こんにちは。デザイナーのもーりーです。
今年の秋は「読書の秋!」
前回に引き続きオススメ図書を紹介していきますが、今回はグラフィック編です。 これを読んでおけば間違いない!デザイナーにおすすめの本15選(Web編)
「これを読んでおけば大丈夫!」とまではいきませんが、僕がグラフィックの案件を担当した中で参考になった13冊の書籍を紹介いたします。
色
A・F・T色彩検定公式テキスト2/3級編
印刷物のデザインをするなら色彩検定の勉強をすると良いと思います。
デザインのための色の知識はもちろん、照度、輝度、色温度など光の知識も身につきます。印刷物は閲覧する環境によっても色の見え方が変わりますので、光の知識はとても重要です。
2級レベルの知識は独学でも習得可能ですので、3級と2級を併願して受験するのをオススメします。
オススメ度:★★★★★
組版
デザイン解体新書
「文字」「組版」「レイアウト」「造本」「DTP」についての知識が網羅されています。
かなり分厚い本で、文字も小さい上に1ページぎっしり情報が詰まっているので、読む終わるのには時間がかかります。しかし、エディトリアルデザインをやる上では非常にためになる本ですのでオススメです。
オススメ度:★★★★★
文字組デザイン講座:雑誌・書籍・ポスターにおける巧みな文字の使い方をリアルな指定紙から解説
「デザイン解体新書」と同じ著者の本ですが、こちらの方が文字も大きめでペース数もほどほどで、とっつきやすくなっています。また、2018年に出版されたものですので内容も現代的にアレンジされています。
まずはこちらから手に取ってみるのはありです。
オススメ度:★★★★☆
文字
ロゴデザインの現場 事例で学ぶデザイン技法としてのブランディング
ロゴデザイナーが現場でどのようなことに気をつけているかがわかります。
1案件についてとても丁寧に、クライアントからのヒアリングや成果物のブラッシュアップの方法などが掲載されていて、普段Web中心でやっている僕からみると、とても勉強になりました。ロゴ案件を担当する際にとても役立つ本だと思います。
オススメ度:★★★★☆
レイアウト
Balance in Design 美しくみせるデザインの原則
黄金比/ルート2長方形(白銀比)といった、自然界で美しいとされている比率をデザインにどう活かすかについて書かれている本です。昔の秀逸なポスター作品などを例に出して、その作品にどのように黄金比、ルート2長方形(白銀比)が組み込まれているかがわかります。
デザインの参考資料としてかなり役立ちます。
オススメ度:★★★★★
ブランディング
USAMIのブランディング論
ブランディングについての全体像がわかります。文字量も比較的少なく、文章も平易な印象ですのでとっつきやすいと思います。
ただ、内容はかなり核心を突いているので一生使える知識になるのではないでしょうか。とくに、最後に出てくるブランディング施策の全体像を表した図、通称「ODEN」は企画やデザイン提案などの場面で使えると思います。
オススメ度:★★★★★
デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール
ブランディングについて詳細に書いてあります。
内容が若干細かく、(文字量も多く)全体像が見えづらい印象ですので、最初にこの本から入るといまいちピンとこないかもしれません。
まずは「USAMIのブランディング論」で全体像を把握してから読むことをオススメします。
オススメ度:★★★☆☆
ワーディング
広告コピーってこう書くんだ!読本
広告コピーの作り方がわかりやすく、丁寧に説明されています。
「デザイナーに関係ないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、デザインのコンセプト・キーワードやブランディング・キーワードなどをデザイナーが考えるときに大変役に立ちます。
上手なキーワードを生み出すことができれば、デザイン制作もスムーズに進行し、クライアント提案時の説得力も変わってきますのでオススメです。
2019年10月時点で、Kindle Unlimitedの読み放題のラインナップに入っています。加入されてる方は、この機会にぜひ読んでみてください。
オススメ度:★★★★★
アイデア
アイデアのつくり方
60ページほどのとても薄い本なのですが、アイデアを出すための方法論を綺麗に5段階で整理されていて、核心を突いた内容になっています。
ブラックボックスと呼ばれるアイデアマンの頭の中をわかりやすく紐解き、アイデアの出し方をフレームワークとして提案してくれています。
オススメ度:★★★★★
見えるアイデア
「アイデアのつくり方」を、ビジュアルデザインにフォーカスして、より深堀した内容になっています。合わせて読むと、より理解が進むのではないかと思います。
オススメ度:★★★★☆
歴史
絵ときデザイン史〈歴史が苦手な人、食わず嫌いの人も、これなら覚えられる! 画期的なデザイン史の本! 〉
ここ200年のアート/デザイン史がイラスト入りのわかりやすいページ構成で説明されています。
一からデザイン史を学ぶとなるとかなり気合が必要ですが、この本でざっくり大枠を知っておくだけでも今後のインプットにも違いが出てくるのではないかと思いオススメしました。
オススメ度:★★★☆☆
制作ルール
入稿データのつくりかた CMYK4色印刷・特色2色印刷・名刺・ハガキ・同人誌・グッズ類
この一冊で印刷物をデザインするときに気をつけるべきことがだいたいわかるのではないかと思います。
それくらい印刷についての基本的情報が網羅されていて、印刷物に携わっている方なら一冊持っておきたい本です。
オススメ度:★★★★★
まとめ
いかがでしたか?
前回のWeb編と合わせて読めば、デザイン力も倍増すること間違いなしかと思います。 これを読んでおけば間違いない!デザイナーにおすすめの本15選(Web編)
オススメしたい書籍が見つかりましたらまた紹介させていただきます。
以上、もーりーでした。
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