3. 退職理由を聞かれたら「コレなんですよ」と伝えておく
どんなに存在感が薄く、興味や関心を引かない人間だとしても、周囲の人たちは社交辞令として「どうして退職するんですか」と聞いてくるはずです。
そんなときは、いちいち答えていると精神が壊れてしまいますので「コレなんですよ」と、気まずそうに人差し指を立て、唇に軽く押し当てましょう。「ああ、こいつ、なにかしら会社から口止めされている理由があるんだな。それなら聞くのはよそう」という感情を引き起こすことができます。
誰も「口止めされている」だとか「秘密にしなきゃダメ」だとかは言っておらず、あくまで「コレ」としか言っていないのがポイントです。一切の言質を残すことなく、望ましい結果を得ることができます。
4. 退職の挨拶は事前に済ませておく
退職の挨拶は、事前に済ませておきましょう。たとえば、ブログやSNSなどで「本来であれば一人ひとりにご挨拶すべきところ……」などといったスタンスで、文書によって通知しておくのが一つの手段です。
東京から京都へノープランで移住することにしました。いや、大阪かも。
そのような方法が取れない場合は、「お世話になりました。実は退職することになりまして」と、一人ひとりに対してゲリラ的に挨拶を済ませていきましょう。メッセンジャーなどのチャットツールを駆使するのもいいですが、もし勇気を出せれば口頭のほうが印象は良いでしょう。
たとえば、エレベーターなどで誰かと二人きりになってしまったときなんて、むしろ会話のネタになって助かりますよ。タバコを吸う人は喫煙所は絶好の機会になりますし、タバコを吸わない人は会社のメンバーがよく利用する自動販売機付近なんかで待ち伏せして、一人ひとりに声をかけて狩っていくのも良策です。
もしかしたら「人見知りにとっては相手が一人であっても話しかけることは厳しいじゃないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、大勢の前で挨拶するよりはマシじゃないでしょうか。
というのも、最後の5つ目が