幻の食材 “天然の自然薯” を探せ! 探し方から激うま “トロロご飯” 作りまで徹底解説!

幻の食材 “天然の自然薯” を探せ! 探し方から激うま “トロロご飯” 作りまで徹底解説!

ゆうき

ゆうき

こんにちは!

熊本三角エコビレッジサイハテ住人のゆうきです。

今日は、敷地面積1万坪のサイハテ村内にある山の中に来ています。

……と言っても村全体が山の中にあるのですが。

 

今回なぜ山の中にいるかと申しますと “幻の自然薯” があると言う噂を耳にしたからです。

高値で取引されるという自然薯。1週間かかっても探してみたいと思います!!

 

“幻の食材” 探索10分で見つかる

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「あれ? これじゃない?」

枯れかかったツタ系の植物、長細のハート型の葉っぱ……自然薯の特徴である “むかご” という球芽がついていれば自然薯の可能性大です!

 

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「あ! むかごあった! 笑」

自然薯の地上部分にできる直径1センチくらいの大きさの球芽が “むかご” 高級料亭では一品としても登場する代物らしいです。捜索からわずか10分で見つかりましたが、細長ハート型の葉っぱではなく普通のハート型でむかごを付けない“オニドコロ”という自然薯と間違いやすい植物もいるので気を付けましょう!
※オニドコロの多肉根は有毒で、食べると嘔吐や麻痺・胃腸炎などを起こします。

 

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自然薯のツタは周りの植物に絡みまくっているので、無理やり引っ張って切らないように慎重に根元を探索しましょう!

 

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見つけました!!

こんな細いツタの下に大物が眠っているのでしょうか?

 

……掘るのが大変そうなのでまずは人を集めてみる!

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たまたま長靴を履いたゲストが歩いていたので手伝ってもらいました。

 

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自然薯を傷つけないように慎重に掘っていきます。

 

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地下20cmほどは、周りの植物の根っこが張り巡られていて掘るのが大変!

自然薯を見つけても、大きな木が近くにある場合は避けた方が良さそう……逆に斜面に生えている場合、掘る部分が片面になるので掘りやすいです!

 

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しかし、手伝いに来てくれたのは嬉しいんですが、「LIGの記事にするかも」と言った途端にウザいくらいのカメラ目線に。

 

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「ふー!」

上の方はヒョロヒョロですが自然薯の頭が見えてきました!

ここからは慎重に掘っていきましょう。

 

まるで恐竜の化石を採掘している感じ

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自然薯掘り用の道具もあるのですが、ない場合はスコップで!

さらに穴が深くなり届かなくなってきたら上の写真の “複式ショベル” 別名 “抱きスコップ” を使いましょう。

 

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採掘から1時間、やっと全貌が見えてきました!

 

そもそも自然薯が幻の食材と言われる所以は、掘り出す手間が大変なのもありますが、成長までにかかる時間のせいでしょう。自然薯は大きくなるまでに費やされる時間は10年〜20年とも言われ、1年で5〜10cm程しか成長しないそうです。

 

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そんな自然薯は地中の障害物を避けて進みます。

個体差はありますが、基本ぐねぐねしているで自然薯の周りは鎌や小さなスコップで慎重に土を落としていきます!

 

そろそろ取れそうなのですが……

 

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キター!!

遂に幻の食材をGET!

 

自然薯掘りのマナーを守ろう!

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穴に人や動物が落ちないようにちゃんと土を戻しておきましょう、 自然薯掘りのマナーです!
※今回はサイハテ村の敷地内で掘っております。私有地ではない山では採取の許可を取ってから行いましょう。

 

幻の食材で激うま “とろろご飯” を作ってみよう!

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それでは、早速掘り上げた自然薯を使って激うま“とろろご飯”を作ってみたいと思います!

 

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「え?いきなり炙るの??」

と思ったかもしれませんがこれはひげ根を焼き落としているところです。

 

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ひげ根を焼いたら次は泥を落としますが、天然の自然薯の魅力である風味は薄皮についているので皮が剥がれないように優しく洗い流します!

 

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こちらは事前に作っておいた “特製だし汁” です。昆布やカツオ、塩と醤油などで作りますが、今回は同じ山の風味を出すために切り干し大根でダシを取ってみました。

 

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すり鉢があれば良かったのですが、無いのでおろし金で摺りおろします!

 

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びろーん!

見てください! さすが天然の自然薯!

伸び方が半端ないっす!!

 

地産地消!サイハテ村の卵を合わせる!

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サイハテ村の住人がひよこから育てた鶏も半年が過ぎ、やっと卵を産んでくれるようになりました! 早速ひとつ頂きたいと思います。

 

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サイハテ村の卵と自然薯を合わせ、特製のだし汁を3〜5倍で混ぜていけば……

完成です!!

 

感謝を込めて、いただきます!

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自然薯は秋から早春まで収穫が可能で、食べ物がなくなる冬に採れる貴重な山の恵みでした。

古代日本人、縄文人も食べていたという自然薯、日本人の深遠な食のルーツを感じながらいただきたいと思います!

 

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ズズ〜ッズ!

 

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モグモグ!

う……うまーい!!!

なんだこれ!? 今まで食べていたとろろご飯の概念を遥かに飛び越えていきました!!

幸福感に包まれていく……

 

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サイハテ村の暮らしは貧乏でまだまだ豊かとは言えないけれど……小さな幸せで溢れてる。そんなことを想う心があったかくなる味でした。

自然の恵みに感謝して、ごちそうさまでした!

 

〜fin〜

 

サイハテ村のHPはこちら三角エコビレッジサイハテ

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熊本三角エコビレッジサイハテ住人のゆうきです!“エコビレッジコミュニティマネージャー”という世界でも稀な視点から“ガチ村づくり”の様子をお届けします。

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