管理人さん、もう少し落ち着いて!こっちが持たない!!『めぞん一刻』vol.3

管理人さん、もう少し落ち着いて!こっちが持たない!!『めぞん一刻』vol.3

阿羅漢

阿羅漢

こんにちは、ディレクターの阿羅漢(あらか)です。

1巻2巻に続き、『めぞん一刻』文庫本第3巻における、管理人さんについて語らせていただきます。

この連載は、ぼくが心揺さぶられた「管理人さんの言葉」を勝手に語る備忘録です。全男性の理想である管理人さんに、読めば読むほど、深みにハマっていくのです……(((底なし)))

 
今回は、文庫本第3巻に収録されているエピソード【SOPPO】〜【見るものか】の中から、選りすぐりのセリフ8選を紹介させていただきます。

ぼくが『めぞん一刻(文庫本)』の3巻で振り回されたセリフ8選 ※ネタバレ含

めぞん一刻 (3) (小学館文庫)

めぞん一刻 (3) (小学館文庫)

  • 著者高橋 留美子
  • 価格¥ 648(2015/12/01 03:33時点)
  • 出版日1997/01
  • 商品ランキング208,044位
  • 文庫334ページ
  • ISBN-104091921736
  • ISBN-139784091921734
  • 出版社小学館

この巻でも、年末年始のイベントづくし(2巻から1年経過しています)。エピソードを重ねるごとに、管理人さんの感情は激しく揺れ動きます。そして、それを見守る読者の感情は、きっとその倍、揺れ動くはず。そんな揺れまくりのセリフ8選です。

「いいんです、あたし、もう男の方とおつきあいしたくないんです。」

(エピソード「SOPPO」より)

五代と三鷹に対し、そっけない態度を続ける管理人さん。住民の一ノ瀬さんは「そんな態度を取ってると嫌われちゃうよ」とアドバイスしますが、それに対抗するかのような頑ななひと言。

おお! まじか! それいいね!! 永遠にヒロインのままでいてくれるという安心感ね!!! おつきあいなんてしなくてぜんぜんいいんです!!! 

「いいのよ きらわれたって。あたしは一生ひとりでとおすんだから。」(心の声)

(エピソード「SOPPO」より)

2人にそっけない態度を取り続ける管理人さん。ついには自身の態度のせいで、五代と三鷹が愛想をつかしたのでは、と疑心暗鬼になりはじめます。

いいですね! その方向でどんどんお願いします!! 一生ひとりでいいんすよ!!! ……と思ったのもつかの間、5コマ後には三鷹からのデートの誘いにうれしそうに快諾するという暴挙!!! 

いやちょっと待ってよ! それはない! それはないわ!! 1話の中でどんだけあげて突き落とすんだよ!!

「ここはおねえさんにまかせなさい。」

(エピソード「ショッキング・ジョッキ」より)

五代の働くビアホールに一刻館の住人たちが押しかけ、タダ酒をたかろうと飲みまくります。そんな中、自分だけは理性を持ってストッパーになろうと、五代を呼びだし、注意を促す管理人さん。しかし、そんな彼女もだんだん酔いが回りはじめ、ぜんぶ自分が払うと言い出してのひと言。

この “自分はしっかりしてると思い込んでる感じ” がたまらないですねー!!

そして、わかりますね! うん! 「おねえさん」という神ワードですね!! 自分で言っちゃうんすよ? こんなん、たまらない以外の何物でもないっすわ。

そういえば、むかし実際言われたことあるな……「ここはおねえさんにまかせなさい」って。こんなん、もう一生ないんだろうな。大人になるって、こういうことなのかな……。(失望感)

「そう、なんにもなかったの……」

(エピソード「祭りの暗い片すみで」より)

お祭り会場の暗闇で、五代とこずえさんが一緒にいるところを目撃した管理人さん。「何かあったんじゃないのか」と気が気でない様子でしたが、何もなかったと四谷から聞かされ、家に帰って上機嫌でつぶやきます。

浴衣姿で、上機嫌で、金魚に話しかけてしまう管理人さん。このコマはですね! 前後の2コマとあわせると、流れも、構図も、表情もとても美しいんですよ!!

惜しむべきは、この前に三鷹にキスされそうになるシーンが入っているところですよ! ぬぅ!! それさえなければ心穏やかに浸っていられたのに!!!

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お疲れさまです。ディレクターの阿羅漢です。 東京、新潟、長野に縁があるす。 小学校の頃は阿羅加という名でした。 【役職紹介 / Web受託制作チーム】 前職は、紙媒体や体験コンテンツなどのクリエイティブに関わっておりました。WEB業界に入った理由は、より多くの人に触れてもらえる媒体で何ができるか試したいので。 とはいえ、大切にしたいのは、お客様にとって、また、お客様に関わるユーザーにとって、 良いコミュニケーションを産むクリエイティブを考える。 そのために、日々、精進してまいります。 【普段やっていること】 表現をつくっていく上で、企画から携わり、「このサイトは、誰に何を伝えたいのか?」をお客様と一緒に設計していきます。 また、制作ディレクションも行っています。 企画、設計を基に「どんな表現が最大限の効果を持たすことができるのだろう?」ということを考えながら、制作の工程を進めていきます。 ときに、お客さまのご意見とぶつかることもありますが、どうしてぶつかるのかを考え、話し合いながら、つくり上げていくことができることが、制作者としての楽しみだと思います。 まだまだ至らないところばかりですが、楽しい毎日です。

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