartup Weekendが定める3つの評価基準を満たしていたことが大きかったこと。そして、JOBRIDGEのサービス自体に可能性が見えたということでした。

Startup Weekendの3つの評価基準は下記の通り。

「Startup Weekend」3つの評価基準
  1. Business Model:ビジネスモデルと収益性
    (アイデアがビジネスモデルとして優れているか、収益が見込めるか)
  2. Execution & Design:課題解決の実践とデザイン
    (プロトタイプとして形にできたか、ユーザーにとって使いやすいデザインになっているか)
  3. Validation:検証
    (アイデアを必要とするユーザーはいるか、ユーザーの課題は解決されるか)

他チームもアイデアはすごく良かったのですが、3つのうちの何かが抜けていたようです。ですので、参加を考えている方はこの3つの評価基準を意識して3日間を突っ走って欲しいですね!

その後……

結果発表のあとは懇親会が開かれました。イベントに関わった全員で交流し、大いに盛り上がりました。審査員の皆さんも参加されていたので、熱心な参加者はコーチや審査員の方々にさらなるアドバイスを求めていました。

まとめ

このイベントに参加するにあたって、デザインやプログラミングスキルはあるに越したことはないですが、それ以上に大切なスキルは“行動力”“積極性”だと思いました。

何もできない大学生の僕でもその2つのみでチームに貢献し、優勝までしたのですから。No Talk, All Action.の精神で思い切ってチャレンジしてみると、あとは何とかなるものです。起業に少しでも興味がある方はとくに参加不可避です!!

Startup Weekendは日本全国でも定期的に開催されているので、ぜひ参加してみてください。価値ある経験になること間違いなしです。

そして、今回このような経験をする機会を作ってくれたLIGフィリピン支社ではインターンを募集しております。

セブ島で一緒に働きませんか? お気軽にご連絡ください!