こんにちは!
熊本三角エコビレッジサイハテ住人のゆうきです。
2017年が始まりましたね。今年はさらに売り上げを伸ばすために皆さんバリバリ働かれていることと思います。
そんな皆さんに負けじと、僕もレンガを作ってみました!
解体された土蔵の土をレンガに!
日本の古民家や土蔵など、耐久年数を超えて解体されている話を耳にします。昔の家はほとんどが木材やワラ、土などの自然素材を使って建てていたので、まだ使える素材は建材として再利用されてきました。
しかし現代では、産業廃棄物としてゴミのように捨てられています。今回は、そんな解体された土蔵の土の活用法に挑戦したいと思います!
とりあえず作ってみた!
こちらが解体された土蔵の土です。写真左はワラと土が混ざった素材、右が仕上げ用に使われたほぼ土の素材です。
50年以上も前に建てられた土蔵のものですが、土なので時の経過を全く感じさせませんね!
Step1. 叩いて細かくする
まずは木槌などで細かく砕いていきます。ゴミや大きめのワラは取り除いておきしょう。
Step2. 消石灰を足して混ぜる
サイハテ村通信ではお馴染み、コンクリートミキサーの登場です!
土に対して20%の割合で消石灰を混ぜ、 “から練り” していきます。(から練りとは、水を入れないで混ぜること)
消石灰がかなり舞うので吸い込まないように気をつけましょう!
Step3. 土手を作り水を加える
消石灰を加えた土を山にして、真ん中に水を加えながら混ぜていきます。
少しづつ水を足していきながらスコップで馴染ませていきましょう!
Step4. 踏みまくる
みんなでぐちゃぐちゃと土を踏んで混ぜるのですが、泥遊びをしているようで楽しそう!
写真を撮っていて出遅れました……入りづらい……。
小さい頃、みんなが遊んでいる輪に入れなかった時の切ない記憶がフラッシュバックしてきました……。
固まってきたら一度ひっくり返します!
(次こそ踏んでやる!)
なんとか輪に入り込みました!
これは想像以上に楽しい!
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レンガ用の土が出来ました!
こちらがみんなで踏んで練り上げたレンガ用の土です!
Step6. 枠に詰める
ベニヤで作った木枠に土を詰めていきます。
ここでのポイントは、空気が入らないようにグッと押し込みながら詰めていく事。
どんどんレンガが量産されていきます!
手では表面が綺麗にならないので、コテを使って仕上げていきましょう。
ワラ土素材と土だけの素材では仕上がりの色合いが違いますね!
枠を変えて大きなレンガを作る事も可能です!
レンガの完成です!
どうでしょう? みんな初めてのレンガ作りながらそこそこ形になっています!
やったことがなくても、やってみたら意外とできてしまう! 「失敗を恐れずまずはやってみる!」の精神が大事ですね!
Step7. 乾燥させる
3日後……硬化させる消石灰のおかげで硬くなってきています。
乾燥が進むように立たせておきましょう。3週間後の強度テストが楽しみです!
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3週間経過。強度テストです!
3週間の乾燥を経て、果たしてDIYレンガはどのくらいの強度になったのでしょうか?
サイハテ村に滞在中のゲストさんにも手伝ってもらいました。
ロッキー役のシルヴェスタ・スタローンを20倍くらい薄めたようなこちらの方は、ボクシングはしないものの現場仕事で鍛えてきた身体をお持ちとなので強度テストもバッチリでしょう!
それでは、トンカチで叩いてみたいと思います!
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コン!
セーフ!
トンカチで軽く叩いたくらいでは、レンガもロッキー似の人もへっちゃらです。
次は斧を使って強度テストしてみましょう。
えい!
……あ。
割れた!!
レンガもですが、ロッキー似の人もかなりダメージを受けているようです!
まとめ!
今回のDIYレンガの強度検証結果は、「トンカチ以上斧以下! 」という結果になりました!
後で調べて分かったのは、レンガは落下や打撃には弱いのですが、全体的に加わる圧力には強いようでした。
花壇や壁に使う分にはDIYレンガの使い道もありそうですね! 引き続き土壁の再利用法を模索していきたいと思います。
関係者の皆さん、ご協力ありがとうございました!
〜fin〜
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