UIデザイナーとWebデザイナーの違いって? Webデザインを始める前に知っておきたいこと

UIデザイナーとWebデザイナーの違いって? Webデザインを始める前に知っておきたいこと

たけさん

たけさん

こんにちは。 Pooleチームのアートディレクターの竹原です。

本日よりLIGデザイナー陣による新連載「Webデザインをはじめよう」が始まります。この連載はこれからWebデザイナーを目指す人、またWebデザインへの興味を深めたい人に向けた連載です。

Vol.1ではWebデザイナーの仕事の内容や、制作に必要なマシンやツールのご紹介、Webサイト1つ作るのに具体的にどんなものをデザインすればいいのかについてご紹介します。またVol.2以降では、Webデザイナーが知っておくべきHTML/CSSの基礎知識や、Webサイトを実際にデザインしていく過程をご紹介していく予定ですので、お楽しみに。

さて、Vol.1の第一回目となる今回は、本題であるWebデザインの説明に入る前に、そもそも「デザイン」とは何なのか、「デザイナー」とはどういう職業なのかについて簡単ではありますが、ご説明できればと思います。

そもそも、冒頭の自己紹介をご覧いただければわかる通り、この記事を書いてる僕の肩書きはデザイナーではなくアートディレクター。アートディレクターって良く聞くけどデザイナーとは一体何が違うのか。最近よく聞くUIデザイナーってどういう職種なの?など、Webをとりまくデザインの様々な職種についてもご紹介していきます。

デザインとは?

デザインとアートの違い

デザインを学び始めると最初に疑問に感じるのは、デザインとアートは何が違うのかではないでしょうか。僕自身、芸術大学(のデザイン学科)出身ということもあり、友人からはよくデザイナー=芸術家やアーティストだと勘違いされることがありました。

デザインとアートの違いについては様々な考え方がありますので、ここで簡単に結論づけることはできませんが、大きくはデザインは「問題解決」、アートは「自己表現」と区別するのが一般的なのかなと思います。

デザイン=問題解決

デザイナーの仕事は見た目を作ることだと思われがちですが、きれいな見た目だけでは問題は解決しないですよね。また、PhotoshopやIllustratorを使って自分の趣味思考に沿った自己表現をすることでもありません。

デザイナーの仕事は問題解決をすること。

サービスや製品の抱える問題の本質を考え、それらを解決するための設計をし、設計をもとに表現や形を作っていくことです。デザインというとオシャレなプロダクトやかっこいいグラフィックなどの見た目の印象が先行しがちですが、それはあくまでも問題を解決するための思考と設計を経た上での結果であって、決して見た目のよいものを作ること自体がデザインの目的ではないのです。

問題を解決するデザインとは?

問題を解決するためのデザインとは以下のようなデザインになります。

・わかりやすく情報が整理されたデザイン
・使いやすい機能性をもったデザイン
・ユーザーを惹きつける美しい見た目のデザイン

そして、問題を解決するためにデザイナーがデザインするものとは、具体的に下記のようなものがあります。

レイアウト 情報を整理し、わかりやすく伝えるための写真や文字の配置
カラー 企業やサービスのイメージカラーの他に、色の持つイメージや特性を考慮したした色設計
文字(タイポグラフィ) 伝えたいことをよりわかりやすく伝えるための書体選びや文字組み
ロゴマーク 企業や商品の概念やコンセプトを表すマーク
アイコン・ピクトグラム 情報を直感的に伝えるアイコンやピクトグラム
ユーザーインターフェイス コンピュータとユーザーが情報をやりとりするための使いやすい画面やその操作感

Webデザインに携わる3つの職種のご紹介

上記に挙げた以外にもデザインするものはたくさんものがあると思いますが、中には深い理解や高い専門性が必要になるものもあるので、それに特化したの職種が存在しています。

Web制作に絞ってデザインにまつわる職種についてご紹介します。

Webデザイナー

Webサイトのデザインを行うデザイナー。ビジュアルの設計や表現だけでなく、HTML/CSSのコーディングまで作業範囲として含む場合もあります。今後この連載でも詳しくご紹介していきます。

UIデザイナー

コンピューターとユーザーとの接点であるUI(ユーザーインターフェイス)の設計を行うデザイナー。Web制作の場合、WebデザイナーがUIのデザインも行うので一見違いがわかりにくいですが、Webデザイナーに比べるとUIの使い易さや操作感の設計に特化したデザイナーになります。

アートディレクター

コンセプト立案から、制作スタッフのとりまとめ、デザインマネジメントといった制作全般における視覚表現の責任者。小中規模案件だとWebデザイナーがアートディレクターを兼任する場合もあります。

次回予告

今回は「Webデザインを始める前に知っておきたいこと」として、簡単ですが「デザイン」および「デザイナー」についてご紹介しました。
さて、次回からいよいよWebデザイナーの仕事について紐解いていきます! この連載を通して、少しでもWebデザインに興味を抱いていただき、Webデザイナーへの道を歩もうと思ってくれる方がいらっしゃれば嬉しく思います!

さぁ、Webデザインをはじめよう!

※次回は4/21(木)公開予定です。お楽しみに!

キャリアアップ
「Studio上野でWebクリエイターを目指す!」

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アートディレクター 走った後のビールは最高ですね。

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