めんそ〜れ〜!
青い海と青い空…
ここ沖縄さ〜!!!
前回は沖縄でIT会社を経営している2社にお邪魔しました。 沖縄に住みたいけど仕事ってあるの?実際の企業に就職事情を聞いてきた。
今回は実際に移住した人がどんな暮らしをしているのかインタビューします。
その前に見てください! この沖縄自慢のマンゴーかき氷!
何これ、うんまっ!
それでは行ってみましょう!
「楽しい」を大切にしてきた沖縄の生活
那覇から45分の超リゾート地の北谷(ちゃたん)にWeb制作集団株式会社RAZONAさんの沖縄事業所があります。
今回は、京都から沖縄に移り住んで5年目のフロントエンドエンジニア・鮫島さんにお話を伺いました。
フロントエンドエンジニア 鮫島 あゆみ 学生時代は文化服装女子大学にて服飾やデザインについて学び、卒業後フランスに1年間留学。帰国後は東京のフレンチレストランでアルバイトをするが、2011年の東日本大震災をきっかけに来沖。沖縄で生活するため就職活動をして、テクニカルサポート職に就く。その後web関係の仕事に興味を持ち、Webデザイン・制作・運用について学ぶ。2014年よりRAZONAに転職し、フロントエンドエンジニアとしてWebサイト制作を担当している |
海、浜辺、山…気軽に遊びに行ける沖縄が好き
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― ……普段もこうやって海沿いをランニングするのですか?
鮫島さん(以下、鮫島):そうですね。時間のあるときは走っています。
― 毎日ですか?
鮫島:沖縄に来て2年くらいは週1〜2日のペースで海に来てましたね。素潜りをして、魚獲って、食べてました。
今は以前より海に行くペースは多くないですが、ランニングはときどきしますよ。
― 素潜りでどうやって獲るんですか?
鮫島:モリで獲ってました。ブスっと。原始的なやつで。
― 沖縄の魚はおいしいんですか?
鮫島:沖縄の魚は、身が柔らかいのでおいしくないと言われがちですが、調理方法次第ですね。けっこう塩焼きにしたら、おいしいんですよ。
― どういう魚がメジャーですか?
鮫島:グルクンとかイラブチャーですかね。イラブチャーは青い魚で、内地(=本州)でいうアオブダイですね。
― 鮫島さんは何を獲られるんですか?
鮫島:よく獲ってたのはフエフキダイですね。動きが早いんで、突くのが難しいんですよ。
ほかにはアカジンミーバイという高級魚もよく獲って食べてました。アカジンミーバイは動きが遅くて岩の下にいるから、すぐに捕まえられるんです。
― それは仕事前、後?
鮫島:休みの日の朝ですね。朝方は、海がいちばんキレイなので。
― 感覚が漁師ですね。
鮫島:(笑) 水族館に行ったら「おいしそう」って魚を見ています。
― 最近では、素潜りはあまりやらなくなったんですか?
鮫島:(笑) はい。あまりやらないですねぇ。
― 食に困らなくなったということですか?
鮫島:そうですね(笑) 海に行かなくても、食べるものには困らなくなりましたね。
わざわざ海で獲らなくてもスーパーがある、ということも覚えたので。
最近は、逆に山に行くようになりましたね。
― 山に行くのはどうしてですか?
鮫島:四駆のジムニーを買ったんですけど、ジムニーで遊べるところがあるんです。
ジムニー10台くらいで集まって、岩や水たまりのオフロードを走ってます。
ちょー楽しいですよ! 車がひっくり返りそうになるんですよ。
― 買ったジムニーで山を疾走してるんですね! かっこいい!
鮫島:いえ、自分の車ではやらないですよ、あまり傷つけたくないので(笑)
なだらかな場所は自分の車で行くのですが、ゴツゴツとした危ないところは友達の車の横に乗ります(笑)
だから、自分の車はまだ綺麗なんです。
― ほかの車で転んじゃえ〜ということですね(笑)?
鮫島:そうですね(笑) 私のじゃなければ。
― 車が倒れちゃったらどうするんですか?
鮫島:みんなで押しますよ。当然倒れることもあるので、気がつかず後ろ側がへこんでたりとか(笑)
― でも鮫島さんご本人の車ではないんですよね?
鮫島:はい。友達の車がへこみます(笑)
沖縄に来たきっかけも就職先も、”何より楽しそう” と思ったから
鮫島さんは朝活として海沿いでランニングをしているそうで、オフィスに戻ってさらに話を聞きました。
― 沖縄に来て5年になるんですよね。沖縄に来る前は何をされていたんですか?
鮫島:フランスに留学に行っていました。沖縄に来る直前までは、東京のフレンチレストランで働いていました。
― じゃあ、今のWeb業界とはまったく関係ないお仕事だったんですね。
鮫島:Webの仕事をするとは、まったく思っていませんでした。
― フランスでは何をされていたんですか?
鮫島:もともと専門学校で服のデザインの勉強をしていて、卒業してから1年ちょっとくらい勉強のためにパリに行っていました。
― パリから帰ってきてからは、実家に戻られたのですか?
鮫島:はい。半年もいないくらいですが、京都の実家に戻りました。
― 京都で、お仕事は?
鮫島:しなかったですね。その後、せっかく覚えたフランス語を忘れてしまうのがもったいないと感じて、オーナーがフランス人の東京にあるフレンチレストランでウェイトレスのバイトをはじめました。
― ウェイトレスのバイトをしている間に、ほかの進路を考えましたか?
鮫島:1年半くらい東京でバイトしていましたが、この先の将来どうしようかなぁという感じでした。
何かをやろうとは、決めてなかったです。
― 沖縄に来るきっかけは何だったんですか?
鮫島:2011年3月11日の東日本大震災がきっかけで友達が沖縄に行くと言い出して。
なんとなく「沖縄って楽しそうだな〜」って思って、「私も行ってみよう」って来ちゃいました。それが、もう5年になりますね。
沖縄来て、はじめは別の会社でコールセンターの仕事をしていたんです。ポストに求人募集が入っていたのをきっかけに応募して、1年半くらい契約社員で働いていました。
― え? ポストですか(笑)!?
鮫島:はい(笑) その会社でリーダーになる話もあったんですけど、ずっと続ける気もなくてその会社を辞めて、Web制作の学校に行きました。
― どうして急にWeb制作を選んだのですか?
鮫島:パソコンとインターネットがあれば、場所を限らず、どこでも働けるなと思ったんです。
例えば、将来海外に行っても仕事ができるし、とりあえずWeb制作ができるようになってみようかなと。
― 卒業してすぐにRAZONAさんに就職されたのですか?
鮫島:そうですね。学校から紹介してもらいました。
― RAZONAさんに決めた理由は何だったのですか?
鮫島:なんか、楽しそうだなって(笑)
仕事も遊びも楽しくできないと嫌だなと思っていたので、そのフィーリングが一番合いそうなRAZONAを選びました。
― 過去やってきた仕事で楽しくないな〜って思った仕事はありますか?
鮫島:私にとっては、コールセンターは少し合わなかったかもしれないですね。でも、どの仕事もしんどい時もあるじゃないですか(笑) そこは、研修がしっかりしていたので、スマホやPCの基本的なところを仕事しながら勉強できたので、非常に助かりました。
― 沖縄へ移住するのに、苦労したことはありますか?
鮫島:あんまりないですね。自分でも驚くくらい意外とすんなり住めたんですよ。住む家もネットで決めたので(笑)
― 沖縄に来てから実家の京都へ戻りたいって思ったことはありますか?
鮫島:コールセンターの仕事辞めたタイミングで、「少し帰ろうかな」と思いましたね。
― なぜ、戻らなかったのでしょう?
鮫島:単純に沖縄が好きなのと、友達や今までお世話になった方もいっぱいいらっしゃるので、もう少し沖縄の色んなところ見てみようかなって思ったからですね。
― 沖縄の好きなところは、どこですか?
鮫島:年間通して過ごしやすい気候なのが好きです。風があるので、そんなに暑くも感じないですし。
あとは、山やキレイな海が身近にあるので、東京と違ってすぐ遊びに行けるところが良いですね。
東京だと自然に触れ合うとなると一大イベントで、自然のある場所への移動も考えると「よし、行くぞ」っていう覚悟がいるじゃないですか。
沖縄だと自然がすぐそばにたくさんあって、車も持っているのですぐに行けるというのがありますね。そういえば、つい先日も友達に誘われて仕事終わりに山に行って遊んできました!
― 東京でまた働きたいって気持ちにはならないですか?
鮫島:うーん。東京は、疲れそうですよね。人がいっぱいいて。
すぐに慣れると思うけど、人混みはもういいかなという感じです。刺激はたくさんあって良いなと思うんですけどね。
― 地元京都の友達から、「沖縄に住んでいて、羨ましい」と言われたりしませんか?
鮫島:言われますよ。その時は、「沖縄においで、おいで」って言います。
「住みたいなら、来たらいいさー!」、「全然生活できるから大丈夫、大丈夫!」って(笑)
― 移住って、覚悟を決めて来たほうが良いのか、何も考えないでフラッと来たほうが良いのか、どちらがいいと思いますか?
鮫島:私の周りで、移住してきた方の中で沖縄に長く住んでいる方だと、どちらもいますよね。
ただ、仕事は決めてきた方がいいとは言いますよね。私の場合は、何も決めないで来ちゃいましたが(笑)
あとは「移住」という言葉に重いイメージがありますよね。もう帰れないみたいな。飛行機には乗るけど、国内に引っ越しするだけなのに、なんで沖縄の場合は、移住なんだろうって。
引っ越しっていう感覚で、沖縄に来たら良いのに。
― 実際に引っ越してきたら、住めますかね?
鮫島:ぜんぜん住めますよ。食べるものがなければ、魚を獲ればいいですし(笑)
海に、ご飯があります。
― なんだか海にご飯があると聞くと、お腹が減ってきましたね。陸のごはんでオススメはありますか?
鮫島:近くにすごく良いところがあるので紹介します!
青い空と海に囲まれたランチは、現実を忘れさせてくれる
鮫島さんが連れてきてくれたのはDaisy’s Cafeという浜辺にあるオールドアメリカンでCoolなお店。
これこれ、THE南国っ!
来ましたよ、てんこ盛りのローストビーフ!
タコライスで南国感たっぷり!
なんと言ってもこの「Daisy’s Cafe」に来たら食べておきたいのが、この店オリジナルメニューのジャスミンズライス!
これをスプーンでよく混ぜて口に運ぶと…
あぁ、マジで帰りたくない
自分らしくいられる場所が、沖縄だった
今回、鮫島さんの取材を通して感じたことは、移住に対して、”引っ越しのような気楽さ” で捉えたほうが良いのかなと思いました。
場所は関係ない…今、自分らしくいられる場所が、沖縄だった。
これに尽きるのではないでしょうか。
鮫島さんのアドバイスを借りて言うなら、
” 仕事を決めて引っ越せばいいんだ!”
きっと、こういうことですね。
で、今度渋谷と大阪で沖縄の移住ITイベントがあるんです
2017年1月27日(金)@フォーラム8/28日(土)@TKPガーデンシティ渋谷で、IT Career沖縄が主催するイベント『沖縄IT移住フェス!2days』がおこなわれます。
今回のイベントは、2日間で30社を超える沖縄の企業が参加し、実際に企業担当者への相談・面談ができる構成になっています。また1月28日(土)には、ゲストを招いてのトークセッションもおこないます。会社紹介や各企業ブースの相談会もあります。
開催日 | 2017年1月27日(金) 2017年1月28日(土) |
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時間 | 1月27(金):18:30〜21:00(終了予定) 1月28(土):13:30〜16:00(終了予定) |
会場 | 1月27日(金):フォーラム8(東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル) 1月28日(土):TKPガーデンシティ渋谷(東京都渋谷区渋谷2-22-3 渋谷東口ビル)※2日間とも会場が異なるのでご注意ください |
参加費 | 無料 |
特典 | 沖縄県の視察ツアーにご招待(無料/選考あり) 沖縄県への「航空券+旅費分」が無料になる視察ツアーを2月に開催予定。ツアーに参加いただくには、本イベントへの参加が必要です |
備考 | 入退場自由 カジュアルウェア歓迎 |
実は、大阪でも開催されるんです。
こちらは2017年2月4日(土)@TKPガーデンシティ東梅田で、IT Career沖縄が主催するイベント『沖縄IT移住フェス!大阪』がおこなわれます。
大阪フェスでは、ゲストをお招きして「お金・仕事・コミュニティー。沖縄移住のリアル」をテーマにトークイベントを開催します。
開催日 | 2017年2月4日(土) |
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時間 | 13:30〜16:00(終了予定) |
会場 | TKPガーデンシティ東梅田(大阪府大阪市北区曾根崎2丁目11-16 梅田セントラルビル) |
参加費 | 無料 |
特典 | 沖縄県の視察ツアーにご招待(無料/選考あり) 沖縄県への「航空券+旅費分」が無料になる視察ツアーを2月に開催予定。ツアーに参加いただくには、本イベントへの参加が必要です |
備考 | 入退場自由 カジュアルウェア歓迎 |
いますぐ沖縄への移住や転職を考えていない方でも「実際の生活はどうなのか?」や、「沖縄の仕事って具体的にどんなものがあるの?」、「自分のキャリアを活かせる仕事はある?」といった内容まで、沖縄の企業さんと情報交換をすることもできます。
「あ、沖縄ってちょっといいかも」と思った方!
「鮫島さんみたいな生活素敵」と思った方!
沖縄色に染まった渋谷と大阪へ足を運んでみてはいかがでしょうか?