みなさんこんにちは、人事部長のそめひこです。
悲しいかな、昨日電気が止まりました。くるぞ、そろそろ止まるぞ……と電気が止まるのを待ち望んでいた気持ちがなかったかと言えば嘘になります。
ところで、LIGは17卒の新卒採用を実施します!
LIGで17卒の新卒採用を実施します
とは言っても、一緒に働きたい人かどうかには新卒も中途も関係ないんです。
今回あえて「新卒採用をおこなう」という言葉を用いたのは、中途採用と同じく学生からのエントリーも待っています!ということを、LIGの意思として学生のみなさんにお伝えできたらと思ったからです。
体制などは現段階ではまだ決めかねているところもありますが、軸としてはインターンからジョインしてもらうことを第一に考えています。体験入社またはインターンなどを通して一緒に働くことで、お互いにマッチングをしっかりと見極めていける機会を増やしたいと思っているからです。
そこで「インターン採用」について、きちんとした知見をお借りするために、長期インターン募集情報が日本No.1の「キャリアバイト」さんに相談してみました!
優秀な学生に早期にアプローチできる「インターン採用」
そもそもインターン採用とは
インターンを簡単に説明すると、「企業の中で学生が働く」ということ。つまり、インターン採用とは、企業の中で働く学生を採用するということです。
近年、多くの大手企業が「1DAYインターンシップ」などの短期インターンを開催しておりますが、これらは正しくは「ワークショップ」と呼ばれるものなんです。
インターンとは、基本的には学生が長期間企業の中で働き、実際の社員と同じような仕事にあたることを意味します。社員と同じような仕事を学生に任せることは、なんだかリスキーに思えますよね。そんなインターン採用におけるメリットとデメリットを、それぞれご紹介していきます。
インターン生を採用するメリット
インターン生を採用するメリットは下記の3つ。
- 成長意欲の強い学生を採用できる
- ポテンシャル重視で幅広く採用できる
- 企業側と学生側の両方がお互いに試し合える
それぞれ順番に見ていきましょう。
成長意欲の強い学生を採用できる
インターンに応募する学生は、就活の時期の前から社会に関心を持ち、実務を経験することで成長したいと考えている人が多いんです。はじめは未経験でも、インターン中に高いパフォーマンスを発揮してくれることもあります。また、すでに持っているスキルを活かした仕事をしたいと考えている学生も多いそう。
例えば、営業インターンで月に200万円以上売り上げる学生や、未経験からプログラミングを学んでWebサイトやスマホアプリをリリースするエンジニア学生もいます。また、もともとTOEIC900点以上を持っているような学生であれば、居酒屋などでバイトするよりもインターンでそのスキルを活かして働きたいと考えている学生もいます。
ポテンシャル重視で幅広く採用できる
当然ですが、中途採用などと比較したときにインターン生の採用のハードルは下げることができます。理由は、これからの伸びしろが大きいため、いろいろな場面で活躍してくれる可能性があるからです。正社員の採用と比較したときに人件費も抑えることができるので、ポテンシャルを重視した採用が可能です。
中途採用の場合、デザイナーであれば高いデザインスキルが必須になりますが、インターン生であればスキル以上に学ぶ姿勢が重要です。(もちろんそういったスキルの基準を設けることもできますが)
つまり、伸びしろを見込めるようなさまざまな学生を幅広く採用することができるのだそう。
未経験でも多くのことに関心を持って吸収してくれる可能性があるからこそ、企業としても幅広い採用に繋げられるんですね。
企業側と学生側の両方がお互いに試し合える
企業側と学生側の双方が「マッチングしている」と感じていれば、そのまま新卒採用に繋がることもあります。
新卒採用にあたって多くのコストをかけて何度も面接を繰り返すよりも、長期にわたって実際にマッチングを見極め、その上で採用をおこなうことができるので、こんなにいい採用はありません。
先ほど述べた短期インターンでは、採用という面で「量」にはコミットできますが「質」にはなかなかコミットできず、新卒採用にも繋がりにくくなっています。「質のいい採用」をおこなうためには、やはりお互いがマッチングするかどうかをじっくり判断できるという環境が大事になってくるのです。
インターン生を採用するデメリット
反対に、「インターン生」を採用するデメリットは下記の2つ。
- 毎日は来ることができない(日数にコミットしづらい)
- 社内の見られたくないところも見られる可能性がある
それぞれについて見ていきましょう。
毎日は来ることができない(日数にコミットしづらい)
当然ですが、学生なので授業があり、毎日フルでコミットすることができません。まれに休学している学生でフルコミットできたり、3〜4年生で大体の授業を履修し終えていて比較的勤務できたりしますが、1〜2年生は授業が多く、週2日程度の出勤となります。
また、新卒採用のマッチングを図る意味もあるので、学生にとっても「続ける・辞める」の判断ができ、戦力となる前に辞めてしまう可能性もあります。
しかし、週2〜3日程度勤務できる学生であれば、戦力化や定着について十分なコミュニケーションをとることができます。もし辞める学生がいたとしても、正式な入社前にミスマッチを防ぐことができていると考えることができます。
社内の見られたくないところも見られる可能性がある
社内で働くわけですから、当然、会社の良くない部分も見られることになるでしょう。
ただ、良いところと悪いところの両方を見てもらった上で会社を判断してもらうことが、本当のいいマッチングに繋がると考えています。そのため、採用面接などでも「ありのまま」を見せているので、あまりデメリットとは感じていません。
入社後のことを考えると、社内のきれいなところだけを見せることなんてできないのではないかと思っています。
インターン採用のプロセスとポイント
では、インターン採用のプロセスやポイントとしては、どういったものがあるのでしょうか?
まず、インターンの募集から採用までのプロセスは以下の通りです。
- 集客:インターンの募集内容を決める
- 面接:目的をすり合わせる
- 受け入れ:学生の志向性や適正を活かす
- 育成:仕事のステップとコミュニケーション
- 新卒採用:内定を出すタイミング
それぞれのステップごとに見ていきましょう。
1. 集客:インターンの募集内容を決める
まずは、どんなインターン生を募集するのかを決めることから始めます。
この際に大事なのが、下記の要件定義。
- 採用したい学生のターゲティング
- はじめに任せる仕事内容
- 勤務日数やスキルなどの募集条件
この3点を踏まえて、どんな文言で集客をすれば企業にとって必要な学生が集まるのかをじっくり考えなければなりません。
例えば、語学に強い学生を募集したい場合であれば「TOEIC900点以上!」などといった文言をつけることで、学生に自分のスキルを活かせると思ってもらうことができますよね。ほしい人材に刺さるような文言を考えて、募集を開始しましょう。
自社でメディアを持っていればそちらで告知してもいいですし、今回サポートいただいた「キャリアバイト」さんのようなインターン導入のサポートをしているプロに相談するのもいいと思います。
2. 面接:目的をすり合わせる
面接で大事なことは学生が企業でやりたいことと企業が学生に求めている成果、つまり、お互いに期待していることを確認して、すり合わせることです。具体的な質問例としては「どういう経験ができたら、インターンをやって良かったと思える?」といったことが挙げられます。
お互いがお互いに求めていることを確認し、お互いがそこにコミットできそうであれば採用といったかたちに繋げることができそうですね。
加えて、何を目的としてインターン採用をおこなうかをあらかじめ設定しておく必要があります。
意識の高い学生であれば、さまざまな業界で働いてみたいと考えている人も少なくないので、インターンしたい=入社したいというわけではありません。新卒採用を目的としたインターン採用であれば、そういった学生は採用しないなどを決めておく必要があります。
また、最終的なゴールを新卒採用と設定しても、まずはインターンをしてもらうことで企業を好きになってもらえることが多々あるのだそう。それであれば採用の企業と学生のお互いがマッチングをみることができる上に、企業を好きになってもらって新卒採用として入社してもらえるので、定着率にも問題なさそうですね。
3. 受け入れ:学生の志向性や適性を活かす
インターン生の受け入れにあたって、学生の志向性や適性を見て任せる仕事内容を決めていけることも、インターン採用の良いところ。
LIGであれば、営業やディレクター、デザイナー、エンジニア、ライターなどさまざまな職種がありますが、インターン生一人一人の向き不向きを考えて配置してあげることができますし、インターン生が関心を持った分野で伸ばしてあげることもできます。
それだけでなく、さまざまな職種を経験することで企業の中で部署を横断できたり、広い視点から物事を考えられるようになったりするインターン生もいるそう。
だからこそ、指導担当者もその幅をしっかり見てあげることができなければ、インターン生という特質を活かしてあげることができません。インターン生に仕事を任せる際は、そのインターン生のことをよく知ることで人柄のタイプやスキル面での強みなどを見る必要がありそうです。
4. 育成:仕事のステップとコミュニケーション
インターン生の育成で大事なことは、アルバイトのように扱わないことです。社員と同等にとらえるべきですので、もちろんキャリアステップを明示してあげる必要もあります。
オリエンテーションなどで短期間の目標を設定しつつ、クリアしたらキャリアステップできるという長期間の目標も設定することで、学生のモチベーションはぐんと上がります。
- 例
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- 短期間の目標:テレアポ10件/月 など
- 長期間の目標:テレアポ→営業同行→ロープレ→営業 など
また、コミュニケーション面でも社員と学生とを分け隔てることはせず、飲み会や会食などについてもインターン生を含めて設定します。学生は、学生として経験できないようなことに価値を見出すので、企業として多くの価値を学生に提供してあげましょう。
LIGでは、社員だけでなくインターン生にも全社的なイベントに参加してもらっていますし、1Q(3ヶ月)ごとに人事面談をおこない短期〜長期的な目標をチームリーダーと決めていきます。そうすることで、インターン生のモチベーションを維持し続けることができますし、飛躍的な成長が見込めます。
5. 新卒採用:内定を出すタイミング
内定を出すタイミングは、「はじめの面接で設定した成果を達成したとき」「就活がはじまる前」「就活過渡期のあと」などたくさんありますが、企業として欲しい人材だ!と思ったときには言ったほうがいいでしょう。
多くの場合は、責任のある仕事を任せ、学生が仕事を達成し、その仕事に面白さを感じた段階で出すことが多いそうです。
待っているだけでは、必ずしも学生から入社したい!と言ってくるわけではないので、経営者・採用担当者・指導担当者が連携して、内定を出すタイミングを決めていく必要があります。
「キャリアバイト」を使ってインターン採用をはじめます
ということで、17新卒採用を開始するにあたって、今回サポートいただいた「キャリアバイト」さんを利用してインターン採用をおこないます!
インターン採用で実績No.1の「キャリアバイト」
日本No.1の長期インターン求人メディアである「キャリアバイト」さん。月間ユーザ数が10万人以上で、全国の学生から利用されています。また、学生に対して「アルバイトの時間をキャリアにつながる成長機会にしていこう」と訴求しており、そこに共感した学生が集まっているので、仕事や社会への意識が高いことが考えられます。
加えて、企業のインターン制度の導入にあたって学生の育成から新卒採用までのフローを、コンサルティングとしてサポートしてくれるんです。
ということで、LIGでライターのインターンを募集します
http://careerbaito.com/job/965
今回サポートしていただいた「キャリアバイト」さんを活用して、LIGでライターのインターンを募集します!
LIGという社名は「Life is Good」の頭文字。このテーマを達成するために、より幅広く、より多くのコンテンツを生み出し、新しいことにチャレンジしたい学生の方は、ぜひご応募くださいませ。
まとめ
企業のスケールアップを考える上で、人材はとても重要ですよね。
すでにスキルや実績などを持っている社員をとても重宝する反面、企業に新しい流れを作ってくれるような人材が必要になってくることもあると思います。
企業としての成長やハッピーなマッチングを実現させたいと考えている人事や採用担当者の方は、インターン採用の導入を考えてみてはいかがでしょうか。