Web事業部_クリエイティブ
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2016.06.23
第2回
ディレクターズブックマーク

課題解決を広い視点で!社会を良くするソーシャルデザイン5選

ママ

こんにちは。ディレクターのママです。
みなさんは、情報をインプットする際にどのようなところから情報を得ていますか?
僕の情報のインプットは、本です。気になること、知りたいことなどが出てきたときは真っ先に本屋へ向かいます。ネットで調べずにフィーリングで気になった本を探すのが好きです。本を購入するときは、お目当て本に加えて、なんとなく気になった本を購入するようにしています。

今回はなんとなく気になった本から知った「ソーシャル・デザイン」について書いてみたいと思います。

課題解決を広い視点で!ソーシャルデザイン5選

ソーシャルデザインとは?
社会の課題に対して問題意識を持ち、その解決策をデザインする行為

と定義されますが、非常に広い意味を持っていて、人や組織によって解釈もさまざまです。僕の中で「社会を良くするためのクリエイティブだ!」と、仕事をする上で何かに繋がるんじゃないかと思い興味を持ちました。日々webディレクターとして、クライアント様の課題にアプローチできるようなwebサイトを考察していますが、「社会を良くする視点から考えられる何かもあるんじゃないか」と思ったのもその理由の一つです。

「ソーシャルデザイン」という言葉は2012年ごろから注目されるようになり、今ではソーシャルデザインに特化したwebメディアも人気を集めています。
そんなソーシャルデザインの具体例5選を紹介できればと思います。

人口減少×デザイン

jinkogen

人口減少×デザイン

人口減少問題をデータとデザインから解き明かす書籍「人口減少×デザイン」の特設サイトです。47都道府県の全1682市区町村の2010年から2060年までの人口の推移をシミュレーションすることができます。合計特殊出生率、転出数、転入数の3つの人口関連指標を動かすことで、今後の対策により人口減をどの程度抑えることができるか検証できます。僕の住んでいる葛飾区をみると2010年は約431,000人に対して、2060年には約281,000人と45%減少するシミュレーション結果となりました。
「人口減少×デザイン」は今後の人口減少に対してどう対処すべきか?を地域でできる問題解決の指針として示す書籍になります。

人口減少×デザインーー地域と日本の大問題を、データとデザイン思考で考える
人口減少×デザインーー地域と日本の大問題を、データとデザイン思考で考える

HUBchari

hubchari

hubchari

僕の地元はホームレスの多い町で、子供の頃から近い存在として感じていました。大人になってからもコンビニで話しかけられ、ビールをおごってもらいなぜか立ち話をするという機会もあるくらいです。
そんなホームレスの自立支援をおこなっている大阪のNPO法人Homedoo様が起こしたサービス「HUBchari」。大阪で問題とされているホームレス問題と自転車問題を一挙に解決するシェアサイクルです。二つの課題の解決策としたHUBchariは、のべ160名の方が働き、55%の方がそれらをきっかけに次の仕事を見つけたようです。

SafeRide

saferide

SafeRide

知人のお見舞いとして病院に行く機会があったのですが、いかんせん最寄り駅から遠くバスが必須の病院でした。病院に向かうバス停は長者の列で、バスでの移動もけっこう長く、お年寄りにとっては大変だなぁと感じた出来事です。
米国サンフランシスコ発の「SafeRide」というサービスでは、医者側が患者の通院のアクセスを予約するというサービスを提供しています。ドライバーも医療の知識を備えているというサポート面も考慮されています。交通の便の悪い病院にとっては、通院する顧客の満足度に繋がるサービスとして活用できそうですね。

MORIUMIUS

moriumius

MORIUMIUS

宮城県石巻市雄勝町の廃校を再生した、子供向け複合施設「MORIUMIUS(モリウミアス)」。公益社団法人 sweet treat 311様が運営する体験施設です。
僕の母の出身が宮城県石巻市なので、子供のころはよく帰省していました。港町で魚がおいしく、自然が溢れるゆったりとした町でした。
2011年に起こった東日本大震災で町の8割が壊滅するも、高台に残った築93年の廃校が新たな学び場「MORIUMIUS」として生まれ変わりました。ここに参加する子供たちは、この木造の建物に宿泊し、地元の食材を自分たちで調理しながら食事をとり、お風呂も自分達で準備します。また、地域の特性を活かした体験プログラムも充実していて、地域住民との交流や豊かな自然とのふれあいによってさまざまな学びを得る場所となっています。

Tap Project

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Tap Project

世界では安全な水を飲むことができず苦しむ人々がいます。安全な水を届けるために、UNICEFが2007年から企画している「Tap Project」は、必要な資金を集めるために、このキャンペーンを開始しました。
このキャンペーンは「スマートフォンを使わないことで、子どもが必要な安全な水を支援しよう」といスローガンの元、スマートフォンの使用を我慢した分数に応じて、安全な水が発展途上国に届けられるという内容になっています。
水問題の解決だけでなく、スマートフォンに触らない時間をつくることで、いまだ解決されていない世界の社会課題について考える機会を増やしてほしいという思いも込められているそうです。

まとめ

今回はなんとなく気になった本から、ソーシャルデザインについて書いてみましたが、僕自身が経験していたり、気が付いていた問題に対して、さまざまな角度からのアプローチで解決策を見出していました。
ソーシャルメディアの発達によって、接点のなかった人々との繋がりをもつことができ、よりフラットな社会になってきている今だからこそ、課題解決へとつながる糸口が見つかりやすくなっているのかもしれません。
ふとした疑問や気づきから、社会を変えることに結びつく可能性が大いにある時代だからこそ、より広い視点で物事を見ていけるよう心がけていきたいと思います。