こんにちは、エディターのエリー(@__erI_)です。
記事を書いたら、最適な人に読んでほしい! 届けたい!
そう願うのは、ライターの性(さが)ではないでしょうか。
最適な読者にコンテンツを届けるべく、SEOを学びたいと思います。まずはGoogleが公表しているWebサイトの教科書「ウェブマスター向けガイドライン」から学んだGoodなコンテンツについてまとめました。
ウェブマスター向けガイドラインとは
「ウェブマスター向けガイドライン」はGoogleが「最低限これは守ってね」と公表している、Webサイトのルール。
このガイドラインに違反しているとGoogleからスパム扱いをされることもあります。SEO対策以前の話なので、まずは土俵にあがるためにも押さえておきたい事項です。
ガイドラインは「一般的なガイドライン」と「品質に関するガイドライン」に分けられています。ざっくりいうと以下の分け方です。
- 一般的なガイドライン:Goodと判断する事項
- 品質に関するガイドライン:Badと判断する事項
Bad事項にはコンテンツの自動生成・無断複製、ウィルスを含んだページ作成などが含まれています。そうした明らかに不正なコンテンツはもはや問題外なので、今回は「どんなコンテンツがGoodなのか」を中心にまとめました。
ガイドラインから学ぶ6つのコンテンツSEO
※引用元はすべて「ウェブマスター向けガイドライン」です。
1. 情報が豊富でわかりやすいとGood
情報が豊富で便利なサイトを作成し、コンテンツをわかりやすく正確にページに記述します。
超絶あたりまえのようなルールですが、一番ハードルが高いですね。
コンテンツをわかりやすく正確に作成するためには、適切な「ペルソナ」の設定が必要だと思います。ペルソナはそのコンテンツにふさわしい架空の顧客像。詳細に設定しておけば、コンテンツの軸がブレるのを防ぐことができます。
ペルソナを学ぶのに役立つ記事
- ペルソナマーケティングが5分で理解できる!【日本企業の厳選事例6選】
- 誰でもできるペルソナの作り方〜マーケティングの現場で活用できる良質なペルソナを作る手順
- 事例でわかる!「ペルソナマーケティング」が成功する3つの理由
2. ユーザーが検索しそうなキーワードを含むとGood
ユーザーがサイトを検索するときに入力する可能性の高いキーワードを検討し、そのキーワードを実際にサイトに含めるようにします。
自分が推したいキーワードを選ぶではなく、ユーザーのニーズからキーワードを選ぶ。そしてそのキーワードを適切に入れろ、ということですね。
ペルソナがどういう状況のときにどんなキーワードで検索をするのか、その流れを推測するために便利な思考法が「カスタマージャーニー」です。カスタマージャーニーとは、ペルソナがサービスを知って購入などに至るまでのプロセスのこと。その流れを具体的に描ければ、最適なキーワードも思いつきやすくなります。
カスタマージャーニーを学ぶのに役立つ記事
- 「カスタマージャーニー」とは?顧客行動を可視化してマーケティング戦略に活かす
- 2時間で作るカスタマージャーニーマップ――実例とともに考える新しい「おもてなし」のカタチ
- オジサン4人の家電購入体験記 ~仮説ゼロのカスタマージャーニーから見えたこと~
3. タイトルと画像のaltがわかりやすいとGood
titleタグの要素と alt属性の説明をわかりやすく正確なものにします。
タイトルは読者がコンテンツに辿り着くために最も大切な要素。どんなに優れたコンテンツでもタイトルが内容からかけ離れていれば、読者は混乱してしまうはず。
そのためSEO的にもタイトルはかなり重視されます。ペルソナが検索するだろうキーワードを盛り込みつつ、ついクリックしたくなるような要素も入れて、なおかつコンテンツの内容を端的に表さなければならない。めちゃ難しいですね。
タイトルを考えるのに役立つ記事
4. 重要な部分はテキストで表現するとGood
重要な名前、コンテンツ、リンクを表示するときは、画像ではなくテキストを使用します。テキスト コンテンツの代わりに画像を使用する必要がある場合は、alt 属性を使用して簡単な説明テキストを組み込みます。
Googleの検索順位は「クローラー」というロボットがすべてのWebサイトをぐるっと徘徊して決定します。そのクローラーがコンテンツの良し悪しを判断する際、大事なのはテキストです。ロボットが読みやすいよう、重要な部分はテキストで表現しましょう。
またなんらかの理由で画像が表示されない場合、altに設定されているテキストが代わりに表示されます。このテキストがわかりやすければ、読者としても「ふむ、表示されていないけどこれはカボチャなんだな」とわかりますし、ロボットも「ふむ」とわかります。
SEO的に高く評価されるわけではないですが、ユーザビリティ向上としても画像のaltには説明テキストを入れたほうがよさそうです。
適切なalt属性を学ぶのに役立つ記事
5. リンク切れがないとGood
すべてのリンクが実際のウェブページにアクセスできることを確認します。有効な HTML を使用します。
リンク切れはだめだよ、と言っています。その通りですね。
こちらに関しては「そうだね」以外にいうことがないので、チェックツールをご紹介します。リンク先がリニューアルしたり閉鎖したりして404になることも多いので、定期的にチェックしましょう。
リンク切れチェックツール
6. ページの読み込みが早いとGood
ページの読み込み時間を最適化します。表示の速いサイトはユーザーの満足度を高め、ウェブ全体の質を向上させます(特にインターネット接続速度が遅い場合)。PageSpeed Insights や Webpagetest.org などのツールを使用してページの読み込み速度をテストすることをおすすめします。
Adobeが実施した意識調査によると、ページの読み込みが遅いと41%のユーザーが離脱してしまうそうです。読者にBadな体験をさせるサイトは、GoogleとしてもBad判定なんですね。
サイトの高速化に関してはサーバーレベルからテコ入れが必要な場合もあるかもしれませんが、コンテンツ単位でも画像を最適化するなどで尽力可能です。重いGifを使いすぎたり、ファイル容量の大きい写真を載せすぎたりしないよう、軽量化ツールを駆使しながら配慮していきましょう。
画像を軽量化するツール
併せてどうぞ。
「ブログが重い!」WordPressを高速化させるための8つの方法とおすすめプラグイン Googleの提供するPageSpeed Insightsを参考にして、Webサイトを高速化したときにやったこと
さいごに
総じて、ユーザーファーストなコンテンツを良しとしていることがわかりました。めちゃくちゃいいコンテンツを作ることがSEOの最善策だと思うので、今回の6つを土台にしてコンテンツ制作スキルを磨いていきたく存じます。
それではまた〜。