ヨガと聞いて何を思い浮かべますか? 『ストリートファイターⅡ』のダルシムを想像された方は、残念ながら時代に乗り遅れています。
今回は「ヨガについて今さら聞けない」あなたのために、ヨガについてや、肩こり、花粉症対策についてお話を聞いてみました!
サイハテ村のヨギに聞いてみた!
こんにちは!
熊本三角エコビレッジサイハテ住人のゆうきです。
今回はサイハテ村住人で夫婦でヨガのインストラクターをしているキヨさんにヨガの魅力について聞いてみました。
※ヨガをする人をヨギと呼ぶそうです。
ゆうき:さっそくヨガについて教えていただきたいのですが?
キヨさん:ざっくり説明すると、ヨガとは古代インドに属する言語であるサンスクリット語で「つながり」や「一体になる」を意味します。
ゆうき:何とつながるのですか?
キヨさん:ヨガで言う「つながり」とは、心と体、魂が繋がっている状態のことを表します。
キヨさん:ヨガをただのストレッチと思ってる方が多いのですが、ヨガとは呼吸やポーズ、瞑想を組み合わせて、日常生活で受ける心身の緊張をほぐし、心の安定とやすらぎを得るものなんです。
ゆうき:それはすごいですね! なんだか合気道や太極拳を想像してしまったのですが、ヨガも歴史は長いんですか?
ヨガの伝道者は空海?
キヨさん:ヨガの起源は、紀元前2500年~1800年のインダス文明にまでさかのぼると言われています。日本には806年、唐から帰国した空海によって伝えられました。
ゆうき:ほー! 806年に空海がヨガをやられていたとは驚きました! 空海もいろんなポーズをとっていたんですね!
キヨさん:どうでしょうか。当時はまだ宗教色が強く現代のような健康ヨガとは似て非なるものだったそうですよ。
すぐに役立つポーズを教えて!
それでは都会で仕事をしている方にもすぐに役立つポーズを教えてもらいましょう!
今回は “肩こりと花粉症に良いとされるヨガ ” を教えてくれるそうです! とても楽しみです!
Step1−肩こりにお悩みの方へ
膝を重ねたり、座禅を組んだりできない方は椅子に座ったままでも構いません。
まずは片方の腕をまっすぐに持ち上げます。持ち上げた手の先が頭の先に伸びるように意識しましょう。
もう片方の手は肩をグッと落としてから、肘を基点に引き上げ、後ろで手を組みます。
手が届かない方はタオルなどを使いましょう。
痛くならない所まで手を引き合い、伸ばされている筋肉の張りをゆっくり感じてみて下さい。
大事なのはゆっくりと鼻から呼吸をし、呼吸とともに優しく身体を感じてあげることです。
このヨガはゴムカーサナと言い「牛の顔のポーズ」と言われています。肩まわりの筋肉をぼぐし、血行を促すことで肩こりに良いのだとか。
ポーズばかりに気を取られてしまいがちですが、呼吸が大事です。
呼吸が整うと、心も自然に落ち着いていきます。
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と、ここでキヨさんの子供が登場し、ママを連れて行ってしまいました。という事で、
ヨギの夫とバトンタッチ!
マーシー:突然のバトンタッチですいません。花粉症に良いとされるヨガでしたら僕が実践している “ネイティ” を伝授したいと思います!
マーシー:方法はいたってかんたん。このネイティ用の紐を使うだけ!
ゆうき:こんな紐で本当に良いのかな? マーシー先生、ご指導お願いします!
Step2−花粉症にお悩みの方へ
ネイティとは “紐を通す鼻の浄化法” です。それではこの紐を鼻に突っ込んでいきます。
スルスルする〜
カッカ!(鼻を通り喉から口の方へ紐を通しています)
あとは紐を交互に引っ張りしごくだけ!
一年を通して花粉症や鼻炎で困っている方や、風邪などひいていて鼻水とか鼻づまりのひどい時にもおススメです。
ゆうき:へー! 意外とかんたんそうですね! 僕もやってみたいと思います!
人生初のネイティ体験!
スルスルする〜
はあッファ……
ばっくっしょん!!
ふえっふえっ……
イーーっきしッ!!
やばい……涙と鼻水とよだれの洪水がすごい。
正直できる気がしません……。
あ! でも喉に紐が当たる感覚が!
あ! 紐に指が当たってる! もう少し!!
オエ〜〜〜!!
20cmほどは入ったのですが、喉から口に通す時の嗚咽感が我慢できずギブアップです……(血が滲んでる……)。
口からは通せませんでしたが、あれ? 花粉症かな? ってくらい涙と鼻水がすごい出ました。
おかげで鼻はとてもスッキリです!
※個人の感想です。
最後に呼吸法を学ぶ!
それでは最後に呼吸法について教えてもらいます!
今回教えていただくヨガの呼吸法は、鼻で吸い鼻で吐く事で、胸ではなくお腹が動く “ 腹式呼吸 ” です。
やり方は簡単、鼻からゆっくり吸って、ゆっくりと鼻から吐くだけ! これだけで腹式呼吸に切り替わるそうです。
腹式呼吸には、血液循環を改善させたり老廃物を浄化させたり、さらには自律神経の状態を整えると言われています。
自律神経の状態を整えると、心も含めた全身の緊張状態がほぐれ、ストレスから解放されるんだとか。
生まれてから死ぬまで休みなくしている「呼吸」に関心をもつこと。
生きるとは「息をする」と密接な関係にあります。息をする事に無関心だと生きる事にも無関心になる。
「愛」の反対は「無関心」と言います。人生を愛深いものにするためにも、息をする事に「愛=関心」を向けてみてはいかがでしょうか?
忙しい毎日の中ではついつい「呼吸」を無意識にしがちですが、大事な決断の時や商談の前には、意識して3分「腹式呼吸」をしてみることをおススメします。
暮らしの中に、ちょっとでもヨガを取り入れてみたら人生がもっと豊かになりそうですね!
今回はヨガをあまり知らない方向けの記事でしたが、今さら聞けないヨガについて、理解が深まったり興味を持ってもらえたら嬉しいです。
ヨガとは本来の自分自身と「一体になる」事を教えてくれているのかもしれません。
サイハテ村にお越しの際は、ぜひ一緒にヨガをしましょう!
キヨさん、マーシーありがとうございました!
〜fin〜
サイハテ村のHPはこちら→三角エコビレッジサイハテ