【移住者インタビューvol.1】リンゴ農家に転身した旅人を訪ねてみた。

【移住者インタビューvol.1】リンゴ農家に転身した旅人を訪ねてみた。

のっち

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こんにちは。長野チームライターの、のっちです。

近年、福岡への移住者を増やす取り組み「福岡移住計画」や、個性的なプロモーションで話題をさらった大分県の「シンフロ」プロジェクトなど、UターンやIターン、田舎への移住が盛り上がりを見せていますね!

今回はIターンで長野県へ移住し、旅人からリンゴ農家に転身した浦辺さんを訪ねてみました。

icon 人物紹介:浦辺政史

5年間、日本中を飛びまわっていた旅人。「作物を食べてくれたすべての人に笑顔を」をモットーに千葉県から長野県へIターンしてリンゴ農園を経営している。リンゴ農園は今年で3年目。

▼ 田舎の魅力

まずはリンゴ農園を案内していただきました

「リンゴ狩りしたことない!」と言っていたわたしたちを案内してくれました。

到着してすぐに目に飛び込んできたのは、

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リンゴ・リンゴ・リンゴ!! これぞリンゴの森。

 

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数えきれないほどのリンゴの木です。

 

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あまりのメルヘンさに思わずうっとり。

 

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付け根を抑えて反対側にそっと倒すだけで、

 

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カンタンに採れました! ツヤツヤです。

 

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浦辺さんのお言葉に甘えてたくさんいただいてしまいました。

 

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採れたてを丸かじりしてみると、噛んだ瞬間に「じゅわ〜っ」とたっぷりの蜜が! 柔らかくて、皮まで食べられて、しかも甘い!

浦辺さんの愛情をたくさん受けて育ったリンゴ農園。本当に素敵な場所でした。

お話を伺ってみました

移住のキッカケや、浦辺さんが暮らす飯綱町の魅力について、お話を伺いました。

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── リンゴ農家をはじめようと思ったキッカケって何だったんですか?

僕は旅行が好きだったので、しばらくバイクで日本中を旅していたんです。気になった場所にフラーっと行って、旅の資金が尽きたら適当にバイトを探してお金を貯めて、また旅にでる。そんな生活を繰り返していたら5年くらい経っていて(笑)。沖縄にたどり着いてサトウキビを刈るバイトをしていたときに「あ、なんか農業っていいな」と思ったのがキッカケです。

 
── 5年ってすごい! どんなところが「あ、いいな」のポイントだったんですか?

サトウキビ刈りって、すごく重労働なんです。毎日泥まみれ・汗まみれになるし、雨の日でも刈り続けなければいけなくて。苦しいんですけど、その過程には「自分の食べるものを自分で調達する」というすごくシンプルなことしかなくて。

月並みな台詞になってしまうんですが、自然と一緒に生きてる感じがしました。

陽がのぼったら畑に出て、ひたすらキビを刈る。で、陽が傾いてきたら手を止める。その繰り返し。人間としての営みの根幹がそこにあるという感覚に「こういう仕事、気持ちいいな」とシンプルに思って、もっとやりたいなって。それで、「この旅を終えたら農家をやろう!」と決めました。

農家をはじめよう!と決めた浦辺さん。職場の見つけ方は?

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── どうやって就職先を見つけたんですか?
「農家をやるなら桃をつくりたい」と決めていたので、色々なイベントに参加し、桃農家ができる場所を探しました。今の農家を見つけたのは、「新農業人フェア」という農家の人と農家で働きたい人を繋ぐイベントですね。

ベテランの農家で研修をしてから独立というステップを踏める、「新規就農里親制度」という制度を使い、2年間農家に弟子入りして修行しました。

 
── 桃! 最初はリンゴではなかったんですか?

はい。というかリンゴを育てつつ、桃も育てつつ、といったことをいまはしています。

昔から根っからのフルーツ男子で、男一人暮らしでも桃をよく食べていたんです。なので果物はいつでもそばにある身近な存在でした。そんなこともあって「農業やるなら、大好きな桃(果物)だな」と決めていたんです。

ただ、桃は収穫時期が短く、育てるのもむずかしい果物なので。これだけでやっていくとなるとどうしても生活がむずかしいので、リンゴづくりを並行してはじめました。

 
── ぶっちゃけ、収入面ってどれくらいなんでしょうか?

はっきりとは言えませんが、農家に転身する前と比べると、だいたい半分程度になりましたね。ただ、近所の方が野菜をくれたりと、都会では考えられないようなあたたかい地域の繋がりに支えられています。

なので、あまり困ったことはないですね。むしろ収入が倍あったあの頃よりも、人生への満足度ははるかに今のほうが高いです。

ずばり!飯綱町の魅力は?

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── 最後に、浦辺さんから見た飯綱町の魅力ってどんなところでしょうか?

圧倒的な土地の豊さ、そして景色の美しさですね。

飯綱町はリンゴ農家が盛んな町なので、道の両側から鈴なりになったリンゴがあふれる景色や、四季に合わせて色々な花が咲き誇る様子がとても魅力的です。

今年で僕もやっと3年目になり、だいぶノウハウがたまってきました。もちろん目の前のことにきちんと目を向けつつも、どうしたらもっともっと多くのひとに飯綱町のリンゴの魅力をつたえられるのか、考えていきたいと思います。

やっぱり「美味しい!」と笑ってくれる顔を、僕もたくさん見たいので。

まとめ

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いかがでしたか。
いつか農家をやってみたい・・・そんな方の参考になれば幸いです♩

浦辺さんのリンゴは以下のサイトからも購入できるので、ぜひぜひ愛情たっぷりのあまーいリンゴを、味わってみてください♩

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http://www.farm-grand-gift.com/

それではまた♩

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