BiTT開発
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2019.02.16

ハロプロファンの私がはじめてPerfumeのライブに行った感想をまとめてみた

まきこ

こんにちは! 元LIGのデザイナーで、今はカクシンでアートディレクターをやっているまきこです。鞘師復活に涙した皆さん、本当に、人生って素晴らしいですね!!

さて、わたしはハロー!プロジェクトが好きでよくライブなどに足を運んでいるんですが、少し前に、機会があって初めてPerfumeのライブ「FUTURE POP」を観に行ってきたんです! もともと曲は好きで聴いていて、最新のテクノロジーを駆使した演出にも興味があったんですが、実際に観ると……いやー、すごかったですね!

すっごく楽しんだ結果、ハロプロのライブと比較したくなってしまいました。主観にあふれる感想ですが、自分なりに書いてみます。

客層は、両者ともちょっと意外!?

予想より落ち着いているPerfume

PerfumeはTVCMなんかにもよく出ているし、20代のファンが中心なんだろうな、と思ってたんですが、その日静岡のライブ会場に集まっていたのは、大半がおそらく30歳前後。しかも、Perfumeのパブリックイメージからするといかにもおしゃれな人が多いのかと思いきや、意外といい意味で自然体な雰囲気の人が多かったです。

ごくたまにいかにもドルオタっぽい男性もいて、アイドルだった時代からのファンであることがしのばれ、Perfumeのキャリアの長さも感じられました。

男女比はおよそ5:5。衣装のコスプレをしている女子グループがいたりするのはハロプロと似ている点です。

ハロプロも意外と女性が多い

対してハロプロの客層は、グループごとに多少異なるものの、たいてい男女比は6:4〜7:3で男性が多く、女性は20歳前後、男性はおそらく40歳以上がボリュームゾーン。若い男性は少ないのがハロプロ現場の特徴なんです。

男性は古き良きディープなドルオタ風の人もいますし、Perfumeのライブにもいきそうな人もいる。女性は普通におしゃれを楽しんでる雰囲気の人がけっこう多いんです。けっこう意外ですよね!

演出と生身のパフォーマンスの理想のバランス

Perfumeのステージは情報量がすごい!

映像では何度か観たこともあったんですが、実際にあの空間にいるってどんな感じなのか、すごく興味があったんですよね。

で、体験後に持った素直な感想は、「Perfumeの3人よりも演出に意識が行ってしまって、なんだかもったいない」というものでした。

ライブが始まった瞬間から、超絶かっこいい映像に見とれたり、つぎつぎと変わる演出の意図や仕組みに気を取られたり。そうしているうちに、ほとんどPerfumeに目を向けることなく曲が終わってしまうこともけっこうあったんです。

だけど、Perfumeの3人が、あんなに可愛くスキルフルな人たちが、今この瞬間にそのステージにいるのに! 今この瞬間しか見れない、再現性のないライブというパフォーマンスの真っ只中にいるのに! 「わたしは一体なにを見にきたんだろう」と、ジレンマさえ感じました。

ライブ冒頭では特に、Perfumeを見にきたのか演出を見にきたのか、そして、自分が目にしているのが実体を持ったPerfumeなのかさえも疑わしい状況。もちろん全く退屈せずに全編楽しめましたし、それだけ演出を含めたパフォーマンスの一体感やクオリティーが高かったとも言えます。

冒頭の数曲が終わり、MCに入るところで、メンバーのマイクがそれぞれの荒い息遣いを拾います。そこでやっと、「ああ、ここにいるのは生身のPerfumeなんだ。鍛えぬかれた彼女たちでさえ息が切れるような激しいダンスだったんだ」と実感できました。そして、さっきまでの隙のないパフォーマンスから打って変わった広島弁のゆるいMCに、なぜかホッとさせられたり(笑)。

ハロプロは基本的にシンプル

ハロプロ慣れしていたわたしには、かなり新鮮な体験でした。

ハロプロの場合は、たまーにプロジェクションやスクリーンの映像とダンスが連動するような演出があるものの、ほとんどがシンプルな演出ばかり。こまかくいうと照明演出の音ハメが素晴らしかったり、凝った舞台装置が華を添えたりもするんですが、主役は圧倒的にメンバーです。曲中はメンバーだけを注視し、一人を見ているうちに別のメンバーを見逃すことはあっても、演出に気を取られすぎることはありません。

そんな中で、歌やダンスが毎回少しずつ違い、失敗する時もあれば音源をはるかに凌ぐ神回もあり、メンバーが表現する曲の世界観に会場全体が浸り…。

それが、ライブの醍醐味なんだと思っていました。そういった「生感」や「余地」を楽しんでいたわたしにとっては、Perfumeのライブは全く違うものでした。

印象に残ったのは、ダンスが際立つ演出

その日のPerfumeのライブでいちばん印象に残ったのが、「FLASH」という曲。派手な映像演出などはなく、3人がメインステージに立って踊り、サビで「FLASH」という歌詞が出てくるたびにメンバーの後ろの照明が閃光のように光る、というもの。

かなりシンプルでも曲の世界観がきっちりと表現されているし、何よりPerfumeのダンスの美しさが際立っていました。今でも、そのパフォーマンスが目に焼き付いています。

Perfumeのライブが終わった直後は「もしかしてFLASHくらいがちょうどよくて、他は過剰な演出なのでは?」とも思っていました。

でも今こうして文章を書いていると、単に情報量が多く見たことのないものを見て自分の脳のキャパを超えてしまっただけかもしれない、という気もしてきますね。別のツアーでももう一度観れたら、もっとちゃんとPerfumeを感じながらそれぞれの曲を楽しめそう。

ライブ演出と生身のパフォーマンスのベストバランスについては、今後も興味深いテーマとして探っていきたいです!

ライブの楽しみ方にも個性が出る

大人なスタイルのPerfume

パフォーマンスや演出の違いもあると思いますが、スタンド席でのPerfumeの観客は、基本、音に合わせて体を揺らす程度のノリ方でした。クラブっぽいノリでもっとガンガン踊っている人も多いのかと勝手に思っていたんですが、わたしの周りにはフリコピしている人は見当たらず、腕を上げている人がチラホラいるくらい。

終盤はライブの定番曲だというアッパーチューンで一気に盛り上がっていましたが、全体としては、大人な感じで楽しんでいる人が多そうでした。

ハロプロはサイリウムとコールがメイン

一方、ハロプロは、腕を組んでじっとステージを見守る「地蔵」と呼ばれる人や双眼鏡でメンバーの一挙手一投足を見つめ続ける人もいますが、たいがいはメンバーカラーのサイリウムを振り、DA PUMPの「U.S.A.」でも話題になったようなコールをし、簡単なフリの時は真似をして腕を振ったりジャンプしたりする、という人が多いです。

Perfumeのライブの数日後にこぶしファクトリーというグループを観に吉祥寺の小さなライブハウスに行ったんですが、コールするタイミングが多くていい意味で疲れる!

特に「シャララ! やれるはずさ」という曲サビでの浜浦さんのソロパートでの、歌に被せるようにする「はーまちゃん!はーまちゃん!」 というコール。この曲に絡む複雑な背景(すごく簡単にいうとメンバーが3人立て続けに辞めたこと)もあって色々と感極まってしまい、ファンの声がありえないほどに大きくなって、「声量の多い浜ちゃん」vs「その声量を信じて力の限り叫ぶオーディエンス」という、よくわからない戦いのような構図になっていました。そして、そんなライブが終わった後は、なぜかファンの側もやりきった感がすごい!

鑑賞型と参加型?

というように、Perfumeは鑑賞型、ハロプロは参加型のライブだと言えるかもしれません。ライブ演出の違いや音楽性、というか単にアイドルかそうでないかの差なんでしょうか。

ただ、Perfumeのライブでも、MCでは観客に対して難易度の高いダンスレッスンが行われたり、あ〜ちゃんになぜか「太陽のKomachi Angel」のコール&レスポンスをさせられたりして、ファンが参加できる場面はいくつもありました。鉄壁のパフォーマンスと愛嬌あふれるMCコーナーのギャップを楽しむことも、きっとPerfumeのライブの楽しみ方のひとつなんでしょうね!

「25歳の見えない壁」と、30歳を迎えたPerfume

ハロプロで囁かれる、ある噂

女性アイドルと「年齢」「卒業」は、切っても切れない関係。若さやあどけなさを武器にしがちなアイドルが、年齢とともに以前のキャラや曲の雰囲気に合わなくなったことなどを理由に方向転換をすることは、よくありますよね。

そんな中、ハロプロのファンのあいだでまことしやかに囁かれているのが、「25歳の見えない壁」説。実は、ここ10年ほどのハロプロメンバーは、全員が25歳以下で卒業し、引退やアイドル以外の芸能の道を選んでいるんです。そこで、ハロプロには26歳以上ではアイドルグループに所属できない不文律があり、25歳になると必ず辞めなければいけないのではないか、という噂が立っているというわけ。

事実、30歳まで°C-uteを続けると言っていた矢島舞美さんも25歳の時にグループが解散し、同じく30歳までアイドルを続けたいと希望を語っていた和田彩花ちゃんも、25歳で迎えるこの春でのグループ卒業を発表しています。

もちろん、決断の影には、本人たちそれぞれの思いや事情があったはずです。25歳の見えない壁についても、メンバー自身は怒りとともに否定しています。

でも、ファンとしては、30歳になってもこのままのグループで、アイドルとして活躍する姿を見ていたかった。今度こそは見えない壁を打ち破って、わたしたちに新境地を見せてほしかった。そんなさみしく残念な気持ちが拭いきれません。

一方、Perfumeは

わたしがライブに行ったのは、のっちが30歳を迎え、数ヶ月後には他2人の誕生日も控えた頃。あ〜ちゃんがMCで語り始めます。「あとどれだけPerfumeを続けられるんじゃろうか、やってもいいんじゃろうか、求めてもらえるんじゃろうかって、いろいろ考えるんです。アイドルは長くできないとか、勝手なイメージがあって…。」

アイドルという枠をもう何年も前に超えているように思っていたんですが、本人やコアなファンの人達にとっては違うんですね。胸が詰まるような発言に、客席からはすすり泣きの声が聞こえてきます。

「でも最近は、そういうのにとらわれることなく、自分たちがかっこいいと思うことをやったり、また新しい夢ができたりして、自分たちが考えていた歌手とかの姿とは違ってきとるのかなと思ってきていて。みんながわたしたちを求めてくれる限り、Perfumeを続けていきます。

あ〜ちゃんは静かに言って、MCを締めくくりました。そして続く曲は、「無限未来」……

って、なにこれ最高じゃないですか!!!!!!! ハロプロファンとしては、素直にPerfumeファンがうらやましい。まだ見たことのない地平を、Perfumeと一緒に見に行くんだろうなあ。でも、きっとそのうち、ハロプロのメンバーも、わたしたちに無限の未来を見せてくれると信じています!

さいごに

ライブに行く前は、Perfume様と比べるとハロプロの箱庭なんて霞んでしまうのではと内心は思っていたんです。でも、月並みですが、それぞれに違ったいいところや楽しみ方があるものですね! 好きなものは多いほど日々が楽しくなると思うので、みなさんも機会があれば、ぜひハロプロやPerfumeのライブに行ってみてください! ハロプロは、コールを予習していくとよりいっそう楽しめますよ!

それでは、また!