こんにちは、ライターの菊池(@kossetsu)です。
人物紹介:菊池良 株式会社LIGに所属するライター。ブログ記事の企画・執筆を担当している。 |
以前、こんなツイートをしました。
「おごってほしい」を上手く言い換えた言葉だけが載っている単語集がほしい。それなら試験勉強のときよりも頑張って暗記出来る気がする。
— 菊池良 / Kikuchi Ryo (@kossetsu) 2015, 12月 10
そういう参考書がほしいんですが、ありません。
「なければ自分で作ろう」の精神で、2年の会社員生活で体得した、「こう言えばおごってもらえるな」というキラーフレーズを集めました。
1.「財布、忘れました」
鉄板ですね。財布ないんだったら、お金の出しようがない。だから、相手が出す。非常にすっきりとしたプロセスです。
- 会話例
- 上司「いやぁ〜、食った食った。そろそろ行くか」
部下「すいません、財布を忘れました」
上司「まったく、しょうがねえなぁ、おごってやるよ!」
2.「もうすぐ誕生日なんですよ」
今日とは言ってないですからね。半年以内なら「もうすぐ」です。祝いごとならスムーズにおごってくれます。上司は部下のお祝いごとを祝福せざるを得ない立場なので。
ほかに「婚約したんですよ」、「子どもが生まれたんですよ」でも可能です。
- 会話例
- 部下「もうすぐ誕生日なんですよ」
上司「おっ、じゃあお祝いに何か食べに行くか」
部下「あと婚約したんですよ」
上司「おおっ!」
部下「子どもも生まれたんですよね」
上司「じゃあ、とっておきの場所に連れていってやるよ!」
3.「悩みがあるんですよね」
悩んでいる部下をごはんに連れて行き、話を聞く。そんな「良い上司」に憧れる人は多いので、その心理を利用して、シームレスにおごられましょう。
- 会話例
- 部下「部長、僕悩みがあるんですよね」
上司「どうした? 飯でも食いに行くか」
部下「いやぁ、部長は頼りになるなぁ」
上司「あっはっは、俺が出すから、好きなところに連れていってやるよ」
4.「いいんですか、ごちそうになっちゃって」
会計時に先手を打ってこう言うとほぼオートマティックにおごる流れができます。
もし、「いや、おごらんよ」なんていう器の小さい上司にあたってしまったら……己の器の小ささを露呈してもおごりたくないその心意気に敬意を払い、割り勘に甘んじましょう。
- 会話例
- 部下「いいんですか、ごちそうになっちゃって」
上司「しょうがねえなぁ」
部下「えっ、本当にいいんですか」
上司「そう言われたら断れないだろうが!」
5.「……(黙って店を出る)」
あとに残った人が払うしかありません。支払いしなかったら食い逃げですからね。犯罪です。
- 会話例
- 部下「……(黙って店を出る)」
上司「すいません、お会計」
普段から「おごられ体質」を作っておこう
おごられの確率を挙げるために、常に下準備をしておきましょう。具体的な施策としては、以下のものがあります。
- 相手より年下だと言い張る
- お金がないことをいつも匂わす
- 仕事に疲れているふりをする
- 一回、安いものをおごる(見返りの法則)
生き馬の目を抜くような社会、利益の最大化に努めましょう。
実際にやってみた
実際にやってみようと思います。実はもう、上司にここに来るよう言ってあります。
人物紹介:寺倉そめひこ 株式会社LIGのメディア事業部のマネージャー。菊池の上司。 |
「あれ? 何でカメラあるの?」
「いや、たまたまっす」
「僕、財布忘れちゃいました」
「ええっ? ……まぁ、良いけど」
このあと、めちゃくちゃ肉を食った。
あなたのキラーフレーズを教えてください
まだまだ僕の社会人生活が短いので、5つしか見つかっておりません。
この記事を見ている皆さんの集合知を結集して、「おごってください」の言い換えの百科事典を作りたいです。
ハッシュタグ「#おごってくださいの言い換え」を作成したので、ぜひ投稿してください。
「部長、俺もうすぐ誕生日なんですよね」 #おごってくださいの言い換え
— 菊池良 / Kikuchi Ryo (@kossetsu) 2016, 2月 2
「今度、部長の行きつけのお店に連れていってくださいよ」 #おごってくださいの言い換え
— 菊池良 / Kikuchi Ryo (@kossetsu) 2016, 2月 2
「部長、この仕事が終わったら俺、結婚しようと思っているんですよね」 #おごってくださいの言い換え
— 菊池良 / Kikuchi Ryo (@kossetsu) 2016, 2月 2
それでは、みなさん良いおごられライフを。
(おわり)