こんにちは、LIGブログ編集部のナッツ(@nuts612)です。
先日公開した記事でもお伝えいたしましたが、ニューヨークへ行ってました。
【これが資本主義だ】NYのタイムズスクエアにいくつ電光掲示板広告があるのか数えてみた
いろいろ歩き回っていたのですが、日本でいう表参道のようなエリア・SOHOを歩いていたところ、こんなのを見つけました。
わかりますか?
信号機にからみつく大量の靴。
なんだ、これ?
アメリカ全土、そしてヨーロッパにまでも広がっていた
調べようにも手がかりがなかったので、とりあえず「靴 信号」「shoes traffic signal」といったキーワードでめちゃくちゃググってみました。
そうすると、ちらほら情報が。どうやら世界的に行われている様子。
アメリカ・コロンビア。
Photo by Roland Tanglao
スロベニア・リュブリャナ。
Photo by Antonio Fassina
場所不明。
Photo by Sean
流行ってるんですか?
「シューフィティ(shoefiti)」というらしい
どうやら、 “shoes(シューズ)” + “graffiti(グラフィティ)” の造語で、「シューフィティ(shoefiti)」というらしいです。
グラフィティとは、たとえばこういうの。
ナッツ撮影 in ハーレム
ナッツ撮影 in ハーレム
ナッツ撮影 in ハーレム
これらは、ニューヨークのマンハッタン北部・黒人街で出会ったグラフィティ。最後のは24歳で亡くなったラッパー・Big Lの追悼グラフィティです。
そう、壁に描かれるスプレーアート、もしくは落書きのことをグラフィティと呼ぶわけですが、ただの落書き的なものから、誰かの追悼のためのもの、グラフィティアートとしてのもの、そしてギャングの縄張りを意味するマーキング的なものまで、その意味は様々です。
そして「シューフィティ(shoefiti)」もグラフィティと同じような意味合いがあるそうで、たとえば下記のようなシューフィティの意味では、という説があります。
- ギャングと言われる犯罪集団や麻薬販売などのテリトリーを示すサイン
- 麻薬販売をしているサイン
- ギャングのメンバーが亡くなった際の、追悼のサイン
- 盗みに入る家を仲間に伝えるサイン
- 卒業式だったサイン
- 結婚式だったサイン
- 子供のいたずら、子供の遊びに過ぎない
- スニーカーがペンキで塗ってあれば、軍の駐在のサイン
なにかしらのサインを意味していることが多いようですが、一方で「シューフィティ(shoefiti)」は “Shoe tossing” として、日本でいう「靴飛ばし」のように競争し合う遊びとしても認知されています。
うん、シチュエーションによってShoefitiが持つ意味は異なるようです。
曖昧ですいません
本当に諸説あるので、一概に「シューフィティはこれだ!」と言い切れないのですが、何かしらの意味があったりなかったりするようです。
タイトルで「ギャングに関係しているらしい」とか言いながら、曖昧ですいません。
モヤモヤしますか? しますよね。
そのモヤモヤはインターネットを見ているだけでは解決できないこともあります。まずはその目でShoefitiを見て、現地のヒトに聞いて、「What is shoefiti?」と聞いてみるのがいいかもしれません。
インターネットで世界が狭くなっても、まだまだ知らないことは世の中にたくさんあります。金城一紀さんの『GO』の台詞のような感じで、カッコつけて終わろうと思います。
「広い世界を見るのだ」
それでは、また。