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2017.01.16
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リゾート気分だけで応募したらもったいない!?沖縄の企業が求める人材とは

ヤスタカ

こんにちは。バックエンドエンジニアのヤスタカです。

僕はいま沖縄に来ています。

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海沿いのカフェでゆったり仕事できたら最高ですよね。そして都会の喧騒から離れて、できることならゆっくりと暮らしたい。まさに楽園ですよね。

でも、もっと魅力的な話があると聞いて沖縄にやってきました。

沖縄はリゾートのイメージが強く、「働く場所としての沖縄」というイメージが浸透していないようです。そこで今回は、2013年に東京から移住してきた株式会社レキサスのプロダクトマネジャー・大西敬吾さんに、沖縄で働くメリットや求められている人材、沖縄のIT業界の現状についてお話を聞きました。

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人物紹介:大西敬吾
株式会社レキサス プロダクトマネジャー。広島のベンチャー企業でエンジニアとしてのキャリアをスタート。東京に拠点を置きながら企業へのUIツールの導入に従事。2011年の東日本大震災と、奥さんが沖縄出身ということもあり子育てを機に、2013年沖縄へ移住。移住と同時に株式会社レキサスへ入社し、現職。

沖縄はバリバリ仕事をする人にこそ向いている

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大西沖縄は仕事をする人の楽園なんです。

− え? それは海沿いのカフェでゆっくり仕事できるって意味ですか?

大西:そうではありません。もちろん沖縄はリゾート地ですが、今の沖縄にはエンジニアやデザイナーが、仕事をバリバリできる恵まれた環境があるんです。そういう意味で、沖縄は仕事をする人の楽園になりました。

 

− 具体的に、エンジニアやデザイナーにとって恵まれた環境とはなんですか?

大西:近年、沖縄ではAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)から機械学習までコミュニティーや勉強会が定期的に開催されていたり、起業創業ワンストップ窓口&コワーキングスペースの「STARTUP CAFE KOZA」がオープンして、初心者からプロ向けの勉強会やセミナーが毎週のように開催されるようになりました。弊社も基幹系情報システム最大手のSAPジャパン社と連携した「HANA Cloud Platform開発コミュニティ」やクラウド電話APIを提供するサービスtwilioの開発コミュニティー「Twilio-UG沖縄」などを開催したりしています。ここ数年でかつてないほどエンジニア・デザイナーにとっては恵まれた環境になっているんです。

 

− そんなにも沖縄は、「ITの沖縄」として発展してきているんですね。

大西:そうなんです。いまや沖縄には、商品バーコードから商品の説明を各国語で表示するサービスを展開する「Payke」さんや自社ゲームを世界的に展開する「SummerTimeStudio」さんなど、沖縄発ですばらしい体験を提供する、自社サービスのプロダクトを中心に展開している企業がすでに何社かあるんです。ただ、個人的にはもっと増えて盛り上がっていけたらとは考えています。

 

− 移住してくるエンジニアやデザイナーは東京と比べて技術などはどうですか?

大西:私は、移住してくるエンジニアやデザイナーのポテンシャルはとても高いと思っています。ただ、一方で先ほど言ったようにプロダクトを体験として設計できる「プロダクトマネジャー」や「UX設計者」が少ないために彼らを活かしきれていないというのが今の沖縄の課題だと思っています。

 

給与の低い沖縄で給料を上げるためには

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− よく沖縄へ移住してくると給与が下がると聞きますが、実際はどうなんですか?

大西:下がりますね。私も下がりました。でも、動物病院向けの顧客会計管理クラウドサービス「Halope H」やフォトアルバム作成支援サービス「PhotoBrigde」、アウトドア向けの装着型小型無線機「withB」などの自社開発サービスを提供し続けることで、単価ビジネスではない収益構造を築ける可能性を評価されて、いまでは東京と変わらない給与まで戻してきています。

 

− なぜ沖縄では給与が下がってしまうのでしょう?

大西:個人的な考えですが、ITに限って言うともともと人月単価ビジネスで、ニアショア(※注1)を売りにIT産業を進めてきたからではないかと考えています。ニアショア・オフショア(※注2)は単価で勝負しているので、絶対に収入が大都市圏を上回ることはないからだと思います。

(※注1 ニアショア:開発を国内または近くの遠隔地に委託すること)
(※注2 オフショア:海外へ委託すること。ニアショアの対義語)

 

− 給与が低いと、沖縄へ行くのをためらう人もいるのではないでしょうか。

大西:そうですね。給与は高ければ良いに越したことないですが、弊社の場合でいうと、将来のビジョンやプロダクトで社会に貢献していきたいと考える人が多いので、給与が最優先事項ではないという感じです。ただ、全体の水準は上げていければと考えています。”ビジョン”も給与と同じように大切なので、バランスが重要ですね。
 

− 正直なところ、沖縄へ移住して給与を上げるにはどうしたらいいですか?

大西:いくつかあるのですが、1つは「プロダクトを持っている企業に勤める」です。そのときの企業のステージにもよりますが、将来スケールする夢があり、その夢を自分でたぐり寄せて結果として給与を上げるチャンスがあるからです。

2つ目は、「プロダクトマネジャーやディレクター、UX設計者を目指すこと」です。沖縄ではまだまだこれらの職業はまだまだ人材が少ない部類に入るので、チャンスがある職種ではあります。

3つ目は、エンジニアであれば「Deep Learningなどの技術を身につけること」です。弊社でも2017年4月からDeep Learning分野を2〜3人採用し、体制を強化します。なので、そういう技術のニーズがあります。

最後が、「首都圏を本社とする企業でリモートワークでも働けるぐらいの能力を身につけて、売り込んで沖縄でリモートワークで働く」ということです。この場合は、首都圏の給与水準で沖縄で働ける可能性があります。ただし、本社が沖縄ではないので重要な意思決定などにリモートで参加していくにはかなりのコミュニケーション力が必要となります。

 

沖縄に慣れると東京の消耗する生活には戻れない

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− 沖縄で生活することのメリットってなんですか?

大西:これもいくつかあって、まず1つは、年間の平均気温が23度という温暖で過ごしやすい気候です。1年のうちに9〜10カ月はTシャツで過ごせますから。それに加えて沖縄は花粉症がないので、快適に活動ができます。花粉症に悩まされることがないですね。

2つ目はスーツで働く人が少ないので、スーツを着る機会が減るということ。決して東京のスーツ族の通勤環境は創造的な環境とは言えないですからね。

3つ目は沖縄では普段から目に入ってくる色が違うところです。東京は黒やグレーが多いのに比べて、沖縄は青や緑、赤が多いので、創造性を掻き立てられる景色や色が多いんです。それと、なんといっても5分で海などの非日常な環境へ行けることです。行き詰まった時にリラックスできます。

4つ目は移住するきっかけにもなった子育てがしやすい環境があるところです。2015年の沖縄の出生率は全国でも最高の1.94で、東京は1.17なので一目瞭然ですね。沖縄の人たちが気軽に子供に声をかけてくれる環境でもあります。

5つ目はアジアに近いということですね。これは会社の戦略的な部分もありますが、アジア進出前提であれば地理的なメリットがあります。

 

− 働く以外にもメリットがたくさんあるんですね。

大西:働く上でも、東京と比べて給与が相対的に少ないからといって、劣等感はゼロですね。むしろ、東京の通勤風景やスーツ族を見る度にまだ東京で消耗しているんだ、若干かわいそうだな、と同情することもあります。正直こんなにメリットのある沖縄に慣れてしまうと、東京の生活に戻ることは不可能なんですよね(笑)

自分がやりたいことだけを求める人はいらない

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− いま沖縄の企業では、どんな人材を求めていますか。

大西:沖縄の企業が求める人材は変化に対応できる人だと思います。自分はこれがやりたい、と自分がやりたいことだけをアピールする人は、いくら能力が高くても、厳しいですね。これから4〜5年は主流となるテクノロジーの変化が激しく、過去の慣れ親しんだ技術だけを武器にやっていきたいというのは厳しいと思います。

 

− 逆に移住者は、企業のどんなところを見た方がいいのでしょうか。

大西プロダクトがあるか、ないかだと思います。レキサスもこの2〜3年で次の時代のプロダクトが徐々に育ってきています。まずは、企業のコーポレートサイトをよく見ることが大切だと思います。企業側においても、ブログの発信なども含めてコーポレートサイトの役割を重要視することが大切です。

 

− 働く上でどういう人が沖縄の移住に向いてますか?

大西3度の飯より海が好きな人、リア充になりたい独身の人、都会の通勤生活に消耗しきっていて環境を変えたいと思っている人、家族がいる方で、現在子育てがしづらい環境にある方は、エンジニア・デザイナー・プロダクトマネジャー問わず、移住に向いていると思います。ただ、僕のような「奥さんが沖縄出身」というのは移住のゴールデンパターンと言われていますけどね(笑)

 

− では、最後に沖縄のエンジニアやIT業界の今後の動きはどのようになっていくと思いますか?

大西:「自社サービスで勝負するんだ!」と夢を持っている人がまだまだ少ないように見えます。弊社もまだまだ力不足ですが、沖縄は風土からなのか、変化に対応しやすいポテンシャルの高いエンジニアが多いと感じています。夢を持って一緒に沖縄の経済が活性化するプロダクトを一緒に生み出していきたいなと思っています。

− 大西さん、ありがとうございました。

インタビューを終えて

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今回のインタビューで、安易に楽園を求めて沖縄へ行く時代は終わり、新たな沖縄のIT業界を垣間見ることができました。
いま、沖縄ではやりたいことだけではなく、働く環境下でしっかりと変化に対応できる、そして分野の広いエンジニアやデザイナーが求められています。

仕事の水準を変えずに、さらに子育て環境や通勤環境を変えたいと思っているのならが、沖縄の企業を見てみるのもいいかもしれません。
今回お話を聞いたレキサスの大西さんのような方が、今後もさらに沖縄のIT業界を盛り上げてくれることでしょう。

沖縄の移住転職イベントがあるんです

沖縄移住フェス

2017年1月27日(金)@FORUM8/28日(土)@TKPガーデンシティ渋谷で、IT Career沖縄が主催するイベント『沖縄IT移住フェス!2days』がおこなわれます。

今回のイベントは、2日間で30社を超える沖縄の企業が参加し、実際に企業担当者への相談・面談ができる構成になっています。また1月28日(土)には、ゲストを招いてのトークセッションもおこないます。会社紹介や各企業ブースの相談会もあります。

開催日 2017年1月27日(金)
2017年1月28日(土)
時間 1月27(金):18:30〜21:00(終了予定)
1月28(土):13:30〜16:00(終了予定)
会場 1月27日(金):FORUM8(東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル)
1月28日(土):TKPガーデンシティ渋谷(東京都渋谷区渋谷2-22-3 渋谷東口ビル)※2日間とも会場が異なるのでご注意ください
参加費 無料
特典 沖縄県の視察ツアーにご招待(無料/選考あり)
沖縄県への「航空券+旅費分」が無料になる視察ツアーを2月に開催予定。ツアーに参加いただくには、本イベントへの参加が必要です
備考 入退場自由
カジュアルウェア歓迎

沖縄IT移住フェスに参加する

 

実は、関西方面でも開催されます。

top2017osaka

2017年2月4日(土)@TKPガーデンシティ東梅田で、IT Career沖縄が主催するイベント『沖縄IT移住フェス!大阪』がおこなわれます。

大阪フェスでは、ゲストをお招きして「お金・仕事・コミュニティー。沖縄移住のリアル」をテーマにトークイベントを開催します。

開催日 2017年2月4日(土)
時間 13:30〜16:00(終了予定)
会場 TKPガーデンシティ東梅田(大阪府大阪市北区曾根崎2丁目11-16 梅田セントラルビル
参加費 無料
特典 沖縄県の視察ツアーにご招待(無料/選考あり)
沖縄県への「航空券+旅費分」が無料になる視察ツアーを2月に開催予定。ツアーに参加いただくには、本イベントへの参加が必要です
備考 入退場自由
カジュアルウェア歓迎

大阪フェスに参加する

 

この機会に沖縄で働くというイメージを膨らませるために、ぜひイベントに参加してみてはいかがでしょうか。

それでは、また!