こんにちは! カメラマンのたわ吉です。
突然ですが僕はポートレート撮影が大好きです。
「ポートレート」とは肖像画や肖像写真の意味で、撮影する被写体をいかに魅力的に見せるかを目的としています。
どのようにして、被写体を魅力的に見せるか。その答えは「視線誘導」です。
撮影設定や構図、光の向きなどを駆使して、ポートレート写真を見た人にどれだけ被写体へ視線を誘導できるかが大切だと僕は思っています。
それでは、「視線誘導」を使った4つのポートレート撮影術を紹介いたします!
今回は管理室の織田丸さんにモデルをやっていただきました!
人物紹介:織田丸管理室の期待の新人。最近、なめられたくない理由で金髪にした。 |
カメラ初心者の方はこちらの記事から読んでみると、より参考になりますよ! デジカメ初心者にオススメ!覚えておきたい基本的なカメラの知識と用語解説
背景をぼかす
135mm単焦点レンズ使用。1/320ss・F2.0の設定で撮影。
ポートレート撮影で定番な背景をぼかす撮影方法。
背景をかなりぼかして、被写体がより浮き出るように撮影しているので被写体に視線が誘導されます。
F値を開放にしてぼかす際にピントが甘くなりやすいので、被写体の瞳にしっかり合わせることを忘れずに。
ちなみに僕はSIGMAのArtシリーズ・135mm単焦点レンズを愛用していて、めちゃめちゃオススメです!
構図を利用する
こちらは、僕の大好きな構図の一つである「放射構図」を利用した撮影方法。
被写体を中心に配置(日の丸構図)。放射線状の壁を利用することによって被写体に視線を誘導しています。
応用編で3つの構図を使用して被写体に視線を誘導しました。
被写体を三分割構図で配置して、放射線状の壁で前ボケを作りそのまま放射構図で被写体に視線を誘導しています。
他にもたくさん使える構図があるので、一通り覚えておけば便利ですよ!
基本となる写真の構図12選を一挙に紹介!ステキな写真は構図から。
明暗差・色相差を利用する
明暗差
人の視線は暗いものより明るいものに視線がいく習性があります。
屋外で撮影するときは建物の影を利用して陰影を意識すると、明暗差で視線を誘導することができます!
誘目性(視線を誘導する効果)
「誘目性」の高い暖色系の赤・橙・黄などを合わせると効果絶大です。今回は髪の色と合わせた黄色の服を着用してもらいました。
視認性(目で見たときの確認のしやすさ)
こちらは豆知識として「視認性」に関しての説明です。白背景に黄色を合わせた場合。
黒背景にした場合。こちらの方が黒色に対して黄色が目立ち「視認性」が高くなります。
鮮やかな色の服を着て撮影するときは背景色も意識して撮影するようにしてください!
色相について知りたい方は、こちらの記事をご参考に。
【対比現象】色の錯覚についてもっと詳しくなろう!
動感を利用する
最後に紹介するのはシャッタスピードを遅くして「動感」を利用した視線誘導です。
動いているもの(ブレている)より止まっている被写体に視線を誘導しています。動いている周りの人々も前ボケに利用できたりするので、オススメです!
撮影方法としては、昼間の明るい時間帯に撮影したので、F値を最大に絞ったF16、シャッタスピードを1/4ssに設定して三脚を使用しました!
光を遮断してくれるNDフィルターを使えば、昼間の時間帯にシャッタースピードを遅くしても撮影しやすくなりますよ!
まとめ
いかがでしたか? 「視線誘導」を意識して撮影してみると、いつものポートレートからワンランク上の写真に繋がります。
写真をパッと見たときに惹きつける被写体やポイント。この写真は何を伝えたいのかを明確にすることが上達の近道です。
今回紹介した撮影方法を組み合わせて実践してみてくださいね!
僕が運営しているLIGのInstagram公式アカウントにも社内の様子やポートレートなど投稿しているので是非フォローしてくださーい!
それでは、また。たわ吉でした!