こんにちは。セブ支社でインターンをしているけいたと申します。
会社にお勤めの皆さん! 突然ですが、「社内でこんな制度があったらいいのにな、、」と思った経験はありませんか?
僕は湯布院や別府を擁しおんせん県として名高い大分県出身なので、
「社内に温泉をつくって、社員混浴DAYを週一回実施しましょう!」
と何度も提案しているのですが、ことごとく却下され続けています。
……僕のアイデアはともかくとして、実際にそのようなアイデアから生まれたユニークな制度を導入している会社は少なくありません。今回はその中でも特に面白いと思った会社の制度・ルールを5つピックアップしてご紹介したいと思います!
目次
サイコロで給料が決まる!? 「サイコロ給」 by 面白法人カヤック
ビジョンにまで「面白法人」を掲げる株式会社カヤックには、サイコロによって社員の給料が決定される仕組みがあります(https://www.kayac.com/vision/dice/)。
「サイコロで給料なんて決められたら逆に困る!」と考える人もいるかもしれませんが、そこはご安心ください。
全額がサイコロで決定される訳ではなく、基本給とは別の、サイコロ給という手当がサイコロによって決定されます。サイコロを振って出た目を基本給にかけて、その金額をサイコロ給として受け取れるということです。厳密には「基本給×サイコロの目×0.1」という計算式になっていて、たとえば基本給30万円の人が6を出すと、サイコロ給として1万8千円が支給されます。
「今月は6を出すしか、、、出すしかないんだ……、、、!!!」
なんて、財布が寂しい月はサイコロを振る手に気合いが入りそうです。
昼食抜きの6時間労働? 「ろくじろう」 by 株式会社ZOZO
株式会社ZOZO(以下ZOZO)は、大手ファッション通販サイトの「ZOZOTOWN」などを運営する会社です。先日、民間で初めての月周回旅行プロジェクトの最初のお客さんがZOZOの前澤社長だと発表されて話題になっていましたね(https://japanese.engadget.com/2018/09/17/zozotown-spacex/)。
ZOZOでは「ろくじろう」という、社員の6時間労働を許すような仕組みを導入しています。しかも、ただ労働時間が短縮するのではなく、ランチ休憩を取らずに6時間だけ働いて退社するという仕組みだそうです。
この制度を利用すると、9時に出社して15時には帰れてしまいます!
小学校の早く下校できる日みたいでワクワクしますね!
ランチなしということでお腹が空いてしまいそうですが、休憩をとらなくても、軽食なら食べても良いそう。ちなみに前澤社長による軽食の定義は「野球選手がベンチで食べているようなもの」だそうです。
社員の博士号取得を支援! 「ドクター進学支援制度」 by Yahoo! JAPAN
コンピュータなどの理系分野を学ぶ学生の間では、大学院修士課程に進学することは珍しいことではありません。さらにその後、博士課程進学を希望しながらも金銭的な理由から泣く泣く就職する人も少なくないと思います。
Yahoo! JAPANでは、このような社員を対象に、働きながら博士号取得を目指せるような補助制度を取り入れています。対象分野の博士号取得を目指す社員に対して、学費の全面補助(上限年間100万円)や、週に1日学習日として出社を免除するなどのサポートを行っているそう。
Yahoo! JAPANが提供しているサービスでは、世界最先端の検索アルゴリズムやその他課題解決のためのアプローチが必要であることが多く、修士課程や博士課程に在籍している学生の研究がそのままサービスに活きることも多いです。
このように社員のアカデミックな夢を応援しているだけではなくて、制度によってサービスの質が向上することも期待できますね。
大切な瞬間を逃さないために……。 「出産立ち会い制度」 by Chatwork
ビジネスチャットサービスとして有名なChatworkを提供するChatwork社では、出産立ち会いに関するユニークな制度が用意されています。それは、確実に出産に立ち会えるよう、出産予定日の前後2週間(合計1ヶ月)は在宅で働くことができるというものです。この制度は赤ちゃんのお父さんが利用できるものですが、家族全員のための素敵な制度ですね。
「出産がいつになるかわからないから、会社ではなく家で働く」っていうのが、コミュニケーションツールを提供している企業ならではのアイデアって感じがして素敵です。
社員の死後も家族をサポート by Google(米国)
1日3食の食事提供や、ユニークな社内設備など、魅力的な福利厚生を社員に提供しているGoogleですが、社員の家族に対しても魅力的な福利厚生が用意されています。
なんと社員の配偶者は、社員がもし死亡してしまった場合でも死後10年間は社員が生前受け取っていた給料の半額を受け取ることができます。さらに、子供がいる場合には、19歳になるまで毎月1000ドル(約11万円)を受け取ることができます(アメリカのGoogle社だけで適用される福利厚生だそうです)。
もし仮に、年間1600万円の報酬を受けている社員(米国Googleのソフトウェアエンジニアの平均的な給料)が亡くなってしまい、その社員に9歳以下の子供がいた場合、家族はGoogleから10年間で9320万円を受け取ることになります!
……シンプルにGoogleすげえって感じです。
まとめ
会社の視点から見てみると、社員の福利厚生や制度をしっかり整備することは、優秀な人材の獲得や、社員の流出防止に繋がります。
また、出産立会い制度やろくじろうなどの、社員のQOL(「Quality of Life」。人生の充実度という意味)の向上が期待できるものは、社員のモチベーションの向上を促し、業務にもいい影響を及ぼすのではと思います。
みなさんも、「あったらいいな」と思う制度を社内で提案してみてはいかがですか? 思いがけずルールが採用されれば、より働きやすい環境を得られるかもしれません。
それでは次回、「オフィス内に温泉建てちゃいました。」でお会いしましょう。けいたでした。
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