Webプロモーションを開始するように両親を説得してみた
さて、私がどんなに「Webプロモーションをやるべき!」と思っていたとしても、お店をやっている両親を説得しなければ意味はありません。そこで以下のように「SNSの現状」を伝えることで恐怖心を取り除き、「SNSの活用方法」を説明することで将来への展望を伝えることにしました。
私なりに両親へ伝えた「SNSの現状」
当初、匿名でわちゃわちゃしているイメージのあったSNSですが、最近では企業アカウントも大量に存在します。単なる遊び場から情報収集の場に変化してきました。
特にFacebookは実名登録制であり、日本に入ってきたときには抵抗のある人も多かったのですが、今では普通に使われています。高校のOB会などでは、60代・70代の方も使いこなしているほどです。
そのため、両親が心配していた「Web上ではお詫びをすることができない!」という件に関しては、以前よりは解決しやすくなってきました。Webと言えども、対面していないだけで客商売という点では同じ。双方向のコミュニケーションが取れるようになってきたからです。
余談ではありますが、実名で悪いことを書こうとする人は、匿名よりも少ないでしょう。自分の評判にも直接繋がってきますから……。見られ方を気にする日本人なら、なおさらなのかもしれません。
「大丈夫、ネットはもうそんなに怖くない! 怒られたら、ちゃんとお詫びもできる!」と、両親を説得しました。
私なりに両親へ伝えた「SNSの活用方法」
これが、とても大変でした……。ひとまず代表的なものだけを活用しようと思っていたのですが、それぞれがどのように違うのかが感覚的にはつかみづらいのです。
そこで、以下のように役割を分けて考えることにしました。あくまで、私たちなりの分け方になるかと思いますので、ご参考程度に。
- Facebook:お客様の顕在化、リピートに繋がる情報提供、商品の案内など、ブログの拡散
- Twitter:ユーカリプティースについてのライトな情報発信、ケーキ屋さんの舞台裏、ブログの拡散
- ブログ:店頭では伝えきれないお店や商品への思い、詳細情報の紹介、各種SNSの取りまとめ
そして、これらを行うことで、それぞれに以下のような効果が見込めると両親に伝えました。
- Facebook:新商品・季節商品の情報をお客様にリアルタイムで知ってもらうことができ、来店機会を逃さない
- Twitter:中の人の存在をアピールすることで、お店に対する親近感をもってもらえる
- ブログ:店頭では伝えきれない商品の魅力、お店としての熱い思いを知ってもらえる
実際にやってみないとどうなるかは分かりませんが、両親・スタッフ、そして私の愛する「菓樹工房ユーカリプティース」をもっと好きになってもらえたら……! そんな気持ちを両親に伝え、結果としてWebプロモーションをやってみることになったのです。
ちなみに、両親に上記の内容をプレゼンした資料がこちら。恥ずかしながら、Web制作会社に勤めていながら表現技術にとんと疎い私なりに一生懸命作ったものです。
次回予告:実際にSNSに登録してみよう!
ひとまず、「じゃあ、やってみようか」というところまでたどり着くことができました。ただ、実際にやろうとしてみて気づいたことは、正直、私のような「二代目」がいないとなかなか難しいだろうな、ということです。
なぜなら、Webプロモーションを外部へ委託するような費用の余裕もないため、まさかの私自身が無給でやっている状況だからです……。それくらいに、Webを使ったプロモーションを実施することは、お店にとってハードルが高いものなのかもしれません。
それでもやるのは、単純にもっとたくさんの人に知ってほしいし、食べてみてほしいから。私たちのWebプロモーション奮闘記は、次回に続きます!!