大家好! 我是徳国!
こんにちは! セールスのどいつです。
毎日毎日テレアポをし、昼は外回り、帰社すれば社内調整をし、毎月末数字に追われ、上司に詰められながらも、お客様の「ありがとう」の一言で全部報われるThe営業マンの皆さま。お疲れさまです! 仕事終わりのビールがおいしい季節になってまいりましたね!
ドイツ生まれの私はもっぱらビール党でございまして、仕事終わりに美味しいビールを求めてさまよい歩くのが大好きです! またお酒好きが高じて社内の人間やお客様と飲みに行かせていただくこともしばしば。
しかし、最近では飲みニケーションなんて流行らないようで……? お酒をたくさん飲む人は減っていますし、場合によっちゃパワハラだ、セクハラだなどと言われてしまいます。後輩や社内の人間を誘うのにも気を遣う時代です。
でも、飲みニケーションってそんなに必要ないのでしょうか。そもそも仕事とお酒は切り離さなきゃいけないモノなのでしょうか。昼からお酒飲みながら仕事しちゃいけないのでしょうか……!!
そんなことを考えていたら、私が中学・高校時代を過ごした中国では「飲みニケーションが非常に大切」と言われており、実際に父が毎晩酔っ払って帰ってきていたことを思い出しました。
そのあたり、くわしく話を聞いてみると学ぶことがあるのでは……ということで、父や、中国で働く友人に話を聞いてみました!
中国って本当に飲みニケーションが盛んなの?
中国では、仕事絡みの飲み会はどれくらい開かれているのでしょうか。
日本では「華金」があったり、毎月末、「お疲れさま会」と称して飲み会を開いている会社などもありますよね。実際、中国ではどうなのでしょうか。さっそく中国で働いている、もしくは働いていた方々に聞いてみました!
- 結果
- 【50代 半導体メーカー勤務】……週1~2回
【30代 商社勤務】……週3回
【20代 ファッションデザイン会社役員】……週6回
※非常に個人的な回答です。
これは!!!!!
多いですね!
どうやら中国では盛んに飲みニケーションの場が設けられているようです。
ファッションデザインの役員をしている友人は20代ですが、これからの体調が心配です……。個人的には、50代のナイスミドルの方でも、鬱陶しがられずにどんどん参加しているのが嬉しいですね。
中国飲みニケーションのルール
では、実際の飲みニケーションはどういったかたちで行われるのでしょうか。
日本では「ラベルを上に」だとか「乾杯は目上の人間より杯を下に」だとか、案外細かいルールがあり、そういうところから「仕事ができるか・できないか」がみられていたりします。中国でも、そういうしきたりはあるのでしょうか?
先ほどの3名に話を聞き、いくつかルールをまとめてみました。
何を飲む?
まずは、こちら。中国では何を飲むのでしょうか。日本ではとりあえず生ビール、略して「とりビー」などと言われていますが、そういう文化はあるのか聞いてみました。
ビール
基本は「ビール」で乾杯が普通のようです。ただ、中国では比較的「生ビール」ではなく「瓶ビール」がメイン。また最近は減ってきたようですが、ビールが冷えていないこともあるとのこと。注文するときに、わざわざ「冷たいビールをください」と言わないといけないそうです。
赤ワイン
中国では赤色は「縁起がいい色」と言われ多くの人に親しまれており、そうした背景から、経済が急成長したここ数年で中国での赤ワイン消費量が大幅に増えているそうなんです! あまりイメージがありませんでしたが、油が多く、肉料理も多い中華料理には赤ワインがよく合うんだとか。
白酒
白酒。これは中国の伝統的なお酒で、祝い事や結婚式、大きな商談のあとの飲み会などでよく飲まれているお酒です。こちらのお酒、実はアルコール度数がかなり高く、中には50%以上のものも。日本人の海外赴任者は、最初にこの「白酒」の洗礼を受けて、中国の飲みニケーションを覚えていくんだとか……!
目を見る
中国では飲みニケーションにおいて外せない重要なルールがあります。
それは……「酒を一人で飲んではいけない」というルールです。
複数人でお酒を飲む席では「手酌で一人チビチビと」というのはイケテナイ飲み方だと思われてしまうそう。お酒を飲む際には、誰かと目を合わせて、ついであげて、一緒に飲む。これがチャイニーズスタンダードなんですね! 知りませんでした。
乾杯(カンペー)
中国の乾杯にも特徴があります。ちなみに、発音は「乾杯(カンペー)!」。
ここには地獄のルールが……それは「乾杯をしたら杯を乾かさないといけない」ということ……! どういう意味か、わかりますよね。お店に行くと、「カンペー!」の合唱のあとに、頭の上で杯を逆さまにする人たちをよく見ます。「飲み干しましたよ」アピールですね。恐ろしい。
随意(スイイー)
だけど、ご安心ください。もちろん「どんなときも絶対に一気に飲み干さなければいけない」というわけではありません。普通に飲みたいときには「随意(スイイー)」と言えば飲み干さなくていいのです。魔法の言葉ですね。
女性の方と飲む際や、お酒があまり強くない人にはこちらでお酒を勧めるのが礼儀だそう。とても紳士的なルールですね。
飲みニケーションの目的って?
さて、ここまで飲みニケーションの頻度やルールについてみてきましたが、これだけ見ると中国人は相当お酒が好きみたいですね。そもそも中国人はなぜお酒の場が好きなのでしょうか? 飲みニケーションをそれだけ多くやる理由や、その目的を聞いてみました。
- 結果
- 【50代 メーカー営業】
中国では営業を行っていく上で、中国政府や権力者とのコネクションが非常に大切になってくる(そこから紹介や情報が入ってくる)。そのため、営業としてはいかにそのコネクションをつくるかが肝。それを叶えるのが飲みニケーション。仲良くやっているほうが仕事が円滑に回る。【30代 商社マン】
中国ではまだ人的なやり取りで繋がっているところが多く、ロジックではなく「知り合いの知り合いじゃないと取引はしない」といった経営者もいるそう。そういうところに入り込むには、顔が広くなくてはいけない。そのためさまざまな人と交流を作ってもらうために飲み会を開いたり、コミュニケーションをとる機会を設けている。【20代 ファッションデザイン会社役員】
純粋に好きな人と仕事したいじゃん? だったら腹割って話せる場所は必要だよね。
なるほど。みなさんそれぞれ理由がありますが、要するに「コネクション」や「腹割って話す」「仲良くなって仕事を円滑に」といったところが目的なんですね。たしかに、かしこまった場だけではわからない人間性や「ここだけの話……」も多く転がっていそうです!
まとめ
今回は中国の飲みニケーションについていろいろ聞いてみました。
普段は聞きづらいことも聞けちゃったり、怖そうだと思っていた人ともお酒を飲んで仲良くなれたり。日本では最近敬遠されがちな飲みニケーションですが、一度トライしてみれば得られるものも多いのかもしれません。
そう言えば、先日LIGのセールスチームでも「酒会」と称する会社説明会を行いました。
【告知】6/13(水)LIGのセールス酒会を開催します
LIGではこのように、お酒と一緒にざっくばらんに社員の話を聞ける機会を設けています。今後も開催予定ですので、その際はぜひ気軽に参加してくださいね!
また、セールスチームは現在採用強化中のため、通常の採用面接も随時行っています。我こそはという方のご応募、お待ちしております! 一緒に「カンペー!」いたしましょう。