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2019.12.20

IT人材が不足するのはなぜ?原因と今後の対策を徹底解説

しゅん

こんにちは! セブ支社ではたらくWebディレクターのしゅんです。

IT技術の発展にともなって、今後はますますIT人材の不足が拡大していくといわれていますよね。

そもそもどうしてIT人材が不足しているの? 解決策はあるの?

そんな方に向けて、今回はIT人材不足について、さまざまなデータを参考にしながら真面目に解説していきます!

「ITの人材不足」とはどういうこと?

IT人材とは

IT人材は「先端IT人材」「従来型IT人材」に分けられます。先端IT人材は、AIやIoTなど新しい技術に対応できる技術者です。一方の従来型IT人材は、ITシステムの受託開発や保守、運用を行う技術者のことを指します。

IT人材の不足とは

経済産業省が発表した「IT人材需要に関する調査」によると、2018年時点で先端IT人材の数は約9万人、従来型IT人材は約94万人。

同調査で、ITに携わる人材のうち”先端技術に移行できる人が1%しかいない”とした場合で、IT需要の伸びが低いときの試算を行ったところ、先端IT人材の数だけでも2020年には6万人あまりが不足、2030年には約38万人も不足するという結果になりました。

これらの結果は、将来における先端IT人材の大幅な不足を表していて、IT業界にとって深刻な問題が発生することを示しています。

このようなセキュリティやAI・ビッグデータなどの分野は、すでに人材不足が進んでいます。先端ITの分野は高いスキルを必要とするため、企業が求めるレベルのスキルをもつ人材が少ないのです。

IT人材不足に対しての政府の取組み

IT人材需要に関する調査(2019年4月23日)』にて経済産業省がまとめた内容のなかに、次のような記載があります。

『未来投資戦略2017』(平成29年6月9日閣議決定)に基づき、第4次産業革命下で求められる人材の必要性やミスマッチの状況を明確化するため、経済産業省、厚生労働省、文部科学省の3省連携でIT人材及びAI人材の需給試算を行いました

ここから、経済産業省だけでなく政府や各省が連携してIT人材の問題に取り組もうとしていることがわかります。

たとえば小学校プログラミング教育の必須化や、30代~40代のエンジニアのための「Reスキル講座」といった技術学習があります。それらは、経済産業省と厚生労働省が後押しする制度です。

IT技術者が不足している理由は?

IT市場・Web業界そのものの急成長

IT技術者が不足している理由のひとつは、IT市場やWeb業界そのものの急成長です。SNSやアプリの進化はもちろんのこと、IoTやSaaSビジネスの台頭により一般企業でもITを活用する事業が拡大しています。

IT市場・Web業界の技術の変化そのものが速い

IT市場やWeb業界の技術は常に変化しています。変化のスピードが速いことから、新しい技術を習得してもすぐに廃れてしまうこともあります。また、IT技術者が変化についていけないと、企業の需要とマッチしたスキルや技術者が不足することになります。

少子高齢化、人口減少が進んでいること

少子高齢化や人口減少は日本の大きな課題になっていて、その影響はIT業界にもおよんでいます。労働人口の減少と市場拡大が同時に起こっているために、IT人材が不足しているのです。

また、基幹システムを構築していた技術者が高齢化して定年退職したこともIT人材の不足に影響しています。若手エンジニアはゲームやWebの制作に携わることが多く、システム開発に用いるような高性能なコンピュータを扱える汎用機エンジニアが減少傾向にあります。

IT技術職のネガティブなイメージ

IT技術職が不足している理由には、ネガティブなイメージも関係しています。IT技術職の仕事に「辛い」「厳しい」といったイメージを持つ人は少なくないのでは……? 納期が短縮されたりコストが削減されたり、技術者の負担ばかりが増えるケースもあります。

また、システム障害が起きれば長時間の残業や終電帰りになる可能性もあります。そういった話題からIT技術職にネガティブなイメージが定着しているのです。

今後必要とされるIT人材って?

ここでは、これからIT分野で必要とされるのはどんな人材なのか、ご紹介していきます。

先端IT技術のサービス化や活用を担う人材

前述のとおり、ビッグデータ、人工知能(AI)、IoTロボットなど先端IT技術のサービス化や活用に対応できる人材は今後も不足していくと予想されています。

経済産業省の2016年の資料では、先端IT人材は2020年に約4.8万人が不足すると予想されています。

出典:経済産業省

すでにIT技術者が不足しているといわれている分野

情報セキュリティはすでにIT技術者が不足している分野であり、2020年には約19.3万人が不足するとされています。


出典:経済産業省

このように、2020年までに深刻な人材不足となる「2020年問題」が課題となっています。こうなると、エンジニアとして転職活動をみすえている方は、このようにすでに人材不足がわかっている分野の技術を習得していれば、重宝されるでしょう。

企業としてIT人材不足を解決する方法とは?

IT人材不足は大きな問題となっています。いますぐにすべてを解決できないとしても、企業として取り組めることがあるはずです。ここでは、IT人材不足を解決する方法を4つ解説していきます。

社内人材の育成強化

IPA「IT人材白書2017」では、企業がどのようにしてIT人材不足に対して取り組んでいるかが調査されていて、人材不足の改善施策でもっとも効果があったのは「社内人材の育成強化」という結果が出ています。

具体的には「資格取得、研修受講の費用負担」をはじめ、「職種転換や人材のキャリア設定の継続的な見直し」「組織や部門を越えた社員交流の場の整備」などが挙げられています。

多様な人材の採用・活用

社内人材の育成強化に次いで企業が取り組んでいることに「多様な人材の採用・活用」があります。具体的にはフリーランスなどへの外注です。政府が主導で取り組んでいる「働き方改革」では副業や兼業、テレワークなどの働き方への環境の整備も検討されています。

オフショア開発の実施

リーマンショック以降、安い労働力を求めてソフトウェア開発などのオフショア化が進みました。オフショア化のメリットは、人件費の安さ以外にも人材を確保しやすいことがあります。

すでに人材が不足している分野では、知識習得のために時間がかかるといわれています。人材不足を早急に解消できるという意味でも、オフショア開発を実施することは非常にメリットが多いです。

ITエンジニアのイメージアップ

前述のとおり、ITエンジニアに対してネガティブなイメージをもつ人もいます。これからITエンジニアを目指す人材を増やすには、ネガティブなイメージを取りのぞき、目指しやすい環境を整えることが重要です。

企業でも、「ITエンジニアってカッコいい、なってみたい」と思われるような、さまざまな取り組みをすることが大切です。

まとめ

IT業界の人材不足は深刻なものとなっています。そのため、政府や企業も人材確保に取り組んでいます。人材不足を解消するにはさまざまな方法がありますので、できるところからぜひ取り組んでみてください。

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